車は本来雪の上を走るようには作られていません。それでも運転をせざる得ないときは安全運転と準備を万端に行いましょう。
筆者は何年も雪上を走ってきました。その経験から、雪道ドライブに必要な車載アイテムや雪道ならではの注意点をアドバイスさせて頂きます。
車内における必需品
タイヤ・ワイパー
タイヤ・ワイパーはそれぞれ冬専用のものがあります。雪道を走る際は替えておきましょう。
ウォッシャー液
マイナス30度まで凍らないタイプなどがオススメです。入れ替えておきましょう。
スノーブラシ
車体に積もった雪を除雪する道具です。伸縮するタイプは車体の屋根の除雪に重宝します。
車内にあったら便利な道具
解氷剤
スプレー状のものが多いです。車内に置いておき、凍りついた窓に吹きかけると氷が溶けていきます。
スノーヘルパー
雪に埋まった車を自力で脱出させるために役立つアイテムです。
牽引ロープ
スノーヘルパーでも脱出できないようなとき、他の車に引っ張ってもらうのに必要です。
スコップ
車内にも小さくてもいいので「剣先スコップ」を積んでおきましょう。雪が車の腹につかえてはまるというのはよくある話です。
雪道ならではの注意点
走る場所について
雪道では降り積もった雪で車幅が狭くなります。住宅地の道路やわき道は除雪が追いついていない場合があります。
なるべく幹線道路を走った方が、渋滞はしますが無難だと言えます。
運転方法について
急発進・急加速・急ハンドルは夏のとき以上に控える気持ちでいましょう。もちろんスピードも控えめにしましょう。
駆動方式の違いについて
車の駆動方式は大きく分けて3種類です。それぞれ特性が違いますので雪道の際は下記を参考に対策をしましょう。
- FF式(前輪駆動)・・・比較的雪道には向いていると思います。走り出しも比較的容易です。
- FR式(後輪駆動)・・・雪道には向いていません。前輪が止まったままで後輪だけが動くことが多いため後部が横にスライドしたり、カーブでドリフトしてしまいがちです。ただ、ドライバーが常に雪道の危険さを実感できるためかえって安全運転になり、事故が少ないと言う意見もあります。
- 4WD(四輪駆動)・・・一番雪道での発進が得意です。しかし車体が一番重いため、ブレーキが苦手な駆動です。止まりにくいことを念頭に入れましょう。
おわりに
以上、雪が降ると道路状況が夏場とは一変します。準備と安全運転で気持ちのよいドライブを!
(image by 足成)
(image by 筆者)