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白い粉末の区別の方法と学び方

粉末状の物質は体積を正確に量れないので、密度で区別することはできません。

ここでは、白砂糖・デンプン・食塩・グラニュー糖を例に、区別の方法や実験結果からの考察をまとめます。

区別の方法

実験の下準備

例にとった白砂糖・デンプン・食塩・グラニュー糖をそれぞれ、粉末A・B・C・Dとします。この段階では、まだどの粉末がA・B・C・Dなのか分かりません。実験は、以下のような方法で行います。

  • 粒の様子をルーペで観察する
  • 水にいれたときの様子を調べる
  • 熱したときの様子を調べる

形や状態の観察

  • 粉末A:透明で粒の大きさがそろっていない
  • 粉末B:白くて細かい。ざらざらした手触り
  • 粉末C:透明で角ばっている。立方体のような形、粒の大きさはだいたいそろっている
  • 粉末D:Cと似ている。透明で角ばっており、粒の大きさがそろっていない

水にいれたときの変化

  • 粉末A:水にとけた
  • 粉末B:水にとけなかった。白くにごった
  • 粉末C:水にとけた
  • 粉末D:水にとけた
試験官に水を入れるときは、振って水がこぼれない程度の量を考え、試験官の1/5ほどまでにします。

加熱したときの変化

  • 粉末A:とけて甘いにおいがした。
  • 粉末B:黒くこげた。こうばしいにおいがした
  • 粉末C:パチパチとはねるが、物質は変化なし
  • 粉末D:とけて甘いにおいがした。やがて黒くなった
加熱すると、金網やアルミニウムはくも熱くなるのでやけどには十分注意しましょう。

実験結果からの考察

まず、粉末Bは「白くて細かい。ざらざらした手触り」と、「水にとけず白くにごった」、「黒くこげ、こうばしいにおいがした」ことから、デンプンといえます。デンプンは、水にとけず白くにごり、黒くこげるという特徴があります。

次に、粉末Cは「透明で角ばった形をしており、粒の大きさがだいたいそろっている」、「加熱するとパチパチとはねる」ことから、食塩といえます。食塩は、水にとけ、加熱しても変化がなく、粒が立方体のような形であることが特徴です。

最後に、粉末AとDは、ともに「水にとける」、「加熱すると甘いにおいがして、やがて黒くこげた」ことから、見た目での判断になります。粉末Dが、Cと似て透明で角ばっていることからグラニュー糖といえます。残った粉末Aが白砂糖です。

無機物と有機物

砂糖やデンプンなど炭素を含む物質を有機物、有機物以外の物質を無機物といいます。ただし、炭素や二酸化炭素は炭素を含みますが、有機物とはいいません。

おわりに

今回は物質があらかじめ分かっていましたが、物質が何であるかわからない場合は、味を調べたり、手で触ったりすることは大変危険なので、行ってはいけません。それ以外の方法で調べる実験をご紹介しました。

(image by amanaimages)
(photo by 著者)

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