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重量と使い勝手のバランス!トレッキングザックのパッキングのコツ

写真は筆者が普段使っている55リットルのザックです。積雪期の日帰りや、無雪期のテント3泊4日などに使用しているものです。

普段から筆者が実践している、疲労が少ないパッキングの方法をご紹介します。

パッキングのコツ

コツ1:重量配分「重心を、上方かつ前方に」

写真を見ていただければわかりやすいのですが、上部前方に重いものを、下部後方ほど軽いものを収納します。重心が肩に乗るようなイメージです。これがくるっていると、ザックに後ろから引っ張られているような状態となり、疲労が大きくなります。

具体的に言うと、重いゾーンには、テント、飲料水、燃料、コンロなど。軽いゾーンには寝袋や着替えなどを詰めるようにします。

コツ2:利便性「お急ぎ装備は雨ぶたへ」

お急ぎゾーンには雨具やヘッドランプを。レインウェアは、軽いゾーン行きの装備にも見えますが、ザックの底に入っていたのでは、急な雨に対応できません。

また、雨ブタに入りきらなかったお急ぎ装備は、重いゾーンの後方にパッキングするようにします。ザックの上のほうでしたら、比較的簡単に取り出せるからです。

コツ3:詰め込む前に、圧縮と防水をする

衣類などをゴミ袋に入れて、体全体で空気を抜き、その状態で袋の口を縛ってしまう。こうすると、寝袋は2~3割体積が減ります。テントも1割ほど小さくなりました。
筆者はごみ袋を2重にして、防水も兼ねるようにしています。ザックカバーによる防水やザック本体の撥水は、十分ではありません。また、雨などで濡れたテントをパッキングすると、ザック内の他のものをぬらしてしまうことになります。

個別に防水・圧縮をすると、詰めるものが小さくなり、パッキングがしやすくなります。

詰め方(底1列目で決まる)

ザックに詰めるときに意識するのは、厚みをできるだけ薄くすること。前後に厚みが大きい状態だと、重心が体から離れ、後ろから引かれるようになり、重量で配分したことが無駄になってくる部分が出てきます。

厚みを薄く、ピチっと詰まっていると、担ぎやすくて疲れにくいうえに、見た目にもすっきりします。

STEP1

方法は写真のように、底の1列目を横にパンパンに張ること。防水・圧縮処理をすませた寝袋や着替えなどを詰めていきます。きっちり詰めるために、足で押し込んでも可。

底の1列目をきっちり横一杯に詰めましょう。

STEP2

底1列がきっちり決まると、底の形に積み上げるように詰め込んでいくだけなので、あとは楽なもんです。左右に偏りが出ないように気を付けながら、荷崩れを起こさぬようきっちりと詰め込んでいきます。雨ブタ以外が詰め込めたら、ザックの上を閉じ、サイドのストラップを締め込みます。

左右の偏りがないよう、きっちりと積み上げましょう

STEP3

雨ブタに必要なものを詰め、本体にしっかり固定します。

サイドのストラップでいくら締めこんでも、中身が薄型に詰まっていないと、あまり効果がありません。

外付けは注意

ストラップ等を利用してザックの外に装備をくくりつける際には、注意が必要です。ザック内に収容できるものは、原則、外付けはしないほうがいいでしょう。歩行中に木の枝などに引っかかると、危険な場合もあります。

ピッケルやスノーシューなどは、ザックに入りきらないので、外付けにならざるを得ません。歩行中に脱落しないよう、しっかり取り付けましょう。休憩の度に、ゆるみがないかチェックしましょう。

カップを外付けにしている人は結構多いと思いますが、袋に入れて雨ブタに入れておけばすぐに取り出すことができます。ザックを地面に置くこともありますので、衛生面からも内部への収納を強くお勧めします。

筆者の経験から

山の先輩と、テント泊の縦走をしていたときのこと。朝起きると雨だったため、撤収を急ぐあまり、いい加減なパッキングのまま出発したところ、昼前にはバテバテに。休憩の際に、全てを詰め直してもらったところ、なんとか復活できました。

パッキングのやり方次第で、こんなに違うのか、と思うほどでした。筆者のパッキングの方法は、このときの経験が元になっています。

終わりに

重心配置にばかり気を配って、使い勝手が悪ければ元も子もありませんし、使い勝手を優先しすぎて、担ぎにくい荷物になっても疲労が増すばかりです。

ここで紹介した方法を、自分なりに臨機応変にアレンジして対応してください。体力の消耗を極力抑えて、楽しい時間を過ごすのに、お役に立てれば幸いです。

(image by 筆者)

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