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会計って何に役立つ?役割を知って何を勉強したらいいか見極める方法

はじめに

書店のビジネスコーナーに行くと会計の本であふれていますよね。それだけ会計に関心のあるビジネスマンが多いのでしょう。

しかし、数ある会計分野の中で、あなたに必要な知識が何か分かりますか? このレシピではさまざまな会計の機能と役割を知って、何を勉強したらいいか見極める方法をご紹介します。

会計にもいろいろある!会計の機能と役割

財務会計

会社に出資した株主や融資した債権者など、企業外部の利害関係者に会社の状況を報告するための会計です。金融商品取引法や会社法にもとづいて行われ、ルールに従って行わなければなりません。

財務会計の主な目的は、投資家に情報を提供するためです。投資家にはこれから投資しようかどうか考えている人も含まれるため、情報を提供することによって投資判断に利用してもらいます。

また、株主と債権者の利害を調整する機能もあります。株主には株主総会での議決権があるため会社の経営に口出しすることができ、配当を増やすように会社に迫ることができます。債権者は株主と同じように会社にお金を出しているのに会社経営に口出しすることができず、株主より弱い立場におかれてしまうため、債権者が損害を被らないような会計処理をすることになっています。

具体的には、貸借対照表や損益計算書などの決算書を作成・開示します。ビジネスマンが会計を仕事に役立てるには、この決算書を読む能力が必要となのです。

財務会計は主に経理部の人に必要な知識ですが、決算書を読む能力はどんなビジネスマンであれ必要な知識です。

管理会計

財務会計は企業の外部に情報を提供するもので、法律で定められているため絶対に行わなければなりません。一方、管理会計は企業内部の人に情報を提供するもので、法律で定められていないため行うか行わないかは任意です。

管理会計を行う目的は、経営管理に役立つ情報を経営者に提供することです。具体的には原価計算や予算管理を行います。管理会計は財務会計で得た情報を基礎として行うため財務会計の知識が必須となります。

管理会計は主に経理部の人に必要な知識です。

税務会計

税務会計は、企業が税務当局に申告・納税するための会計で、課税所得を計算するときの基礎となります。これは法人税法に規定されているため行う義務があります。

財務会計では、収益から費用を引いて利益を算出しますが。税務会計では収益と似た「益金」から費用と似た「損金」を引いて利益に似た「課税所得」を算出します。

  • 財務会計:収益-費用=純利益
  • 税務会計:益金-損金=課税所得

しかし、益金や損金を直接求めることはしません。純利益に調整を加えて課税所得を求めるため、財務会計の知識が必須となります。

税務会計は主に経理部の人に必要な知識です。

ファイナンス

ファイナンスは会計ではありませんが、会計と深い関係があるのでご紹介します。

ファイナンスとは、企業価値の向上を目的とした経営戦略です。企業価値は将来的に獲得するキャッシュ・フロー(企業が得る現金)の大きさによって決まります。このキャッシュ・フローは貸借対照表と損益計算書から導き出すため、財務会計の知識が必須となります。

また、財務会計は企業の取引をありのままに記録することに主眼がおかれるのに対して、ファイナンスでは財務会計で作る貸借対照表や損益計算書、キャッシュ・フロー計算書をどのような形にマネジメントするかに主眼がおかれます。

ファイナンスは主に財務部の人に必要な知識です。

おわりに

会計の役割を知ると自分がやるべきことが見えてくるはずです。自分がやるべき分野を勉強してビジネスに役立てましょう!

(image by amanaimages)
(image by 著者)

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