はじめに
2000年代中盤から、麺とスープを別々に盛り、ざるそばのように麺をスープにつけて食べる「つけ麺」がブームとなり、今ではすっかりラーメン屋の定番メニューとなっています。
なかには、「ラーメンはあまり食べないけど、つけ麺は大好き!」という人がいるほど、つけ麺は高い人気を誇ります。
そんなつけ麺の発祥のお店とされている「東池袋大勝軒」の基礎知識についてまとめてみました。
東池袋大勝軒とは?
東池袋大勝軒…といっても、現店舗は、東池袋ではなく、南池袋にあります。東池袋で再開発があり、また、店主の山岸一雄氏の健康上の問題もあって、東池袋大勝軒は、2007年に一度閉店しているのです。
閉店の日には、大勢のファンが訪れ、ちょっとしたニュースにもなりました。当時の様子は、こちらのページに詳しく書かれています。
東池袋大勝軒が閉店した翌2008年、山岸一雄氏のお弟子さんであり、南池袋大勝軒の店主であった飯野敏彦氏が、山岸氏からのれんを譲り受けて、旧店舗から約100メートルのところに東池袋大勝軒を再オープンさせて現在に至ります。
なお、山岸氏は多くのお弟子さんを持つとともに、惜しげもなくレシピを公開してきたため、東池袋大勝軒の系列店、及びインスパイア店は全国に多数存在します。
東池袋大勝軒の魅力

上の画像は、東池袋大勝軒の定番メニュー「特製もりそば」(700円)です。東池袋大勝軒では、つけ麺のことを「もりそば」といいます。
特製もりそばは、冷たい麺を熱いスープにつけて食べます。温かい麺のほうがいいよ…という人は、「あつもり」(700円)をどうぞ。
麺は、並盛でも340gあり、他店の大盛り相当なので、食が細い人は、店員さんに食券を渡す際に「麺少なめで」とお願いするほうがいいかもしれません。
ただ、東池袋大勝軒の麺は、普段は「340gなんて絶対ムリ!」という人でも、意外とペロリといってしまうのが不思議。表面はツルツル、中はもっちもちで、まるで上質のパスタのような麺です。
これを濃いめのスープにつけて食べる幸せ…。スープは、げんこつ・豚足・鳥をベースにひき肉や魚の風味を加えたもので、甘酢がアクセントになっています。
つけ麺といえば、麺をすべて食べ終わったあとに、「割りスープ」で濃いスープを薄めて飲み干すのもお楽しみの一つ。日本そばの「そば湯」のようなものですね。
東池袋大勝軒でも、ポットで割りスープを提供してもらえます。ただし、割りスープではなく、麺をいれた丼の底にたまった茹で汁でスープを割るのがツウの食べ方です。
○○大勝軒?
「うちの近所にも大勝軒というお店があるけれど、東池袋大勝軒とは無関係なの?」
そんな疑問をお持ちのかたが多いかもしれません。実は、大勝軒といっても、大きく分けると「東池袋系」「中野・代々木上原系」「永福町系」と3種類あるのです。
中野・代々木上原大勝軒

中野・代々木上原大勝軒は、どちらも坂口正安氏が始めた「つけそば」(つけ麺)のお店です。
坂口氏は、山岸一雄氏の兄貴分(正式には、山岸氏が坂口氏のいとこの子にあたる)で、山岸氏をラーメン業界に誘った人物でもあります。つまり、中野・代々木と東池袋とは、兄弟店のような関係です。
中野・代々木上原は、スープに甘酢が用いられておらず、その分、東池袋よりも魚介の風味が強いです。また、チャーシューが短冊状という特徴があります。
永福町系

永福町にある大勝軒は、東池袋大勝軒とは全く無関係ですが、連日行列のできるラーメン専門店です。和風だしのあっさり醤油ラーメンを、まるで洗面器のような巨大な丼で味わいます。とにかく量が多いです。
東池おはこ大勝軒

巣鴨にある十八番は、東池袋大勝軒の元・店長である柴木氏のお店です。いかにも職人・料理人といった雰囲気の柴木氏のもりそばは、かつての東池袋大勝軒の味をよく再現しています。
住宅街のなかにあり、少しお店を見つけづらいのですが、知る人ぞ知る名店です。
おわりに
いかがでしょう。「東池袋大勝軒」の基礎知識についてご理解いただけたでしょうか。
つけ麺好きな人はもちろんのこと、つけ麺を食べたことがない人、もしくはつけ麺にあまり良い印象を持っていない人も、ぜひ一度、東池袋大勝軒のもりそばで、もちもちの幸せを体感してみてください。
(キャプチャ by こつこつ)
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