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夢をあきらめないで!プロの画家になる方法

現在の日本ではプロの画家として生きていくことは難しいです。しかし、著者は芸術の魅力と可能性に惹かれ美術大学を卒業しました。

著者は絵本画家をめざし、四年制美術大学のデザイン科を卒業しました。しかし、在学中に活字での表現に魅力を感じ、卒業後は一般企業での企画部に就職しました。現在は退職し、制作活動は自分のペースで日々行っています。その経験から、プロの画家とはなにか、そしてプロになる方法を紹介します。

プロの画家とは

著者は、単に画家とは「自分でテーマを決め、自由な構図で作品を描く人」であり、商売とは考えていない人のことを指すと考えています。一方プロの画家というと、その作品に対して対価を支払う人が多数現れて、「絵を描けばお金を払ってでも手に入れたいと思う人が現れる」ようになった人のことだと考えます。

プロの画家になるポイント

プロの画家といっても、ゴッホのような生活だと現代では生活ができません。「絵を描いて収入を得る」ならば現実的には、企業に就職しデザイン部でデザイナーとして絵を描くことが、作品で収入を得るプロへの近道ですし、収入も安定します。

ただ、企業に就職すると自分でテーマや構図を勝手に決めるわけにはいきません。画家というよりも収入を重視したデザイナーに近いです。また、企業に就職するとどうしても規約に縛られるため、自由な制作活動はできません。

やはり画家として収入を得られるようになるまでは、収入源と制作活動は別個に考える必要があります。

ただ、収入源目的で働くときに少しでも芸術に近いところ、たとえば美大の中での仕事や個展の手伝いなどで収入を得ると、自分がプロになるきっかけもつかみやすいです。たとえば、個展の手伝いをしていたら「今度のグループ展で一緒に展示をしないか」と誘われたりすることもあります。このプロになるきっかけをつかむことがとても重要なのです。

ポイント1:芸術の虜になる

とにかく芸術・絵画が好きなだけでは画家にはなれません。芸術の魅力を理解し、虜になることです。

芸術の世界では、努力が必ず報われるわけではありません。実力・感性・運の全てがそろわないといけません。それまでには時間がかかります。夢が叶うまで追い続ける力が何より必要です。

ポイント2:芸大や美大で基礎技術を習得する

画家は感性で描くと思われがちですが、基礎のデッサン力がなければ感性も個性もありません。まずは学校で基礎力を養いましょう。そしてそこで自分の実力を知りましょう。

芸大や美大では具体的なデッサンのやり方はほとんど習いません。いわゆるデッサンの技術は美大受験予備校の方がよっぽど教えてもらえます。

著者は、画家として生きたいと考えるならば芸大や美大をお勧めします。芸術に対する哲学を学び、「画家」を志し何年も浪人をして入学してくるような同志に会えるからです。

画家として認められるには、名を世に出すきっかけが重要です。大きなコンクールで賞をとることも良いですが、なかなかそれも難しいです。そこで大切なのが、在学中に築いた人脈なのです。卒業後も一緒に個展をしたり、何かのプロジェクトの時に声をかけてもらったりすると、プロになる道がいくつもひらけるのです。

ただ、絵を描く技術は専門学校のほうが具体的に教えてもらえると思います。実際、美大に通学しながらダブルスクールで専門学校に通っている人もいました。

同じ志をもった同志を見つけましょう。在学中の同志は、夢を追う上での最高の力です。

ポイント3:作品を世に出し評価を得る

基礎力をつけたら、作品を描いて個展で発表しましょう。コンクールよりも堅実に作品が発表できると思います。個展で自分の作品を認めてくれて出資者になる人があらわれれば、そこで画家としてやっていかれるでしょう。

そんなことはめったにありません。それでも、「作品を世に出すこと」がプロへの第一歩です。

プロの画家として歩んでいくために必要なもの

プロの画家として歩んでいくためには、作品を描き続け自信を持って世の中に発表することです。よく「すでに有名になってる誰かと仲良くなって、自分のことを好いてくれれば自分の作品も一緒に有名にしてくれるんじゃないか」と考えている人がいます。確かに、付き合いで一時は手伝ってくれるかもしれません。しかし、一時の話です。

そういう人は、自分を有名にしてくれる誰かを探すことに一生懸命になってしまって、自分の夢も作風も見えなくなってしまいます。せっかく作品を描いても、誰かの作品に似てるのです。そこそこな絵は、人に感動を与えません。こうなってしまうと、「プロの画家」として一人立ちはできません。

上に、ゴッホのような生活は現代ではできないと書きました。ゴッホは、生前に売れた絵はたった一枚です。それでも一生、画家として描き続けたのです。

プロの画家になるためにやらなければならないこととは、地位や立場に頼るのではなく、ひたすらに自分の表現を信じてゴッホのように一人で戦いながら描き続けることです。それができた人がいつの日かプロの画家になることができるのではないでしょうか。

プロを目指す人へのアドバイス

現在の日本では、プロの画家といってもいまいち地位が低く扱われてしまいます。著者の学友も画家をめざすほとんどが海外へ行き、現在も外国で制作活動しています。

しかし、著者は「絵(芸術)はどんな立場にいる人間でもそれを感じる感性があれば、心を解き放てる高貴なもの」と考えています。その絵をプロとして描きたいという夢はけっして馬鹿にされたりするような夢ではありません。自分の夢に誇りを持って進んでください。

おわりに

プロとは一度大賞を受賞した人のことをさすとは思いません。著者が美術大学受験予備校の先生に言われた言葉です。

「一度、大賞を受賞して転職した人間よりも、人生一度も受賞しなかったが80年間絵を描き続けた人とでは、後者がプロの画家と呼べるのではないか」

著者も同感です。

(image by 足成)

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