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初心者に教えたい!登山時に守るべきマナーについて

親に連れられてくる山だったのですが、それが縁になって学生時代は山岳部で過ごし、最近は仲間や家族と年に何回か山に行っています。年数にすると40年程度になります。

こちらの記事では、その経験を活かして登山のマナーについてご紹介します。

歩行時のマナー

譲り合う

細い登山道は、互いに譲り合いましょう。原則的には登り優先ですが、鎖場や岩場などでは、安全を優先しましょう。また、人数の多い団体であれば、上り下りにかかわりなく、率先して道を譲りましょう。

道を譲る際には、山側へ避けるようにしてください。通過者にあたって転倒し転落なんてことになっては、目も当てられません。

挨拶を忘れずに

すれ違う人と「こんにちは」などの挨拶を忘れずにしましょう。ただ、団体さんとすれ違うときに、登りで息が切れているのに何回も「こんにちは」というのは、ちょっとキツいものでした。

場合によっては、軽く会釈するだけでもいいかもしれません。見るからにしんどそうな人に挨拶は強要するものではありません。すれ違う際に、ルートの先の情報を収集するもいいと思います。

ルート上での休憩時のマナー

ルートの途中での休憩の際には、通過できるよう道を空けるようにしましょう。他人の通行の邪魔になると、ただの迷惑になります。もう少し進んで、広くなったところまで頑張って歩くようにしてください。

また、ルート上と同じく、山側に寄るようにしましょう。

山頂での休憩時のマナー

三角点や山頂標識の場所は記念撮影スポットとなるので、周りに人がいるなら、標識のところでお弁当を広げる、なんてことはしないでください。

「シャッター押してください」と頼まれたら、快く応じてあげましょう。

トイレのマナー

本来なら携帯トイレを持参して排泄物もすべて持ち帰るべきですが、なかなかそうはいきません。ですので、なるべく公共のトイレや山小屋のトイレを利用しましょう。そのとき、チップの箱があったら小銭でもいいので入れてから帰るようにしましょう。

基本的にはトイレのある場所で用を足しておくようにすべきですが、トイレがない場合はルート上から見えないように排泄物を穴を掘って埋めるなど、紙類(ティッシュ、トイレットペーパー)くらいは持ち帰って、次の方が嫌な思いをしないようにすることが大切です。

ごみのマナー

残していいのは足跡だけ、とっていいのは写真だけ

これは昔から言われているマナーですが、登山中に出たゴミはすべて持ち帰りましょう。飲食物の包装や容器がゴミの大半を占めるので、なるべく圧縮してザックに詰め、自宅まで持ち帰るようにしましょう。

山小屋のゴミ箱に捨てるのはその小屋で買ったものに関するものだけにしましょう。

植物や岩石の持ち帰りも厳禁です。特に高山植物は皆が持ち帰ると、生態系にダメージを与えかねません。

たばこについて

たばこのポイ捨ては山火事の危険もあり論外です。かつては高名な登山家の中に何人もヘビースモーカーがいました。そういうご時世でもないので、せめて風下に回るぐらいの心配りは忘れずにしましょう。

歩行喫煙やポイ捨てがご法度なのは日常生活と同じです。携帯灰皿を持っていくことをお勧めしますが、消火と吸い殻の持ち帰りを確実に行うようにしましょう。

宿泊地でのマナー

山の宿泊地でのマナーです。営業小屋・無人小屋・テン場(キャンプ場)の3つが主なものになると思います。

1日の行動を終えての1杯、最高ですね。ただ、酔っぱらって騒がないことです。山の行動は、朝が早いものです。夜遅くまで飲んで騒いだりすることがないようにしましょう。

写真撮影のマナー

立ち入り禁止の表示があれば、絶対に入らないことです。植生保護などの目的があり、そこを踏み荒らすような真似はやめましょう。また、登山道をふさがないことも当然のことです。

ペットのマナー

ペット連れ登山の場合です。賛否がいろいろとあるようですが、可能な限り控えたほうがいいでしょう。

ノーリードで犬を放すのは炊事中に犬に近寄ってこられ嗅ぎまわられ、鍋がひっくり返りはしないかと気が気ではありません。また犬が苦手な人もいます。植生保護の立ち入り禁止ロープも犬には関係ありません。

ノーリードで放すなら、ドッグラン等の施設でのびのび運動させてやってください。

団体のマナー

人数が多ければ多いほど、周りからどう見られているかが分かりにくくなる傾向があるようです。2~3人のにぎやかなパーティーと、50人のにぎやかな団体では、やかましさに格段の差があります。

山ならではの静けさを味わいたい人もいます。なるべく静かに過ごすようにしましょう。団体さんは、存在するだけで周囲を威圧していることを忘れないようにしましょう。

マナーの悪い登山者に出くわしたときの体験談

四国のとある無人小屋に宿泊した時のこと。筆者たちのパーティーは19時半に就寝したのですが、22時を過ぎても飲んで騒いでいるグループがいたので「寝ている人がいることがわからないのか」と、怒鳴り込みに行ったことがあります。

それでやっとどんちゃん騒ぎは終わりになったのですが、翌朝小屋を出るまで気まずい雰囲気でした。後味の悪い思い出になっています。

このように登山時には周りの方へ気を遣うという態度が大事であると思います。

終わりに

登山でのマナーは、基本的に日常生活でのマナーとあまり変わりません。居合わせた人と将来の登山者が不快な思いをしないようにすることではないでしょうか。

気持ちの良い登山を楽しめるように心がけたいものですね。

(image by 筆者)

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