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大学受験必須の古文単語 重要な形容動詞20選

はじめに

ここでは、大学受験でよく見かける古語(形容動詞)を挙げております。

形容動詞20語(全てナリ活用です。)

むげなり・・・全くひどい

例:いかに、殿ばら、殊勝のことは御覧じとがめずや。むげなり。
訳:なんと、皆さん、すばらしいことをご覧になって気にとめないのですか。全くひどいです。

みそかなり・・・こっそり

例:九条殿はみそかに参り給へりしぞ
訳:九条殿はこっそりお参りなさったのですよ。

まめなり・・・忠実だ

例:いみじうまめにさぶらひなむ
訳:たいそう忠実にお仕えしましょう。

ねんごろなり・・・一途だ

例:昔、男、ねんごろに、いかでと思ふ女ありけり
訳:昔、男が、一途に何とかして、と思う女がいた。

なほざりなり・・・いい加減だ

例:はじめの矢になほざりの心あり
訳:最初の矢にいい加減な気持ちがおこる。

なのめなり・・・平凡だ

例:なのめなることだに、
訳:平凡な事態でさえ、

なかなかなり・・・中途半端だ、かえって

例:なかなかなることを言ひはじめてけるかな
訳:中途半端なことを言い始めてしまったことだなあ。

例:なかなかその由をも言ひてん
訳:かえってその理由を言ってしまったほうがよい。

とみなり・・・急だ

例:母君も、とみにはえ物ものたまはず
訳:母君も、急にはおっしゃることができない。

すずろなり・・・むやみに、いい加減だ

例:すずろなる空言を聞きて、
訳:いい加減なうそ話を聞いて

せちなり・・・ひどい(痛切に)、しきりに

例:せちに嘆くこともある人は、
訳:ひどく嘆くこともある人は、

例:せちに別れ惜しみつつ過ぎぬ
訳:しきりに別れを惜しんでいるうちに過ぎてしまった。

すくよかなり・・・しっかりしている

例:夜はすくやかに起きゐて、
訳:夜はしっかりと起きて座って、

さらなり・・・言うまでもない

例:月花はさらなり
訳:月や花は言うまでもない

いうなり・・・優美だ

例:桜の花はいうなるに、
訳:桜の花は優美であるのに、

いかなり・・・どうだ、どのようだ

例:少納言よ、香炉峰の雪いかならむ
訳:少納言よ、香炉峰の雪はどうだろうか。

かたくななり・・・頑固だ

例:かたくななる父を敬ふ
訳:頑固な父を敬う。

ことなり・・・他と違っている、格別だ

例:播磨の明石の浦こそ、なほことに侍れ
訳:播磨の明石の浦がやはり格別であります。

あざやかなり・・・際立っている

例:あざやかに見ゆるぞあはれなる
訳:際立って見えるのがしみじみと感慨深い。

きよげなり・・・美しい

例:いときよげなる女の、
訳:たいそう美しい女で、

かりそめなり・・・一時的だ

例:関越えて旅寝なりつる草枕かりそめにはたおもほえぬか
訳:関を越えて旅寝をしてしまったが、草を刈って枕とするような一時的な恋とは思ってもいないよ。

ゆくりかなり・・・思いがけない、突然だ

例:ゆくりかに寄り来たるけはひにおびえて
訳:思いがけなく近寄って来る気配にこわがって

おわりに

形容動詞は、意味ももちろん重要ですが、識別も重要です。品詞分解をきちんとして、形容動詞を把握する努力をしましょう。

(image by 足成)

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