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    古文で習う名詞の種類は?種類と見分け方のポイントまとめ!

    ここでは、高校古文の名詞に関して解説しています。名詞の分類よりも、代名詞の見分けの方が大事ですから、名詞の種類について、敏感になる必要はないです。

    名詞の種類

    活用しない自立語(その語のみで意味を成す語)のうち、主語になれるものを名詞と言います。名詞には固有名詞、普通名詞、数詞、形式名詞、代名詞があります。

    普通名詞

    同類の事物に共通して用いられる普通の名詞のことです。

    例:山 川 遊び etc

    固有名詞

    人物名、地名、国名、書名など、特定のひとつの事物を表す名詞のことです。

    例:かぐや姫 大和 源氏物語 etc

    数詞

    人や事物の数量や順序を表す名詞のことです。

    例:ひとつ 三位 幾万 八千歳 何人 第一 etc

    形式名詞

    普通名詞が本来の具体的な意味を失って、形式的に用いられる名詞のことです。

    例:こと もの ころ ほど ため とき ところ etc

    代名詞

    人や事物の名の代わりに、直接それらを指し示す名詞のことです。人物を指すものを人称代名詞、事物、場所、方向を指すものを指示代名詞といいます。

    人称代名詞

    まず、人称代名詞について

    • 一人称(わたし)を表すものは、「あ・あれ・わ・われ・おのれ」
    • 二人称(あなた)を表すものは、「な・なれ・きみ・なんぢ・きんぢ・おのれ・おん身・そ・そち・そこ」
    • 三人称(この人/あの人/その人)を表すものは、「こ・これ/そ・それ/か・かれ・あ・あれ」
    • 不定称(だれ)を表すものは、「た・たれ・なにがし・それがし」

    です。

    指示代名詞

    次に、指示代名詞について

    • 近称(これ/ここ/こちら)を表すものは、「こ・これ/ここ/こち・こなた」
    • 中称(それ/そこ/そちら)を表すものは、「そ・それ/そこ/そち・そなた」
    • 遠称(あれ/あそこ/あちら)を表すものは、「あ・あれ・か・かれ/あそこ・かしこ/あち・あなた・かなた」
    • 不定称(どれ/どこ/どちら)を表すものは、「いづれ・なに/いづこ・いづく・いづら/いづち・いづかた」

    です。

    名詞の見分け方

    人称代名詞内の意味の見分け方

    基本的に、名詞は文脈判断で見分けます。

    かぐや姫は、罪をつくり給へりければ、かく賤しきおのれがもとに、しばしおはしつるなり

    という文を例に考えてみましょう。

    この文章内に出てくる「おのれ」を、「わたし」で訳すと、

    かぐや姫は、罪を犯しなさったので、このようにいやしいわたしの所に、しばらくおいでになったのだ。

    となり、訳が分からないですね。

    この場合、「おのれ」は「あなた」の意味です。訳も、

    かぐや姫は、罪を犯しなさったので、このようにいやしいおまえの所に、しばらくおいでになったのだ。

    で通じますね。

    人称代名詞と指示代名詞の見分け方

    次は、人称代名詞と指示代名詞を見分ける例を見ましょう。

    あれに見え候ふ、粟津の松原と申す

    という文を例にします。

    「あれ」が人称代名詞だと、

    わたし(または、その人)に見えますのが、粟津の松原と申します。

    となり、変ですよね。粟津の松原は地名なので、「あれ」は「あそこ」の訳です。

    このように、「人」にまつわる語句の近くでは、人称代名詞であることが多く、逆に、「場所など」にまつわる語句の近くでは、指示代名詞であることが多いです。

    注意点

    人称代名詞の

    • 一人称(わたし)を表す「あ・あれ」
    • 二人称(あなた)を表す「な・なれ・きんぢ・おん身・そこ」
    • 不定称(だれ)を表す「た」

    は、正直なところ、ほとんど見かけません。

    おわりに

    センターでは、人称代名詞が誰を指すのか、の方が重要です。というのも、敬語などが、誰に対するものなのか、しっかり把握しておく必要があるからです。

    ぜひ、マスターしてください。

    (image by 足成)

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