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スタイルに合わせて選ぼう!登山用テントの選び方

登山の際には、登山用テントが欠かせないですね。しかし、どんなものを選べばいいかは悩みどころだと思います。

そこで、ここでは登山用テントの選び方についてご紹介します!

登山用テントとは

登山用テントとはキャンプ用のテントと違って、一日担いで歩くことを想定していますので、非常に軽く、たたむとコンパクトになります。重量は定員1人当たりで1kg前後で、軽量のために1人当たりの床面積が小さくなっています。耐風性向上のために高さは低く抑えられています。

軽量化のために快適さが損なわれている部分もあるので、テント生活には工夫が必要なこともあります。

現在は、2本の金属製ポールを交差させた状態でたわませ、ポールに本体を吊り下げる形で、ポールの張力を利用して自立させるタイプが主流です。

金属製のポールは、自立させるための張力を得るのと、耐風性を高めるために、とても細いものが使われています。よくしなるポールは、テントが風を受けた時にたわんで、風の力を逃がしてくれますので、細いからといって不安になる必要はありません。

キャンプ用テントに比べて、若干生地が薄いのも、軽量・コンパクト化のためです。その分、高強度のナイロン繊維を使用するなどして強度を確保しています。なので、キャンプ用テントより割高なものが多いです。

登山用テントの種類と特徴---構造編

シングルウォールテント

防水透湿素材の布1枚でできたテントで、値段は高めです。雨受けとなるフライシートなしでも雨に耐え、保温性も良好です。ただ、通気性が今一つなため、少し蒸れることがあります。

フライシートがオプション設定されているモデルもあります。雨音の低減や前室利用で利便性向上、防水透湿素材の保護といったメリットはありますが、より蒸れやすくなるデメリットもあります。著者のテントはシングルウォールですが、フライシートを利用することが多いです。

テントの部品数が少なく、素早い設営をしたい人にはこのタイプのテントがオススメです。

ダブルウォールテント

テント本体にフライシートをかけるタイプ。テント本体とフライシートの2枚の壁で構成されるため、ダブルウォールと呼びます。

本体の壁面は通気性のある素材でできているため、蒸れも少なく快適です。フライシートの前室があれば、炊事や靴などの置き場として重宝します。値段はシングルウォールよりも安いです。

テント本体に通気性があるため蒸れが少なく、雨天時などに快適さを求める人にはこのタイプが向いているでしょう。

登山用テントの種類と特徴---対応季節編

スリーシーズン用

春~秋用です。値段もやや安め。若干ですが、天井が高かったり、床面積が広かったりします。ほとんどがダブルウォールタイプです。夏はこのタイプが最も快適です。

積雪期の山をやらない人には、このタイプがいいでしょう。

オールシーズン用

1年中使用可能なタイプで、シングルウォールもダブルウォールもあります。冬季用の外張り(エスパースは内張り)がオプション設定されています。

外張りとは、テント全体をすっぽり覆うナイロンなどでできたカバーです。防水性がなく、通気性があるため、テント本体にも通気性があれば、暖かさはあまり期待できません。多少の保温性はあるものの、テント内が結露して凍結するのを防ぐための装備と考えた方がいいでしょう。

内張は、テント内に装着します。テント本体を外張りとして利用し、内張をテント本体と置き換えたものと考えればいいと思います。内張の方が軽量コンパクトに収納でき、装着したままテントを設営・撤収できるメリットがあります。著者の知っている範囲では、内張を導入しているのはエスパースのみです。

夏山も冬山も、同じテントで楽しみたい人にはこのタイプがオススメです。

冬季用

わずかですが、冬季専用モデルもあります。冬季には無類の強さ・快適さを発揮しますが、専用設計のため、夏の使用には不向きです。テント全体の強度、耐風性、結露対策、保温性などが、より強化されています。テント出入りの際に、雪の侵入を防ぐため、入り口が吹き流し状になっています。一方で、雨への対策は無視されています。

冬山しかやらない人はあまりいないと思いますが、そういった人向けです。もしくは複数のテントを所有する経済的余裕があり、季節によって使い分けたい人向けです。

登山用テントを選ぶポイント

設営の難易度は、各メーカーとも大差ないので、あまり気にしなくていいと思います。軽量・コンパクトなものがいいのは言うまでもありません。あとは自分の山行スタイルに合わせればいいでしょう。

山に行く季節は?

たとえば冬山・雪山に行かないのであれば、スリーシーズン用のダブルウォール。夏も冬も行くのであれば、オールシーズン用。夏を重視するならダブルウォール、冬を重視するならシングルウォールに外張り使用がいいでしょう。

詳しくは「登山用テントの種類と特徴---構造編」と「登山用テントの種類と特徴---対応季節編」という項目を、再度お読みになってください。それぞれのタイプにそれぞれの特徴がありますので、そこをよく考えて選択すれば間違いないと思います。

使用人数について

定員キチキチだと、かなり窮屈な思いをします。定員にゆとりのあるサイズが快適に過ごせます。が、テント内が広々していると、寒いこともあるので、注意してください。

オススメのテントと使ってみた感想

著者が単独行時に使用しているのは、モンベルのマイティードームです。夏も冬も山に行くので、シングルウォールのフライ・外張りつきです。小型軽量ですので、担いでもあまり苦になりません。

シングルウォールは、冬季にその真価を発揮します。朝起きた時のテント内の結露・霜が、かなり少ないです。ダブルウォールのテントの時には、内側全面にびっしりと霜がこびりついていたので、霜の少なさにびっくりしました。

1~2人用を1人で使用すれば、床面積は十分でした。やはり前室は便利で、靴やコッヘルの置き場として利用すれば、テント内が広く使えました。

現行モデルのX-TREKマイティードームにはテント全体を覆うフルフライシートの設定がありませんが、前室のみを確保するオプション、キャノピータイプのフライシートが用意されています。

また、使用したことはありませんが、エスパース・マキシム・ナノであれば、フライと内張りを同時使用できるので、降雪期直前などの微妙な季節に対応できると思います。

おわりに

山に行く季節や人数は、人によって違うものです。いろいろなメーカーのテントを比較して、自分に合ったテントを見つけてください。

この記事がその際の参考になれば幸いです。

(image by amanaimages)
(image by 著者)

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