\ フォローしてね /

気軽につくろう!俳句を詠むときの流れとコツ

ここでは筆者が実践している、俳句を詠む流れについて説明します。

俳句というと、難しくて取っ付きにくい印象がありますが、実際そんなことはありません。

極端な話、日々の生活で感じ取ったちょっとした季節の変化を、思いつくままに紙に書き留めてリズムやルールに合わせるだけでいいのです。

難しく考えずに、軽い気持ちで俳句を作ってみましょう。

用意するもの

  • 季節の変化を感じ取る素直な心
  • 紙と鉛筆
紙と鉛筆は、必要に応じて短冊と筆ペンなどに変えても良いです。

俳句を詠むときの最低限のルール

季語を入れる

俳句には必ず季語を入れる決まりになっています。

季語とは言葉の通り季節を表す言葉です。季語はその成り立ちによって、大きく3つに分けることができます。

事実の季語:「雪」は冬に降るから冬の季語、「桜の花」は春に咲くから春の季語、のように季節の変化にしたがって決められている季語です。

指示の季語:「草」「山」「晩」など、言葉に季節を表す語を付けることで季節を指示する季語です。

約束の季語:年中見られるものであっても、これまでの習慣によって季節が決まっているものです。「蛙(春)」、「金魚(夏)」、「虫(秋)」、「火事(冬)」などが挙げられます。

「事実の季語」や「指示の季語」は初心者でも割と分かりやすいですが、「約束の季語」は覚えないといけません。最初のうちは必要に応じて季語一覧を見るとよいかと思います。

参考:季語一覧(Wikipedia)

五・七・五のリズム

俳句は五・七・五のリズムで読みます。

古来より日本語では5音や7音のリズムを大切にしてきました。それは5音や7音のまとまりが日本語にあっていたからです。

筆者が俳句を読むときの切り口としていること

筆者が俳句を読むときの切り口にしていることは、「ちょっとした感動や驚き」などです。

後述しますが、例えば、激しく雨が降る中で雨にも負けず、遊び続ける子ども達を見て、子どもの頃の懐かしい気持ちを思い出したときなどに俳句をしたためます。

また、冬の寒さが厳しい中で、一輪の梅の花が咲いているのを見て、春の足音が遠くから近づいているのを感じたときや、アスファルトの隙間からタンポポが力強く生えて咲いている姿を見たときなども俳句をしたためます。

五音と七音にうまくおさめるための言葉の選び方

例:「夕立に 負けじと遊ぶ 子どもかな」(筆者作)

例えば、夕立の中で雨も気にせず遊んでいる子ども達を偶然見たとします。そのときのことが強く印象に残ったので、俳句にすることにしました。

STEP1:五・七・五の形に近づける

まずは言葉を五・七・五の形に近づけます。

(例)「夕立を 気にせずに遊ぶ 子ども達」

STEP2:様子が一瞬で思い浮かぶ表現に変える

言葉を、その様子や情景が一瞬で思い浮かぶような表現に変えます。

(例)「夕立に 負けずに遊ぶ 子ども達」

STEP3:古語的表現や切れ字を使う

力強い言葉になるように古語的表現や切れ字を使います。

(例)「夕立に 負けじと遊ぶ 子どもかな

筆者はいつもこのようにして俳句を作るようにしています。

バランスよく言葉を飾るコツ

古語的表現と切れ字

季語と五・七・五のルールを守れば、一応俳句はできます。しかし、慣れてくるとそれだけでは物足りなくなります。そういうときに効果的な古語的表現と切れ字について説明します。

「古語的表現」とはその言葉の通り、「古めかしい表現」のことです。先ほどのSTEP2の「負けずに〜」が現代の表現、STEP3の「負けじと〜」が古語的表現です。ちょっと変えただけですが、この違いが俳句らしさをぐんと引き立てます。

「切れ字」は「や、かな、けり、なり、ぞ、がも」などを語尾に付けて、俳句のリズムを五・七・五に整えたり、余韻を残したりする効果があります。

古語的表現は句の中の1番伝えたい部分で用いる

古語的表現は俳句で1番伝えたいところに使うと効果的に伝えることができます。

例えば先述の筆者の句では、「夕立」を古語的表現に直すと「白雨(はくう)」となりますが、筆者は別に夕立自体に感動した訳ではないので、「夕立」を古語的表現にするのは適切ではないでしょう。

「雨にも負けずに遊ぶ子どもの姿」に心を動かされた訳ですから、「負けずに〜」よりも「負けじと〜」としたほうが、読んでいる人に伝えたいことが力強く伝えることができます。

切れ字は余韻を感じさせたいときに用いる

先ほどのSTEP1・2の「子ども達」はすでに5音なので、そのままでも問題ないのですが、まったく余韻が感じられません。「子どもかな」とすることで、余韻が生まれます。この余韻が俳句らしさを生み出すのです。

有名な俳人の作品を参考にするときのポイント

古池や 蛙飛びこむ 水の音(松尾芭蕉)

俳句はわずか17文字の言葉で、鮮明なイメージがわくものであるほど優れていると言えます。上の俳句は松尾芭蕉が詠んだ有名な句で、多くの方に好まれているものです。

静けさが深まる古池で、1匹のカエルがポチャンと音を立てて、水に飛び込む様子が鮮明に浮かびます。カエルが立てた水の音が静かな古池の周りにいつまでも響き渡り、それが古池の静寂さを一層引き立てます。

このように有名な俳句を参考にする場合は、その句がどれだけ鮮明なイメージをわかせるものであるかどうかがポイントになると言えるでしょう。

作った後の楽しみ方

ノートにしたためる

せっかくいい俳句ができたのに、俳句を書き留めていなかったばっかりに、忘れてしまってはもったいありません。

そうならないように俳句を作ったら必ずノートなどに書き留めておきましょう。

最近はブログやツイッターなどに書き留めておくこともできます。

作品を応募する

意外と知られていませんが、俳句の募集は割と頻繁に行われています。

最も有名なものとしては、伊藤園の「お〜いお茶新俳句大賞」があります。

せっかく作ったのですから、気軽に応募してみましょう。もしかしたら、あなたの俳句が「お〜いお茶」のパッケージに載るかもしれません。

他にも今の時期なら以下のようなものがあります。

俳句を詠むときの注意点

字余り・字足らずは極力避ける

俳句は五・七・五のリズムが大切です。字余りや字足らずはリズムが崩れる上、俳句独自の余韻が台無しになるので避けたほうがいいでしょう。

ただし、わざと字余りや字足らずでリズムを崩すことで、あえて印象や余韻を残す高度なテクニックもあるようです。しかし初級者向けではありませんので、お勧めしません。

季語がなくなると俳句ではなくなる

季語がなくなると、もはや俳句ではありません。ただ、五・七・五のリズムで読んだものは、一般に川柳と呼ばれます。川柳は世間の風刺や批判するものとして読まれることが多いです。

現代では俳句と川柳との境目はなくなりつつありますが、俳句を読む上で季語は外せないものと思って作ると間違いはないでしょう。

おわりに

筆者が実践している、俳句を詠む流れについてご紹介しました。

これをきっかけにして、気軽に楽しく俳句を作ってみてくださいね。

(image by amanaimages)

このライフレシピを書いた人

編集部にリクエスト!

「こんなライフレシピがほしい」や「ここがわかりにくかった」などをお送りください。