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3000日ぶりの天文ショー!2013年8月12日に起こる「スピカ食」の基礎知識

お盆休みも始まる8月12日、夜空では3000日ぶりの天文ショーを楽しめるのをご存知ですか? 実は「スピカ食」という、日食や月食と同じ要領で夜空に輝く1等星が、月に「食べられる」星食を楽しむことができるのです。

どんなイベント?

「スピカ食」とは?

「スピカ食」とは、おとめ座の1等星である「スピカ」が月に隠される現象です。これは「星食」と呼ばれる現象で、星の前を月が横切ることで、まるで月が星を食べてしまったかのように隠してしまう珍しい現象です。

スピカ食が起こる時間

8月12日(日)の夕方~夜にかけて起こります。

観測可能な地域

北海道や東北地方の一部(秋田~岩手以北)ではスピカ食は起こらず、月とスピカの接近となるのでご注意ください。それ以外の地域では、潜入・出現の時間に違いはありますが観測可能です。

見どころは?

ほんの数秒程度の天文ショーですが、輝く星が月に潜入する瞬間や、逆に月から表れる瞬間は、普段夜空を眺めていてもなかなか見れるものではありません。

逆にスピカが隠れている瞬間に見ても、ただ月が見えるだけです。

今回のスピカ食は見逃せない!

3000日ぶりの数秒間!次回は2年後

今回のスピカ食は、スピカという1等星の星食なのですが、実はこれ、とても貴重な出来事なのです。なんと1等星の星食としては、2005年3月31日のアルデバラン食以来、実に8年ぶり! しかも、今回のスピカ食を逃すと次に見れる1等星の星食は2年後。せっかくなら見ておきたいですね。

空が明るい都会でも楽しめる好条件

先ほど説明したように、星食は月が恒星を隠す現象です。そのため月齢や恒星の明るさなど、さまざまな条件が揃わないことには観察することはできません。今回のスピカ食は、それらの条件が整っているので、専門的な器具を買いそろえなくても楽しむことのできる天文ショーと言えるでしょう。

スピカ食の観測方法

今回のスピカ食について

今回のスピカ食は、8月12日の夕方、南西の空の中ほどで、左側が半分以上欠けた半月気味のお月様のもと起こります。そのためスピカは、月の暗い部分に隠れ(潜入)、明るい部分から出てくる(出現)ことになります。

出現時は月の明るい側と接することになるため、輝きの差の関係でどうしても見にくくなりますが、逆に潜入時は月の暗い側へと入っていくので、その様子をはっきりと見ることができます。

場所によっては、スピカの潜入が日没前の空がまだ明るい夕方に起きますが、スピカは十分な明るさがあるので、望遠鏡を使えば見えるはずです。

観測方法

月が見える場所であれば、どこでも観測可能です。

潜入する様子は肉眼でも楽しめるでしょうが、西日本では日没前で空がまだ明るいはずなので、望遠鏡や双眼鏡を用意したほうが確実に楽しめます。

住んでいる地域の潜入予定時間の30分ほど前から望遠鏡の視野内に月を捉えておき、スピカの位置も確認しておきましょう。徐々に月に近づき、やがて飲み込まれる様を見ることができるはずです。

一方、出現時は月のどこから表れるか予測できないので、その瞬間を観測するのは難しいかもしれません。

地域別の潜入・出現時刻

地名 潜入 出現 日没
仙台 18:54.4 19:14.1 18:35.9
東京 18:48.4 19:24.8 18:35.6
京都 18:40.5 19:23.1 18:50.2
福岡 18:27.9 19:21.6 19:08.8
那覇 18:22.1 19:37.8 19:09.1

おわりに

ほんの数秒程度のイベントですが、その分、生で見ることができれば抜群のライブ感を味わえるはずです。夕飯前にベランダから、帰省時の車窓から、ぜひお楽しみください!

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