はじめに
イラスト描きの不得意な人が、得意な人に「どうすれば絵がうまくなるか?」と質問すると、大抵は「いい絵を見て絵の描き方を知りたくさん描くことだ」と返されることがほとんどかと思います。
その通りなんですが、それで「なるほど、そうか、じゃあ絵をたくさん描こう!」となる人はあまりいないんではないでしょうか。
そんな方のために、絵を始めるきっかけや、継続していくコツのヒントを書きました(以下、イラスト=絵 といいます)。
初心者はアナログ(紙)で描いて練習すること
絵が不得意な人がいきなりペンタブレット片手にデジタルで絵を描くなんて、まずありえないと思いますが、なぜ紙で練習したほうがいいかを念のため書き記します。
初心者が絵を描く目的は、下記のように人それぞれです。
絵を描く目的
- 絵を他人に見せて自慢したい
- イラストレーターになりたい
- パソコンでかっこいい絵を書きたい
- WEB漫画コンクールに応募してみたい
そのほかにも様々な目的があると思います。
ただ、共通して言えることは、絵を紙に描くことがある程度上手くないと、デジタル機器をつかったとしても上手く描くことはできないということです。(多少ソフトの機能が補ってくれたとしても、自分が納得できて人に見せたいと思えるイラストを描くのは難しい)
逆に紙に上手く描けるようになれば、デジタルでもコツさえつかむことで、紙と同じように上手に絵を描くことができます。
本来、絵描きを上達することが目的なのに、タブレットやペイントソフトの使い方に四苦八苦しているようでは本末転倒です。
イラスト初心者が、絵描きを上達するのにデジタル機器を使う必要はありません。
紙は手間がかからない
紙の場合、下記のとおり、特に作業準備の手間がかかりません。
基本、絵を描くことは紙と鉛筆さえあればできます。
▼デジタルで絵を描くフロー
下絵を描く→パソコンの電源を入れペンタブレットを用意する→
ソフトを起動する→下絵をスキャニングして配置→絵を描く
▼アナログ(紙)で絵を描くフロー
紙と鉛筆を手にとる→絵を描く
絵を描くことを継続するポイント
簡単な絵から練習する
まずは簡単な絵から描きはじめよう。ドラえもんの登場人物とか。難しい絵から描こうとすると上手くいかず続きません。
同じ絵をうまく書けるようになるまで何回も描く
はじめからいろんな種類の絵を書こうとしない。
たとえば、最初は人間だけの絵を書いて、人間がうまく書けるようになったら、次は、乗り物に乗っている人間の絵を描くとか(後者のほうが圧倒的に難しい)。
同じ絵を何枚も紙に描くことで、はじめ下手だった絵でも上手くなっていることが見比べられる。
慣れてきたら好きな漫画家やイラストレーターの絵を模写する
自分はこういう絵が好きだというのがあると思います。それか、どんなタッチの絵を描きたいかを考えます。
著者の場合は、ドラクエなどで有名な鳥山明先生の描くイラストや絵のタッチが好きです。
好きな絵を真似して描くのは楽しいので、継続して絵を描くことができます。
自分の力を信じて継続することが大切
自分は絵が下手だと思わずに、上手くなると信じて続けていけば必ず上手くなります。絵は才能だから、センスだから、と諦めないで続けることが大切です。
絵は一日ではうまくなりません。それなりに時間がかかります。
絵を上達させたいなら、とにかくひたすら描き、描く癖をつけて継続することです。
基本は毎日やること。忙しい人なら週三日くらいのペースで。
ピアノと同じように手を動かすことが上達への道です。
良い道具を揃えて好きな絵を模写して、絵を描くことが本当に好きになれば上達が早いです。
(良いギターを買って好きなミュージシャンの音楽をコピーするのに似ています)
そして、一番大事なことは、楽しみながら絵を描くことです。
揃えておくと便利な道具
紙に描くのはシャーペンでもいいのですが、私は鉛筆をおすすめします。好みとなりますが、鉛筆の方が線の強弱などつけられる、勢いのあるタッチが好き、絵を描いているという感じがする、などの理由で、個人的には鉛筆を愛用しています。
作業する上で揃えておくと便利な物を、以下にいくつかご紹介します。
三菱鉛筆 ハイユニ アートセット(詳細)

10Hから10Bまでの硬度がセットになったデザイナー向け鉛筆セット。
折れにくい鉛筆芯で綺麗な黒が出せるのが特徴。
消しゴムで消しやすいことから、漫画家がよく使用するのはB~4B。
マルマン スケッチブック(画用紙)(詳細)

メモ帳からデッサンまで、クリエーターに愛されているスケッチブック。
木製の鉛筆補助軸(エクステンダー)(詳細)

短くなった鉛筆もこれがあれば最後まで使えて便利。
ステッドラー REG シャープペンシル0.5mm(詳細)

漫画家も愛用しているステッドラーのシャーペン。1本あると便利。
ステッドラー ピグメントライナー(詳細)

ステッドラーのドローイングペン。ミリペンともいい、様々なブランドがあります。鉛筆のつぎは、ペンで練習するといいと思います。
ペン入れに使ったりもできますが、消しゴムで消すと線が薄くなってしまうので注意が必要。均一な線を引くことができ、漫画では枠や背景を描くときに使用します。
トンボ モノ・5個パック JCA-561(詳細)

消しゴムといえばMONO。
卓上電動クリーナー(詳細)

机の上の消しゴムかすなどを吸い取ってくれるので便利。
三菱鉛筆 電動シャープナー(詳細)

先を整えてくれる鉛筆削り機は、均一な線を保持するのに重宝します。
KOKUYO KB用紙 A4 500枚 KB-19N(詳細)

鉛筆で手始めにたくさん練習したいときはコピー用紙が便利。
イラスト集(詳細)
鳥山明 THE WORLD SPECIAL

いい絵を描きたいなら、やはり優れたクリエーターの作品を手本にするのが一番です。自分の好きな絵を見つけてください。
名のあるクリエーターなら一冊は作品集を発表しているので
入り口はそこからで、徐々に自分の味を出していくのがいいと思います。
最後に
『絵をひたすら描こう、上手くなろう』と、自戒の意味も含んでまとめました。これ見てイラスト初心者が絵を描くきっかけになったら幸いです。
絵を描くことを熱心に続けていけば、いつか必ず上手くなると思います。
何年かかるか何日かかるかはその人次第です。
いい絵が書けるようになってくると、絵がもっと好きになるんだろうと思います。
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