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道路の状況に応じて対応しよう!2つのハンドリングテクニックのポイント

運転歴43年になります。運転技術というものは経験に比例して上達すると思っています。教習所で学んだこと以外の知識も要求されてきます。

所有車

著者の所有車は、ホンダのインサイト(DAA‐ZE2)です。

  • 排気量1339cc
  • ドア数:5ドア
  • 駆動:FF
  • 定員:5名

著者は基本的に車は最初の提供時点がベストのセッテイングだという主義なので、仕様はまったくノーマルでいじっていません。

ベストのハンドリングが可能なシートのセッティング

理想的なハンドリング操作をするには、最適なシートとハンドルの位置調整が必要です。まずクラッチ、ブレーキペダルの操作がし易いようにシートを移動させて、足位置を調整しましょう。膝に遊びを置くために、少し曲がる程度がいいでしょう。

次にハンドルもメーターが見やすい位置に高さを調整し、肘は常に遊びを持たせるように前後の距離を調整してください。

状況別のハンドリングテクニック

ハンドルワークには、大雑把に言えば2種類あります。クロスハンドルと送りハンドルです。

シビアなカーブにはクロスハンドル

教習所で教わる基本動作です。曲がるときに、腕をクロスさせながらハンドルを回します。このハンドリングのメリットは、早くハンドルを回せるということです。

このハンドリングに向いているコーナーは、ヘアピンとかS字カーブなどのシビアなコーナーです。こういったコーナーでは素早いハンドリングが必要になるので、クロスハンドルが向いています。

高速の緩やかなカーブには送りハンドル

ハンドルを回しながら、手をこまめに入れ替えて曲がる方法です。腕はクロスさせず、片手で主な操作を行い、もう片手は軽く添えながら調整を行ないます。このハンドリングのメリットは、腕をクロスさせたりすることなく右手はハンドルの右部分、左手は左部分を持って操作しますので、力が入れやすいことです。

送りハンドルの向いている道路状況は、急カーブではなく大きな円を描くような高速コーナーです。こうしたカーブを曲がる際、ハンドルを大きく回すことはあまりないのですが、その分ハンドルに反発力がかかった状態が続きます。常にハンドルを調整しながらのハンドル操作が必要です。

クロスハンドルのテクニック

左右どちらに曲がる場合も、10時10分の位置から12時を超えた時点で手をクロスさせます。例えば右に曲がる場合は、左手の位置が12時を超えたら右手を離し、左手の上から被せるようにして右手で10時の位置を持ちます。

その後、左手は素早く左方向にスライドさせ、クロスを解消させます。片手ハンドルの時間をなるべく短くし、両手でハンドルを安定させるようにします。

送りハンドルのテクニック

送りハンドルには2種類の操作があります。「引っぱりタイプ」と「持ち上げタイプ」です。どちらを使うかは好みにもよりますが、利き腕によって選択している場合が多いです。

右利きの場合は、引っぱりタイプが多いですね。左ハンドルの車では、ハンドルに手を置く腕はほとんど左になり、右手はギアワーク中心になります。そのような時は、持ち上げタイプになる場合が多いです。

ただ、利き腕に関係なくドライバーの個人的な好みという場合も多いです。

引っ張りタイプのテクニック

右コーナーの場合、はじめ右手は11時、左手は7~10時の自分自身が一番扱いやすい位置に置きます。コーナーにかかったら、コーナーの角度に応じて右手でハンドルを右に引っ張るようにして切っていきます。

注意点は左手です。手の位置はそのままでコーナリング中は軽く添えているだけでいいのですが、右手の動きを制御出来るように、常にグリップのできる体制はとっておきましょう。右手がアクセルなら、左手はブレーキだと考えてください。

持ち上げタイプのテクニック

主にハンドリングする手が左手になります。最初の手の位置は、左手が7時、右手は2時です。コーナーにかかった時、コーナーの角度に応じて左手でハンドルを右に切っていきます。持ち上げる感じです。

右手の位置はそのままで、コーナリング中は軽く添えているだけにしてください。いつでもグリップの体制をとれるようにすることは「引っぱりタイプ」と同じです。

注意点

教習所では送りハンドルを推奨することは少ないと思います。教習所では高速でのコーナリングは前提としていないからです。また、パワーステアリングがなくハンドリングに力を要する時代の名残もあるのでしょう。

しかし高速道路が発達している欧米などでは、送りハンドルを基本に教えている国も多いです。日本でも、基本通りのハンドリングだけでは対応できないことも多いものです。臨機応変に考えて運転しましょう。

送りハンドルの良さは、引く力とそれを押さえる力を両腕でバランスをとるというところにあります。高速道路などで、必要だと感じたらぜひ利用してみてください。

テクニックを向上させるためのポイント

街乗りばかりではなく、山岳ドライブに行ったり高速道路での走行経験も増やしましょう。街乗りだけで運転するのであれば、教習所通りの乗り方で大丈夫です。ただし山岳でのS字カーブの連続やヘアピンカーブ、高速道路での長いカーブの続くコーナーなど、独特の癖のある道路では、環境に適応できるようなドライビングをしましょう。

クロスハンドルと送りハンドル、どちらのハンドル操作でも、手の素早い移動を練習しておくと役に立ちます。力を抜いて滑らせながら、素早く腕の位置を戻して両腕でしっかり握ることが、安全運転につながります。

おわりに

ハンドリングの注意点

実際の道路の走行環境は、常に変化していきます。それに応じた運転では、教習所では教えてくれないハンドルワークの方が実用的だということも多々あります。安全運転を大前提に、2つのハンドリングを使い分けてみてください。

(image by 著者)

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