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「書院造り」の基礎知識

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書院造りとは室町時代に完成した住宅の様式の事です。現在の和風の住宅は全て書院造といってもいいぐらいで、強い影響を受けています。

書院造りとは何か?これを一言で説明するとなると、床の間のある座敷となるのではないでしょうか。厳密には武家住宅の建物全体の様式のようですが、古民家などにも広くその影響は見てとれます。

本記事は、住まい教育推進協会のご協力により、2013年に執筆されたものです。

「書院造り」とは

「書院」とは

「書院」とは勉強机のようなものです。床の間の外部に面する面に突き出された棚板のように造られたあの部分の事を差します。昔はこの場所で読書したり、手紙を書いたりしていたようで、それが様式化して現在の形になっています。

座敷の構成

座敷の構成は、書院、床の間、床脇がいわば3点セットのようなもので、床の間を見るとその家の格式が解るようなものです。

付書院は床の間脇の縁側沿いにある開口部のことで、現在は座敷飾りのための場所になっています。原型は出し文机と称された貴族や僧侶の私室につくられた出窓状の机で、開口部に小障子を入れ机を造付けにして読書の場所として使用されていました。

座敷づくりの変化

鎌倉時代末期以降には実用を離れ、座敷飾りの一部に変化していきました。桃山時代以前は私室的な小室に設けられていて表向きの広い部屋にはなく、また必ずしも床や床脇棚と近接してつくられてはいませんでしたが、それ以降はこれらの装置がセットで座敷飾りの定番スタイルとなりました。

室町期から桃山にかけて「書院」は、書斎などのプライベートな居室のある建物を指していたが、江戸時代に入ると大広間や対面所といった重要な接客部分を持つものの名称になっていきました。次第に室町末期には、付書院という室内の施設をも「書院」と呼ぶようになりました。

付け書院は床の間へのかかわり具合で、「付け書院」、「取り込み付書院」などと呼ばれ、もうひとつ机の部分を持たない障子と欄間だけで構成される平書院などに分類されます。平書院も床の間側に入りこんでくると取り込み平書院と呼ばれます。

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(image by 筆者)

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