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    5分で分かる!国語・現代文の物語文における「主題問題」の解法ポイント

    まずは、実力チェック問題から。

    【問題】 昔話「うさぎとカメ」の「主題」は何ですか。10字以内でまとめなさい。

    「うさぎとカメ」のあらすじは、以下の通りです。

    足の速さに自信のあるうさぎが、ある日、足の遅いカメに「山の頂上まで競走しよう」と言いました。レースの途中で大きく差をつけていたうさぎは、あろうことか居眠りをしてしまいます。その間に、カメが着実に差を縮め、とうとう、うさぎに勝利しました。

    いかがですか。「主題」は、自信を持って答えられましたか。

    「主題」とは?

    現代文において「主題」とは何か。それは、「筆者(作者)が、その文章を通じて読者に伝えたいこと」です。「論説文(説明的文章)」であれば、すなわち「要旨」となります。

    今回は、「物語文(文学的文章)」で説明したいと思います。

    【問題】 有名な昔話の「うさぎとカメ」の「主題」は何ですか。10字以内でまとめなさい。

    「うさぎとカメ」を通じて、筆者が読者に伝えたいことは何か。この文章を書いた目的があるはずです。筆者の主張、「~すべきだ」とか「~した方がよい」といった何か教訓めいたことをイメージすると良いでしょう。

    答えは、いろいろ考えられますが、たとえば・・・

    • 「努力は報われる。」
    • 「努力は裏切らない。」
    • 「誠実さが最後に勝つ。」

    となります。これは「カメからの視点」です。

    一方「うさぎからの視点」で見ると、答えは、

    • 「油断大敵。」
    • 「油断は禁物である。」

    などが挙げられるでしょう。

    そうです。これが「主題」なのです。

    物語の本文を思い起こしてください。これらの「主題」は、本文の中には、「言葉」として全く登場しておりません。だから、「本文に書いていないこと」を答えとして書くことが、主題問題を難しくしているゆえんとも言えます。

    ちなみに、「うさぎとカメ」の主題は、「うさぎから視点」でも、「カメからの視点」でもどちらの答えでも正解になります。基本的には「主人公の視点」からの答えが一般的ですが、「うさぎとカメ」の場合は、どちらが主人公かは一概には言えないからです。

    「主題」は、「主人公からの視点」で考えるのが原則。

    「主題」の読み取り方

    文章の本文に答えが書いてあることが少ない以上、自分の頭で考えるしかありません。

    1つの手がかりとしては、主人公の行動、心情の変化に注目して物語全体を読み通すことが重要です。そして、そこから「主題」を考えます。

    「主題」を読み取るためには、まずは、文章全体を読み通す。

    あとは経験(トレーニング)あるのみです。普段、現代文の学習をする際に意識していなかった人は、1つの文章について学習する度に、その文章の「主題」を10字以内でまとめる練習をすると良いでしょう。答えは、国語の先生に聞くとよいでしょう。

    少しだけ練習してみましょう。

    【練習問題】
    (1)「走れメロス」(太宰治)の「主題」を10字以内でまとめなさい。
    (2)「くもの糸」(芥川龍之介)の「主題」を10字以内でまとめなさい。

    では、答え合わせです。

    (1)の答えは、人質となっている友人のためにメロスが約束を守って帰ってくるお話です。「友情の大切さ」「友情のすばらしさ」「友の存在の尊さ」などが挙げられます。

    (2)の答えは、地獄で下人たちが自分だけが助かりたいと思って行動する様子をお釈迦様が見かねて、くもの糸を切った話です。「利己主義の醜さ」「自己中心的な人間」などが挙げられます。

    よくある「主題」の例(頻出のテーマ)

    • 家族愛(家族のきずな)
    • 兄弟愛(兄弟のきずな)
    • 友情の大切さ

    おわりに

    たくさんの主題に触れて経験値を上げ、この問題に対応できるように、普段から「主題」を意識して文章を読むことをオススメします。

    (image by amanaimages)

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