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  1. 「あなたの長所と短所は?」という質問への答え方

「あなたの長所と短所は?」という質問への答え方

あなたの長所・短所はなんですか?

就職活動の面接で長所と短所を聞かれたら、なんと答えますか?

自分で自分の長所をこれだと言うのも気まずいものですし、挙げた短所のせいで落とされないかも不安です。

短所をなるべくポジティブに表現しようとしたりもしてみますが、こちらだって企業案内のポジティブな表現から裏を読もうとしているくらいなのだから、あっさり見透かされていそうな気もします。

さて、どう答えるべきでしょう。今回は、就活で失敗しないための長所・短所の考え方を紹介します。

採用側が知りたいこと

長所と短所を聞いてきたからといって、何も採用側が本当に長所と短所が何かを知りがっているというわけではありません。本当に知りたいことはその人がどういう人か、そしてどういう風に働ける人かです。

だからといって直接「あなたはどういう人?」と聞かれても答え方がありすぎます。

答える方があまり困らないように、そして聞く側にとっても収拾がつかなくなったりしないように、ある程度具体的な質問で絞ってくれているのですね。

形容詞で人物は描けません

少し自分を説明することから離れて、あなたの親友または恋人、家族などよく知っている人を思い浮かべてください。

その人の長所と短所をいくつか挙げてみましょう。長所と短所でなくても、「その人は○○な人である」という特徴を並べてみましょう。

挙げられたでしょうか。次に、それを読んでみてください。

リストを読んでみて、本来思い浮かべていた人物がありありと想像できるでしょうか。

多くの場合、そうはならないはずです。その人に違いはないはずなのだけど、どこかで見たような設定の、ありがちな人物しか見えてこないのではありませんか?

人の性格や人物像、能力は、あまりにも多様です。たかだか有限個しかない形容詞では、人を描くには圧倒的に不足しているのです。

人を描くのはエピソード

言葉で直接誰かを表現するのは難しそうでいて、こういう経験もまたよくあります。友人から知り合いのことをよく聞かされていて、実際その人に会ってみると本当に聞いていたとおりの人だっというような経験。

なぜ、言葉だけでその人を知ることができてしまったのでしょうか。

それは、友人がその知り合いのことを伝えてくれるとき「あいつがこんなことを言ってね」とか「そしたらあいつがね」と、その人がどういうシチュエーションでどんな言動をとったか、教えてくれていたからです。

言葉は有限でもシチュエーションや言動のバリエーションは無限大。エピソードこそ無限に多様な人物を描いてくれるのです。

ここで先に結論の一部を先取りしましょう。長所や短所を「私は○○だ」だけで述べようとすると、ありがちなできすぎ君かダメ人間しか浮かび上がってきません。代わりに、

  • ○○なときは必ず○○をしている
  • ○○して感謝されたことが今でも誇りだ
  • ○○してしまったことを今も後悔している
  • どうしても○○できない

などと自分史のエピソードを並べてみれば、そこに確かに自分が描かれているはずです。

自己総括をする

自分のエピソードから、自分を特徴付けやすいものを選び出して並べること、これだけでかなり的確に自分という人物を表現することができます。

しかし忘れてはならないのが、これは読んでもらう、または聞いてもらうためのものであるということ。

相手は何十人、もしくは何百人、何千人のプロフィールを読んで選考するのが仕事です。

脈絡もなく並べられたエピソードを読んで印象に残るか、イマジネーションを膨らませられるか、そもそもそんなの読みたいか、どうでしょう。

読み手を意識したプロフィールでないと、印象にも残らないし、よく読んでもらえなければ描かれたはずの自分像も再現されないままに終わります。

ストーリーを構成する

何よりも必要なのは脈絡、ストーリーです。長所と短所に挙げた各エピソード、これらがまったく無関係ではいけません。「こういうところがあって、結果としてこうなったんだね」という流れを浮かび上がらせるのです。

これを実現する方法の第一段階はとにかく大量のエピソードを用意することです。これはブレインストーミングに近い方法です。

エピソードを用意しながら、互いに関連しあっていると思われるものは線で結んだり近くに置くなどして、どう関連しているのかも記録していきましょう。

そのうち、線の集まっているところ、線が何個も連結してヘビになっているところが出てくるはずです。

ここが、自分のメインストリームです。つながりに従って読み下しましょう。これが自分のストーリーです。

結果として、長所・短所のほか「打ち込んだこと」「挫折経験」「達成経験」も出てきたかもしれません。履歴書全体を貫く背骨ができたのです。

題名を付けること

書くべきことは用意できました。それらはすべて一本のストーリーで貫かれています。

それでも履歴書なら書く前に、面接なら話し始める前に大事なことがあります。それを読んでもらわないといけない聞いてもらわないといけないということです。

最後の方まで読んでやっとストーリーの存在に気付く、という構成では、流し読みされてしまったときに果たして面白さに気付いてもらえるでしょうか。

まず関心も持ってもらい、「読みたい」「もっと聞きたい」と思ってもらわなければなりません。

自分のストーリーを、今度こそ一言で表現しましょう。

  • ウサギとカメでいえば、カメです
  • 運転は難しいけどものすごいエンジンを積んだスーパーカーです
  • 頭より手と足で考える人間です

「自己分析」より大事なこと、それが「自己総括」です。まずこうだと言っておいて関心を引きつけ一気に読ませるためには、自分に題名を付けることが必要なのです。

想像がつきませんか、ひととおりの審査が終わっていざ選考するとき、選考担当の人達が「例の『カメ』の人はどうする?」「確かに『カメ』系は2~3人混ぜておきたいよな」みたいな話し合いをするところが。

おわりに

「自分っていったいどんな人間だっけ?」と自分を掘り下げ始めると、大抵の人は穴にはまるはずです。穴とは、「私には自分というものがなかった…」「私は何者でもないんだ」という絶望的な結論のことです。

自己分析をいくらしても、典型的などこにでも転がっていそうな自分しか出てきません。エピソードからストーリーを導き出し自己総括すること、それが生きている自分の長所と短所になるのです。

(Photo by One of Lukes boys in trouble / Luke & Courtney Barrett)

本記事は、2014年02月27日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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