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基本の形を覚えよう!古文の「助動詞:打消推量」の学び方

ここでは、高校古文で習う打消推量の助動詞「じ」「まじ」について、センターレベルで必要な知識を載せています。

打消推量の助動詞「じ」「まじ」

「じ」の活用

  • 未然形 ×
  • 連用形 ×
  • 終止形 じ
  • 連体形 じ
  • 已然形 じ
  • 命令形 ×

「じ」の活用は以下のように無変化です。ですので、活用形を聞かれることはありません。

「まじ」のク活用

  • 未然形 まじく
  • 連用形 まじく
  • 終止形 まじ
  • 連体形 まじき
  • 已然形 まじけれ
  • 命令形 ×

「まじ」の活用は形容詞と同じように二種類あり、上の活用形は形容詞のク活用型のものです。

「まじ」のカリ活用

未然形 まじから
連用形 まじかり
終止形 ×
連体形 まじかる
已然形 ×
命令形 ×

後に助動詞が付く場合の活用で、形容詞のカリ活用型のものが上のものです。

それぞれの意味

「じ」には打消推量「~ないだろう」と打消意志「~ないつもりだ」の意味があります。

また、「まじ」には以下のようなの意味があります。

  • 打消推量「~ないだろう」
  • 打消意志「~ないつもりだ」
  • 不可能「~できそうにない」
  • 打消当然「~はずがない」
  • 禁止「~してはいけない」
  • 不適当「~しないほうがよい」

意味の判定ですが、基本的にどちらも、だいたい打消推量で、その次の頻度で打消意志の意味です。他の意味で使われることは、ほとんどないので、「打消推量」でまず訳し、意味が通じにくければ、「打消意志」で訳しましょう。

それでも変なら、他の訳をどの順でもいいので、あてはめるようにしてください。ただ、センター程度では、「じ」「まじ」の意味は、打消推量か打消意志かのどちらかでしか聞かれません。

それぞれの接続

「じ」は未然形に接続し、「まじ」は終止形(ラ変型に活用するものは連体形)に接続します。

  • 例:おもしろきものはあらじ

訳:趣深いものはないだろう。

  • 例:入るまじ

訳:入ってはいけない。

使い方の例文

打消推量の例

  • 例:月ばかりおもしろきものはあらじ

訳:月ほど趣深いものはないだろう。

  • 例:冬枯れのけしきこそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ

訳:冬枯れのありさまは、秋には少しも劣らないだろう。

打消意志の例

  • 例:負けじとうつべきなり

訳:負けたくないと思って打ちなさい。

  • 例:ただいまは見るまじとて、入りぬ

訳:今すぐには見ないつもりだと言って、入ってしまった。

不可能の例

  • 例:え出でおはしますまじ

訳:出ていらっしゃることはできない。

打消当然の例

  • 例:無常の身に迫りぬることを心にひしとかけて、つかの間も忘るまじきなり

訳:死がわが身に迫っていることを心にしっかりと留めて、瞬時も忘れないようにしなければならないのである。

禁止の例

  • 例:「人に漏らさせ給ふまじ」

訳:「人に漏らしなさってはならない。」

打消適当の例

  • 例:妻といふものこそ、男の持つまじきものなれ

訳:妻というものは、男が持たないほうがよいものである。

おわりに

「じ」「まじ」はあくまで、「む」「べし」の打消の形なので、「む」「べし」の意味を覚えていれば、わざわざ「じ」「まじ」の意味を覚える必要はないでしょう。

(image by 足成)

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