はじめに

2010年新語・流行語にノミネートされた「買い物難民」の意味と基礎知識について解説します。
「買い物難民」の意味
「買い物難民」とは、商店街の衰退や大型店の撤退などで、その地域住民、特に車の運転ができない高齢者が、近くで生活必需品を買えなくなって困っている状態を指します。
2008年、帯広畜産大教授の杉田聡氏が、買い物に苦労する高齢者を「買い物難民」と著書で定義したのが始まりだと言われています。
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「買い物難民」の基礎知識
買い物難民の原因
買い物難民の原因は、前述のように商店街の衰退や大型店の撤退です。
すなわち、不況や競争の激化により、地元の商店街は「シャッター通り」すなわちほとんどの店舗が閉店・閉鎖という状態になりました。
また、都市部の地価が高いため、大型店は郊外に店を構える傾向にあります。
郊外へ買い物に行くには、公共の交通機関か自家用車を使うしかありません。
しかし、高齢者の場合、重い荷物を持って交通機関を利用するのは困難です。
こうして、車の運転のできない高齢者は、郊外の大型店で日用品を購入するために、タクシーを利用するしかないという事態が生じているのです。
買い物難民の対策
買い物難民の対策としては、宅配サービスの拡充や、店舗までの交通手段の提供が考えられます。
一部の公共団体では、買い物難民対策として、食料品店がない地区に生鮮食品店を試験開店したり、民間事業者へ補助金を付与したりといった動きが見られます。
ただ、公共団体からの補助金で開始された民間の宅配サービスで利用者数が伸び悩むなど、まだ買い物難民対策は、十分な効果をあげていません。
今後は、公共団体と民間事業者とがさらに協力し合い、高齢者に対して利用できるサービスの周知を図るなどして、買い物難民対策の実効性を上げていく必要があります。
おわりに
いかがでしょう。「買い物難民」の意味と基礎知識についてご理解いただけたでしょうか。
当記事が、あなたが現代用語に対する理解を深める一助になれば幸いです。
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