はじめに

家計簿を奥さんにまかせきりにするのではなく、夫婦で一緒に記録するのもオススメです。
この場合、「経営者感覚」で、家計簿をつけてみると、毎日の買い物や支払いが、「会計感覚」で楽しめます。
パソコンのソフトを利用することで、夫婦で共同管理ができるのもオススメのポイントです。
もちろん、一人暮らしのひとにもオススメです。学生さんにも応用できます。お小遣い帳感覚で記録できて、経営者気分も味わえます。
生活費が、「もしも全部、経費だったら」というゲーム感覚で家計簿をつけると、意外と継続が楽しめますよ。
ポイント1 家計での支出を「経費」として考えてみる
家計の支出を、会社における経費として考えて見ませんか。会社では「経費削減」などという言葉を、よく聞きますよね。
実際に、経費のムダを減らすことは、健全な経営に結びつくものです。
家庭でも同じことが言えます。ムダを減らすことは大切です。でも、ついつい油断や甘えが蔓延してしまっていて、自分たちでは客観的になりにくいものです。
そんなときこそ、家庭での家計のやりくりを、会社経営のやりくりに置き換えることで、自然と「第三者」の視点を持つことができます。
だからこの家計簿のつけ方は、サラリーマン家庭でも、一人暮らしの学生でも応用ができるのです。
ポイント2 (感情抜きに)記録することが大切
一番大切なことは、「すべての支出を記録する」ことです。
「支出の記録」があってこその家計簿です。感情を抜きにして、ただひたすら「記録すること」に徹するのが長続きのコツです。
ただし、多少の書き漏れは仕方ありません。あくまでも『家計簿』です。
「無駄遣いしちゃったなあ」とか「余計なもの買っちゃったなあ」という感情は、一切持ち込まないことが大切です。
批判はしない
支出の記録を見て、「使いすぎ」とか「いらないもの買って」という批判は、しないほうが賢明です。
家計簿をつけるときは、あくまでも「記録すること」を最優先します。お金の使い方や買い物内容についての批評は、別のこととして割り切ってしまいましょう。
まずは「支出」の記録を継続させていくことが肝心です。家族同士お互いへの批判は、「家計簿」ではしません。もちろん自己批判もしないに限ります。
反省するなら家族会議を開く
家計簿をつけていれば、「無駄遣い」が見えてくるものです。
そんなとき、反省は「家族会議」を開いて行いましょう。
会社でたとえるなら「総会」「企画会議」「経営会議」と言ったニュアンスです。だから年に1回でも充分です。そのかわり『家計簿』という客観的なデータが必要になります。
ある程度の時間が経過していると『同じ商品が他の店のほうが安かった』と知ることがありますよね。便利だと思って購入したグッズが、何の役にも立たなかったりすることもあります。
反省には時間の経過も重要です。だからこそ、『いつ、どこで、何を買った』のかという「記録」が重要になります。
家計に「名前」をつけてみる
必ず「事業所」を設定します。この場合、自分たちでも間違えないように、『○○家計簿』や『○○生活費』と名前をつけましょう。
ポイント3 『簡易取引入力』を活用する
会計ソフトの『簡易取引入力ソフト』を活用しましょう。
ここでは「やよいの青色申告」を実際に使用してご紹介します。
STEP1 取引の種類を選択する

「現金取引」を選択します。
STEP2 取引タイプ、取引名を選択する

「取引タイプ」を選択します。「経費支払」を選択します。
「取引名」を選択します。たとえば「電気代」を選択してみましょう。
「摘要」のところに、支払い相手先である「東京電力」と書き込みます。
STEP3 取引日付を入力

「取引日付」を入力します。カレンダーの日付をクリックすれば指定できます。
この日付は、実際にお金を「支払った日」にします。買い物なら「レシートの日付」です。銀行引き落としなら「引き落とし日」で構いません。
パソコンソフトなら日付の変更が後でも可能です。水道光熱費などの銀行引き落としだと『何月分だっけ?』などと、感覚に誤差が出てしまうことがあります。
電気代の明細表(請求書兼領収書など)を見て書き写すと、うっかりミスが生じやすいものです。
そんなときは銀行の通帳を見て、実際の「引き落とし日」と「引き落とし金額」を入力するように心掛けるとミスを防止できます。
STEP4 金額を入力する

金額を入力します。電卓を押すように入力できるので楽です。
STEP5 登録する

「登録」をクリックします。これで完了です。
登録したあとで「入力確認」をします。これで今、入力した取引内容と金額を確認することが可能です。入力確認では、きちんと「帳簿」のほうで見ることができますよ。
ポイント4 閲覧もラクラク

簡易取引入力で入力していても、きちんと帳簿に「記帳」できています。
さきほどのポイント3の簡易取引入力をしただけで、勝手に「記帳」が完了しているわけです、だからラクラクというわけ。
帳簿の確認は「帳簿・伝票」で可能です。「現金出納帳」だけでなく、項目別に統計をとれる「経費帳」も自分でカスタマイズして作れます。
1年間を振り返ることも、期間を区切ることも、思いのままです。
おわりに
家計簿として利用する「会計ソフト」には、「青色申告」の会計ソフトを利用するのがオススメです。家計簿として使用しているだけで、「記帳」を体得できてしまうからです。
会計知識は、会社でも役立ちます。家計簿をつけることが、そのまま社会人としてのスキルアップにも繋がるわけです。
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