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「茶室」の基礎知識

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古民家ではありませんが、日本の伝統美を表す建物として茶室の存在も忘れてはいけない。「わびさび」という日本独特の美意識を畳2帖に凝縮したその姿は世界に誇れるものだと思います。

本記事は、住まい教育推進協会のご協力により、2013年に執筆されたものです。

「茶室」の基礎知識

千利休

茶室を独自の様式として完成させたのは千利休と言われています。利休はわびさびの精神を突き詰めた末、「にじり口」と言われるあの狭い出入り口を設けた2畳の茶室を造りあげました。

「茶室」とは

茶室とは茶事を行う部屋または建物を差し4畳半の大きさを基準にそれ以上を広間、それ以下を小間あるいは草案風茶室と呼んだりします。

茶室に必要なものは床の間です。茶事では床の間に掛け軸か花入れあるいはその両方を飾ります。また、お茶を立てるために炉や風炉も必要です。4畳半の場合、炉は中心の炉畳に切られます。

各々の畳に名前が付けられ、水差しが置かれる部分は手前畳、入口がある場所は踏み込み畳、床の間に面する部分が貴人畳で、残る1枚は客畳となります。

手前畳は招いた亭主が手前をする場所で別名「道具畳」ともいわれます。貴人畳と客畳に招かれた人が座ります。

茶室用語

茶室や茶道からは様々な文化が生まれ、また面白い茶室用語も生まれました。例えば、「見立て」という言葉。「何なにを見立て」と使われたりしますが元々は茶室の言葉でした。「好み」という言葉も「茶室をつくる際に誰の指示でつくったのか」との意味合いが転じたもののようです。

なぜ入り口が低いのか?

茶室の入り口がなぜあんなに潜らないと入れないぐらい低いのか?諸説様々あるようですが、一説によると千利休が淀川河畔で漁夫が船小屋に入る様子を見てヒントを得たとされています。

(image by riyat / PIXTA(ピクスタ))

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