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  1. 働かないアリの必要性~262の法則をふまえた人事~

働かないアリの必要性~262の法則をふまえた人事~

2013年10月17日更新

働かないアリがいる?

働き者で知られているアリの中に、働かないアリがいることを皆さんはご存じだろうか。一つのアリの組織の中には、よく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、働かないアリが2割で構成されています。これはどのグループにも共通した現象であり、必ず働かないアリというものがいます。

働くアリだけを集めて新たな組織を作ってみる

よく働くアリだけを集めて新たな組織を作ったとします。その組織の中では、前の組織ではよく働いていたはずのアリが、急に働かなくなってしまうという現象がみられます。そして徐々に、よく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、働かないアリが2割の構成になってしまいます。これが、『262の法則』です。

人間社会もアリと同じ?

262の法則は、人間社会でも同様に起こります。会社などの組織において、2割のできる社員、6割の普通の社員、2割のできない社員という構成となって現れます。

1.できる社員とは

できる社員とは、自主的に考えながら行動を起こしていける社員のことを指しています。部長や課長など、リーダーとして活躍する人がここに当たります。

2.普通の社員とは

普通の社員とは、できる社員が考えたことを着実に実行していける人のことを指しています。普通の社員は新しいことをやろうとはしませんが、言われたことはしっかりとこなします。言い方をかえれば、言われたことしかしない社員のことを指します。

3.できない社員とは

できない社員とは、普通の社員がこなしている業務を、同じように実行できない社員です。みんなでやる仕事に関しては、『誰かがやるだろう』ぐらいにしか考えておらず、場合によっては邪魔になる存在でもあります。

組織は262のバランスが大切

組織というのは、このようなバランスが知らず知らずのうちに出来上がってしまうのです。全ての社員ができる社員であっても、実際にその通りに従いながら実行していく社員がいなければ組織は回らないのです。反対に全ての社員が普通の社員であっても、その中からリーダーのような存在と落ちこぼれの存在が生まれてきてしまうのです。

人事異動の考え方

このような生物における大きな法則を理解し、人事異動の際は振り分けていくことが大切だといえます。どの社員ができる社員の2割になるのか、どの社員ができない社員の2割になるのか、そのことを予測しながら、個人が力をしっかりと発揮できる配置を考えることが必要です。そして、できない社員が必ず出てくることを念頭に置いておくことが大切なのです。

できない社員に求められる素質

「お前はできない社員だ」と言ってクビにしたとしても、結局は同じのことの繰り返しなのです。私の経験上、できない社員でも重宝する場合が多々あります。それは、人間として誠実であったり、周りの悪口などを言わずに、常に中立である人たちです。この人たちは、仕事はできないかもしれませんが、害になることもありません。むしろ、職場の雰囲気を盛り上げてくれますし、必要な存在ともいえます。

必要ない社員とは

できない社員の中で、不必要な人間は当然ながら存在します。それは、不誠実な人間です。このような人間は、後から重大な問題を起こしますし、面倒な仕事は人任せにしようとします。それが職場の雰囲気を乱していくことになり、人事の際は頭を悩ませる存在といえます。

最良の配置を行うために

人事というのは、個人の特性をしっかりと把握し、大きな流れを理解していなければ、最良の配置をとることはできません。どの社員ができる社員となり、どの社員ができない社員となるか、それを予測しながら、社員の能力を最大限に引き出せる配置を考えることが大切です。

あなたはできる社員?できない社員?

現在、あなたは職場で「262」のどの部分に位置しているのか考えてみてください。できる社員の2割であるならば、さらに自分を高めるために仕事に励むといいでしょう。普通の社員の6割であるならば、上を目指すためにできる社員の仕事を観察し、できる社員になろうと奮起するといいかもしれません。できない社員の2割であるならば、努力する姿勢を忘れずに、常にメモをする習慣をつけ、最低限のことはミスなく行えるようにしましょう。

おわりに

この記事を読んで、「自分はできない社員だ」と悲観的になった方もいるかもしれません。しかし、安心してください。できない社員も大切な存在なのです。できない社員からできる社員を目指すことも同様に大切です。

本記事は、2013年10月17日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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