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漏電した時の対応のコツ

突然の停電、それも漏電となると怖いものです。一方で、漏電で停電になるというのは、安全な電気の供給のために欠かせないことでもあります。

しかしながら、停電したままというわけにもいかず、何らかの対処が必要となることでしょう。そこで、漏電と分かった時の対応の仕方についてご紹介します。

停電の原因は必ずしも漏電ではなく、むしろ家庭で多いのは電気の使い過ぎでブレーカーが落ちるというのが多いと思いますが、ここでは漏電が原因であるとの特定方法、及び復旧に向けての対処に絞って書いていこうと思います。

漏電が起きた状況

筆者の体験談

雨が降っているときに突然自宅の中がすべて電気が切れてしまいました。使いすぎかと思い、分電盤を見たら、電力会社の設置しているブレーカーではなく、主幹ブレーカーが落ちていたので、漏電ではないかと思い、調べてみました。

漏電による停電であると特定する方法

建物の中には必ず分電盤が設けられており、多くの家庭では以下のような構成になっております。

1.電力会社設置のブレーカー

電力会社との契約に基づき、取り付けられる基本的に一番大きいブレーカーです。上の写真中、一番左の紫色のブレーカーがそれに当たります。

契約容量により、色が異なります。写真の紫色は60A契約の時に使用します。また、その他代表的なものでは、50A=茶色、40A=灰色、30A=緑色等があります。(いずれも東京電力の場合)

2.主幹ブレーカー

主に「電力会社設置のブレーカー」の下に取り付けられるブレーカーです。「電力会社設置のブレーカー」よりも概ね小さく、上記の写真では「電力会社設置のブレーカー」右下のブレーカーがこれに当たります。

3.分岐ブレーカー

「主幹ブレーカー」の下に、複数取り付けられている小さいブレーカー群です。それぞれのブレーカーごとに電気の行き先が細かく分かれています。上の写真中、右側にある小さなブレーカー群がすべてこれに当たります。

ブレーカーについて

漏電時のブレーカー

電力会社から供給される電気は、分電盤内において「電力会社設置のブレーカー」→「主幹ブレーカー」→「分岐ブレーカー」の順番に流れています。

漏電による停電の場合は、この中のうち、「主幹ブレーカー」が落ちて、OFFの状態になっています。「主幹ブレーカー」には、中には例外もありますが漏電を検出する機能を持ったものがついていることがほとんどで、漏電を検出すると、安全のために電気を自動的に遮断するようになっています。

「1.電力会社設置ブレーカー」や「3.分岐ブレーカー」が落ちている場合は、電気の使い過ぎと考えられます。
電気の使いすぎは不要な電気製品をOFFにすることで解決していきましょう。

停電状態

漏電による危険から身を守るために電気を遮断しているといっても、業者が来て修理してもらうまで停電状態というわけにもいかないと思います。そこで、完全復旧とはいきませんが、家庭でもできる漏電した時の対処方法をご紹介します。

復旧に向けての対応方法

STEP1:主幹ブレーカーがOFFであることを確認する

漏電で主幹ブレーカーが落ちているといっても、万が一ということもあるので、本当に「OFF」になっているかどうかをきちんと自分の目で確認しましょう。

筆者の場合、主幹ブレーカーがきちんと「ON」になっていない状態だったので、もしかしたらと思い、つまみの部分を確認してみると、「OFF」が表示されていたので、漏電ではないかと思いました。

漏電の場合、「OFF」状態から「ON」にしようとしても、「ON」にはできないので、このことからも漏電であるということが判断できます。

STEP2:すべての分岐ブレーカーをいったんOFFにする

漏電しているといっても、複数個所で同時におこるものではなく、ほとんどの場合は1ヶ所と思われます。

そのため、どこで漏電が起きているかを判別するため、いったんすべての分岐ブレーカーを「OFF」にします。

STEP3:主幹ブレーカーをONにする

すべての分岐ブレーカーをOFFにしたら、主幹ブレーカーをONにします。これでONになったまま落ちなければ、分電盤内部での漏電はないということになります。

この段階で主幹ブレーカーがONにできない場合は、分電盤内部の故障が考えられますので、すぐに電気工事業者を呼んでください。

STEP4:1つずつ分岐ブレーカーをONにする

主幹ブレーカーをONにしたら、STEP2でOFFにした分岐ブレーカーを1つずつONにします。

漏電している回路の場合、漏電している分岐ブレーカーをONにした段階で主幹ブレーカーが落ちます。

STEP5:漏電している回路のブレーカーをOFFにする

STEP4で漏電している回路が判明したら、その回路の分岐ブレーカーをOFFのままにし、主幹ブレーカーと漏電箇所以外の分岐ブレーカーをONにします。

これで、漏電箇所が含まれる回路以外の電気が復旧します。

STEP6:漏電箇所の修理を業者に依頼する

漏電箇所の修繕については、専門知識を持った電気工事業者に任せましょう。

業者に依頼した際の体験談

筆者の場合、STEP1~6までの方法で、屋外に出ていっている回路に不具合が生じていることが分かりましたので、当該回路の電気器具について、どこが漏電しているか調べて、修繕してもらうよう、近所の電気工事業者にすぐにお願いしました。

回路は特定できているので、その回路についている電気器具を調べてもらったところ、屋外に設置している犬小屋の外壁についているコンセントについて、壁とコンセントとの間に隙間ができていて、そこに雨が入り込んで漏電していたことが分かりました。

おおよそ調査は1時間程度で終了し、屋外用コンセントをすぐに取り寄せて頂き、交換してもらいました。

対処にかかった時間と費用

  • 対応にかかった時間:漏電回路が判明するまで約30分程度
  • 漏電から修繕完了までの時間:約2日程度
  • 修繕にかかった費用:コンセント交換及び工賃で約10,000円

結果をふまえて、どのような予防策をとっているか

壁とコンセントとの間に隙間ができないよう、しっかりとねじ止めをするとともに、できる限り水が隙間に入らないように、コーキング(=防水処理剤)をコンセント器具の周囲に行いました。

また、この場所以外の防水コンセントも予防のため、同じように点検、コーキングを行いました。

その他、漏電したときの注意点

漏電回路を探すことは上記の段取りで行うことで、一般の方でもできますが、くれぐれも最終的な修繕は故障個所に電気を通電させる作業が絡みますので、業者の方に任せるようにしましょう。

おわりに

漏電といっても、ほとんどの場合、家庭に取り付けられている分電盤の機能によって、漏電している危険な状態のままにならないように安全に電気を遮断してくれます。

今回ご紹介した方法は、分電盤の機能を利用しており、一般の方でも安全にできる方法です。万が一漏電による停電が起きた際に、私の記事が参考になれば幸いに存じます。

(image by 筆者)

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