\ フォローしてね /

トレッキングで疲れにくい歩き方

ここでは、「トレッキングでの疲れない歩き方のコツ」を紹介します。

あなたのトレッキング歴

著者の登山歴は15年近くになります。現在はマルチバリエーションを行なっている東京都勤労者山岳会所属の社会人山岳会に入っています。

春は春山の春スキー、夏は沢登りや縦走やクライミング、秋は紅葉のハイキングや表銀座などのロングルート、冬は山スキーでの厳冬期登山など時期ごとに多様な山行をしています。

トレッキングで歩く時に注意しているポイント

登山はスポーツですので疲れない歩き方というのはありません。そのかわり疲れにくい歩き方はあります。

  • 荷物はできるだけ軽量化すること
  • 可能ならばストックなどを活用すること
  • 前日しっかりと睡眠をとること
  • 歩行中に細かく水分を補給すること

喉が乾いたと感じた時点ですでに体は乾いています。15分に1回とかルールを決めて水分補給をするのがベストですが、なかなか難しいので、歩きながら水分補給ができる「ハイドレーションシステム」をお勧めします。

トレッキングでの登りの歩き方

体の重心をぶらさない

登りでは必ず片足に全体重が乗りますので、この時に頭の頂点から下の足まで重心にそって1本の線が入るイメーシで歩行します。

重い荷物も背負っていますので、後に引かれることがありますので、荷物も含めて一直線の重心を保つイメージです。

すると体が振れず、無駄に筋肉を使うことを避けられます。

小股で歩く

大股でガツガツ歩くとわかりやすく疲れます。小股だと筋力を温存でき、景色も楽しめます。

足を開いてバランスを取る

俗にいう「がに股」歩きをあえて意識します。足が開いていないと体が左右にぶれてしまい疲れます。いわゆるモデル歩きは山では上体がブレるので無理です。

エスカレータに乗っているイメージで

急斜面の登りでは筋力に物を言わせて上下動を激しくしてしまうことがあります。そんな時はエスカレータに乗っているイメージをしてみましょう。

極力体を一気に持ち上げず、斜め上に直線方向に体を持ち上げていくイメージです。すると歩行は自然と小股になり、上下動も少なくなり。疲れにくくなります。

トレッキングでの下りの歩き方

基本は登りと同じです。ただ、下りですのでどうしても速度が出てしまい、減速するために無駄な筋力を使います。そのため、加速しないように小股で歩くのが基本です。

足全体で着地する

下山は踵(かかと)から着地しがちですが、できるだけ足裏全体で着地するようにして下さい。すると自然と小股になります。足裏の全体でグリップする意識を付けます。

ジグザクに歩く

登山道はそもそもジグザクに作られています。これは疲れにくいように距離を犠牲にして、斜度を落としているためです。下山の場合はさらにその登山道の道幅を利用してさらにジグザグに歩きます。靴の側面が最も停止しやすいので、あえて靴の側面を有効利用すると有効です。

富士山の吉田口の下山路を経験された方はよくわかると思いますが、あそこを真っ直ぐに歩くと加速し過ぎて危険です。

トレッキングで疲れない歩き方のコツ

装備点検をする

歩き始めておおよそ30分くらいで1度休憩し、靴紐の占め具合やザックの背負い心地などの装備点検をしましょう。これを怠ると後からかなりのツケがきます。

定期的に休憩を取る

50分歩いて10分、30分歩いて5分など体力に合わせて定期的に休憩をしましょう。このとき必ず下記の体を冷やさないことと、行動食を補給することに気をつけて下さい。

体を冷やさない

歩き始める前の人間の心拍数はおおよそ男性で60~70程度、女性で65~75と言われています。しかし、登山を開始すると簡単に心拍数は120程度まで上がり体温が上昇します。この発熱により体がほぐれ筋力が使いやすくなります。

この体温のコントロールがとても大切です。わかりやすく言えば、体温が上がり過ぎると熱バテをします。バテない前に服を脱ぐなど細かな体温調整をして下さい。加えて、首に濡らした手ぬぐいや速乾性のタオルなどを巻くととても有効です。

逆に休みすぎて体が冷えてしまうと、元の体温に戻すのに体力が必要になるなためかなり疲れてしまいます。休憩時には体を冷やさないように少し汗が引いたくらいの時点で上着を1枚羽織って下さい。そして、歩き始めは少し寒いかな、くらいの薄着のウェアで歩くと快適です。

また、体を冷やさないためには飲水は冷たすぎる氷水などは避けましょう。

行動食を補給する

休憩時には必ず甘いモノやおにぎり、水分などを補給して下さい。次の休憩まで養分が摂取できませんので、これを怠ると最悪シャリバテしてしまいます。

最後に

登山は楽しいスポーツです。基本的な歩行のペースは楽しく会話が出来る程度と思って下さい。メンバー同士の会話が途絶えるとみんながキツイ状態だということがわかります。

休憩でなくても立ち止まって景色を堪能したり、花の写真を取るだけでも楽になります。ちなみに、先行しているメンバーが疲れにくいのは、遅れているメンバーを待っている分休憩できているからです。

パーティではサブリーダーが先頭でペースを配分し、次に体力のない人を付けます。最後はリーダーが全体を把握します。これによりパーティ全体が疲れにくくなります。

登山の歩き方は慣れるしかありません。低い山でもいいので何度も繰り返すことで必ず上達できます。ぜひ楽しい登山を楽しんで下さい。

(image by 著者)

このライフレシピを書いた人
Banner line

編集部にリクエスト!

「こんなライフレシピがほしい」や「ここがわかりにくかった」などをお送りください。