「なぜこんな臭いものを食べようと思ったのか…」。世界には、食用にしている意味が分からない臭すぎる食材がいくつかありますよね? 今回は、そんな食材の中でも最も臭い食材ベスト10をご紹介します!
臭すぎる食材ベスト5
第5位:焼きたてのくさや(1,267Au)
- 原産地:日本
新鮮なムロアジ、トビウオ、シイラなどの魚を、「くさや液」という特性の発酵液に浸透させたあと天日干しした干物です。塩辛さの中にまろやかさがある独特の味わいで、日本酒や焼酎ともよく合います。
悶絶するほどではないそうですが、焼くと「ドブ」ような臭いがします。
くさやは、こちらのお店で食べられます。
第4位:キビヤック(1,370Au)
- 原産地:グリーンランド、カナダ、アラスカ
カナダのイヌイットやアラスカのエスキモーたちの間で伝統的に作られる、海鳥を内蔵を取り除いたアザラシの中に詰め込み、地中で長時間寝かした発酵食品です。厳しい極北の土地で貴重なビタミンを補う食品とされています。
臭いもさることながら、海鳥の肛門から液状になった内蔵をすすって食べるという食事スタイルから現地の方以外はあまり手にとって食べたいものではないかもしれません。
第3位:エピキュアーチーズ(1,870Au)
- 原産地:ニュージーランド
熟成を缶の中で行われるニュージーランドのチーズです。酸味が強いもののコクがある独特の味を持ち、臭いはどんなチーズより強烈だそうです。ただし、箱入りのエピキュアーチーズはそんなに臭くないようなので、本物志向の方は缶入りのものを購入しましょう。
第2位:ホンオ・フェ(6,230Au)
- 原産地:韓国
ガンギエイの刺し身や切り身を壺などに入れて発酵させた料理です。身がコリコリしていてさっぱりとした味わいなので一見美味しそうですが、口に含んだ瞬間に強烈なアンモニア臭が漂い、泣きながら食べることになるそうです。
豚肉やキムチと一緒に食べたり、マッコリで一気に流し込むのが通の楽しみ方だそうですよ。
ホンオ・フェは、こちらのお店で食べられます。
第1位:シュール・ストレミング(8,070Au)
- 原産地:スウェーデンなど
ニシンを塩漬けにして缶の中で発酵させた漬物の一種です。缶を開ける時に中の臭い匂いが広範囲に飛び散るため、本場スウェーデンでは、缶を開ける専用の小屋もあるのだとか。
味は酸味が強く、ジャガイモやカブなどと一緒に食べられるそうです。腐った卵のような硫黄臭、鼻に刺さるような刺激臭がするとされ、「生ゴミを直射日光の下で数日間放置したような臭い」とも例えられます。
シュールストレミングは、こちらのお店で食べられます。
おわりに
ちなみに、第1位~第5位までの5品を線グラフで表すと以下のようになります。上位2品だけ飛び抜けて臭いことがよく分かりますね。
シュールストレミングとホンオ・フェは、バクテリアンに打ち勝った鼻なしクリリンでも真っ青の臭さでしょうね。
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