資料を配る時、「資料をハイフする」という表現を使いますよね。この時、「配布」と「配付」のどちらの漢字を使っていますか?
この2つの熟語は似ているようで、微妙に意味が違います。オフィシャルな書類を作成する際に恥ずかしい思いをしないよう、きちんと区別しておきたいものですね。
ここでは、「配付」と「配布」の使い分け方について説明します。
「配付」の使い方
意味
「特定の人々一人ひとりに配る」
配付の「付」の字には「人に手でものを渡す」「そこまで持って行く」という意味があります。
使い方
- 「これから社内IDを配付します」
- 「会議の資料を配付します」
「配布」の使い方
意味
「広く配って行き渡らせる」
配布の「布」の字には「広く一般に範囲に行き渡らせる」という意味があります。
使い方
- 「夏用のチラシを地域に配布してください」
おわりに
間違えずに使えていましたか? 同じ意味のように捉えられがちですが、ちゃんと使い分けないと大人として恥ずかしい思いをしてしまいます。
「配付」と「配布」、間違えずに使い分けを意識してみてくださいね。
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