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中学「理科2分野」の「動物の分類:せきつい動物」分野の学び方

中学校で習うせきつい動物の中には様々なものがあります。魚類、両生類、ハチュウ類、鳥類、ほ乳類などに分類されますが、なかなかそれぞれの動物の特徴が覚えられないという人もいるのではないでしょうか。

ここでは、進化の過程を考えながらせきつい動物の分類を覚える方法を紹介します。

違いの出る部分

呼吸

動物の呼吸にはえら呼吸と肺呼吸の2種類があります。

えら呼吸というのはえらを使って酸素と二酸化炭素の交換を行う方法で水中で呼吸する方法です。

肺呼吸とは私たち人間のように肺で酸素と二酸化炭素の交換を行う方法で陸上で呼吸する方法です。えら呼吸は肺呼吸に比べて効率が良いという特徴があります。

心臓のつくり

心臓には心室、心房の2種類のスペースがあります。動物によってはこの心室や心房の数が異なります。

人間は心室、心房を2つずつ持っています。心室というのは心臓を各スペースに分けたときに下側にあるスペースのことで、心房は上側にあるスペースのことです。

体温

体温については変温動物、恒温動物の2種類があります。

変温動物というのは周りの環境に合わせて体温を変化させる動物のことで、恒温動物というのは周りの環境が変わっても体温が変化しない動物のことを言います。

受精

受精方法には体外受精と体内受精の2種類があります。

体外受精はメスが産んだ卵に直接オスが精子をかける受精方法です。この体外受精は水中で生活している動物しか行うことができません。

それ以外はメスの体の中で受精する体内受精となります。

子の殖やし方

子の殖やし方は卵生と胎生の2種類です。

卵生は卵を生み、孵化をさせる殖やし方で、胎生は体の中で子を育てる殖やし方です。

ほ乳類のみが胎生で子を殖やすことができます。

せきつい動物の分類

まず、魚類、両生類、ハチュウ類、鳥類、ほ乳類の特徴を表にしてまとめてみました。

魚類

  • 呼吸:えら呼吸
  • 心臓のつくり:1心房1心室
  • 体温:変温
  • 受精:体内受精、体外受精
  • 子の殖やし方:卵生

両生類

  • 呼吸:子はえら呼吸、親は肺呼吸
  • 心臓のつくり:2心房1心室
  • 体温:変温
  • 受精:体内受精、体外受精
  • 子の殖やし方:卵生

ハチュウ類

  • 呼吸:肺呼吸
  • 心臓のつくり:2心房1心室
  • 体温:変温
  • 受精:体内受精
  • 子の殖やし方:卵生

ほ乳類

  • 呼吸:肺呼吸
  • 心臓のつくり:2心房2心室
  • 体温:恒温
  • 受精:体内受精
  • 子の殖やし方:胎生

鳥類

  • 呼吸:肺呼吸
  • 心臓のつくり:2心房2心室
  • 体温:恒温
  • 受精:体内受精
  • 子の殖やし方:卵生

学ぶ時のポイント

暗記が得意という人はすぐに覚えられるかもしれませんが、暗記が苦手という人にとっては覚えるのはなかなか難しいものなのではないでしょうか。

また、ただ暗記しても内容を理解していないと問題に対応できない場合があります。せきつい動物を学ぶ際には具体的な動物を例に挙げて覚えるというのがポイントです。

たとえば魚類であればフナやコイ、両生類はカエル、イモリ、ハチュウ類はヘビやヤモリ、ほ乳類であればヒトやネズミ、鳥類はニワトリやツバメなど、具体的にイメージして覚えていくと良いです。

進化の過程

せきつい動物は魚類から鳥類まで順番に進化してきました。そのため、それぞれの動物の機能には進化の過程で必要になったというものが多くあります。それらを関連付けて覚えると以外にも覚えやすいものです。

魚類から両生類への進化

成体だけですが肺呼吸ができるようになり、陸上生活を営むために心機能が強化されました。

両生類からハチュウ類への進化

完全に肺呼吸を獲得し、生涯を通して陸上で生活するため、体内受精を行うようになりました。また、乾燥防止のために卵には殻がつくようになりました。

ハチュウ類からほ乳類への進化

冬眠を行わない恒温動物となるため、心機能が強化されました。

ほ乳類から鳥類

空を飛ぶ機能を獲得しました。

進化の過程で必要に迫られたため、動物の機能は異なっているのです。

最後に

理科はただ暗記するというイメージを持つ人がいるかもしれません。しかし、一つ一つに理由があり、その理由を関連付けて考えれば理科は決して暗記の科目ではないのです。

動物の分類についても進化に関連付けながら覚えてみて下さい。

(image by amanaimages)
(image by 筆者)

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