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ゴリ押しでは勝てない!トランプゲーム「スペード」の遊び方

スペードは、トランプゲームの一種で、アメリカではよくプレイされています。高度な戦略が必要とされる、面白みの深いゲームですが、日本人にはあまり馴染みがなく、面白みを実感できる機会がありません。

ここでは、スペードのルールを紹介します。興味のある方は、実際にスペードをプレイし、面白さを実感されてみてはいかがでしょうか。

ゲームの概要

2人ペア vs 2人ペアのタッグマッチです。合計4人で行います。

使用するトランプは、ジョーカーを抜いた52枚です。

同じチームのプレーヤー(パートナー)は対面に座り、仲間同士であっても、手札が見えない状態にします。この状態で、各プレーヤーにカードを13枚ずつ配ります。

配られた手札を見て、何回勝利するかを予想・宣言し、言った回数の勝利を得ることが目的です。

勝敗の概要

準備が終われば、プレーヤーがカードを1枚ずつ出し合い、どのカードが一番強いか、強さを比べます。最強のカードを出した者が、1本先取となります。この一連の手順を「トリック」と言います。

トリックを13回続けてトリックの勝ちを取り合い、カードが無くなるまで繰り返します。13トリックで1ラウンドとし、1ラウンド毎に獲得トリック数を集計して、得点を計算します。

得点計算の結果、一定の得点ラインを超えた場合は「勝負アリ!」となります。

勝敗は得点によって決まるので、単純に「何トリック取ったか」だけでは決まりません。いかに上手な得点の取り方をしたか、いかに減点を避けたかなどにかかってきます。そこがスペードの醍醐味と言えます。

ゲームの流れ

STEP1:組み合わせを決める

スート(マーク)の違うカードを各1枚ずつ、計4枚用意し、4人のプレイヤーが1枚ずつ引きます。スペードとクラブを引いた者同士がペア、ハートとダイヤを引いた者同士がペアとなります。

ペアが決まれば、ペア同士が向かい合わせで座ります。

仲間であっても、お互いの手札は見れません。どのカードを持っているかなどの情報交換・相談も出来ません。

STEP2:順番を決める

STEP1で使ったカードをもう一度引き、スペードを引いた人が最初にカードを出す人(親)となります。

STEP3:カードを配る

STEP1~2で使った4枚のカードを、残りのカードの中へ戻してよくシャッフルしたら、各プレーヤーに13枚ずつ配ります。

STEP4:ビッド(予想勝利数の宣言)

各プレーヤーは配られたカードを見て、そのラウンドで自分が何回勝てそうかを予想します。そして、「何回のトリックを取るか」を宣言します。この行為を「ビッド」と言います。

自分がビッドした数とペアの相手がビッドした数を合計した数が、チームとして目指す数になります。チームの合計ビッドをコントラクト」と言います。

STEP5:1stトリック開始

ビッドを終えたら、親から順に時計回りでカードを1枚ずつ場に出していきます。

親がカードを出す時には、基本的に「スペード以外のカード」を優先して出さなければなりません。他のスートのカード(ハート、ダイヤ、クラブ)が手元にない時に限り、スペードを場に出せます。

親以外は、親が出したカードと同じスートのカードの中から、1枚ずつ場に出します。このとき、場のスートが手元に無い場合は、子はいつでもスペードを出せます。

STEP7:1stトリックの結果

それぞれのプレイヤーが1枚ずつカードを出し終えたら、それぞれのカードの強弱を比較します。一番強いカードを出した人が「トリック」を取れます。

カードの強さは、Aが最強です。次いで K、Q、J、10 …と続き、 2が最も弱いカードになっています。

スートが違うカードが出た場合は、先ずスートの強弱で判断し、スートだけで勝負が付かない時に、数字の強弱で判断します。

スートの強弱は、スペードが最強で、次に台札(親が場に出したカード)が強く、残りの2スートは台札よりも弱い扱いになります。

STEP8:2ndトリック以降

2トリック目からは、前回のトリックを取ったプレーヤーが新しい親となり、そこから順番に時計回りでカードを1枚ずつ場に出していき、カードの強弱でトリック獲得者を決めていきます。

1stトリックと同様、親が出したカードと同じスートがなければ、違うスートのカードを出しても構いません。トリックが進むと手札が減るので、スートが異なるカードを出すことも増えてきます。

これを手札が無くなるまで、すなわち13回繰り返します。これを「1ラウンドを終える」と言います。

ラウンドのごとの得点計算

ラウンド終了時点で、各個人の獲得トリック数を計算します。個人の獲得トリック数を合計したものが、チームの獲得トリック数になります。

このチームの獲得トリック数が、チームでのトリック獲得目標(コントラクト)にどれだけ近い数字で終わったかで、勝敗を判定します。

つまり、ただ多く勝てばいいというものでもないということです。

1:ビッドよりも獲得トリックが多い、もしくはちょうどの場合

コントラクトよりも多くトリックを獲得したか、予想ピッタリの勝利をした場合は、「コントラクト数×10点と、あふれたトリック数×1点が、チーム得点として加算」されます。

(例)「5」「3」とそれぞれビッドしたチームの場合、合計8トリックがチームとして目指す獲得数になります。勝負の結果が合計10トリック獲得だった場合、8×10点と、あふれたトリック数である2×1点が加算され、82点が貰えます。

ちなみに、予想より勝ちすぎたトリック数の事を、「オーバートリック」といいます。

2:ビッドよりも獲得トリックが少ない場合

逆に、コントラクトよりも取ったトリック数が少ない場合は、「コントラクト数×10点が、チーム得点から減点」となります。

(例)「5」「3」とそれぞれビッドしたチームの場合、合計8トリックがチームとして目指す獲得数になります。勝負の結果が合計6トリック獲得だった場合、6×10点が減点され、それまでの得点から60点が引かれます。

そうなると、一見「とにかくトリックを多く取れば、その分だけ得点も多くなるじゃん」と思えそうですが、「バッグ」という制度があり、勝ちすぎると大幅減点になるかもしれないので注意が必要です。

3:バッグ

コントラクトよりもトリック数が多い場合、「オーバートリック数×1点」が貰えます。しかし、その差の分の点数が「バッグ」として蓄積します。バッグが10ポイントまで貯まると、マイナス100点の大減点となります。

最終判定

ラウンドを繰り返し、得点が減ったり増えたりして、最終的に決められた点数を超えたら勝負が決まります。

この点数は、ゲームによって違いはありますが、一般的には

  • 自分のチームの得点がプラス500ポイントになる
  • 相手のチームの得点がマイナス200ポイントになる

このどちらかになればゲーム終了とされる場合が多い様子です。

スペードの駆け引き

勝てばいいわけではない

スペードは「勝ち続ければよい」というものではありません。コントラクト数に近い勝利数をいかに出すかが重要です。そのため、

  • 例え強い札を持っていても、あえて勝てる数を少なく見積もる
  • 勝てるトリックをわざと負ける
  • 相手の得点バランスを崩す行動を取る

こういった行動を取ることで、逆に勝利を呼び込むことも可能になってきます。

チーム戦

スペードはチームバトルなので、相手のミスをカバーすることもありますし、逆に相手の足を引っ張ることもあります。

チームメイトとゲーム中に相談したり、手札の見せ合いなどの行為ができないため、チームメイトの腹の内まで読む必要があります。

スペードの上級ルール

スペードには上記に加えてオプション的に適用される上級ルールもあります。追加すれば戦略性が増し、より面白みのあるゲームになると思います。

1:ミニマムビッド

ビッドできる最低数を決めておくことで、自由なビッドが出来なくなり、かなり戦略を練る必要が出てきます。

2:ニル

トリックを1つも取らないという宣言のことです。実際にトリックを1つも取らなければ100点獲得、1つでもトリックを取ってしまうとマイナス100点です。

3:ダブルニル

手札を見る前にニルを宣言する事です。テクニックと強運の持ち主でないと成功しません。成功すれば200点獲得、失敗すればマイナス200点です。

4:スーサイド

「全員がダブルニルしかできない」というルールです。

5:ブラインド6

手札を見る前に6トリック以上取ることを宣言する行為です。成功・失敗ともに、ビッドの加減点数が2倍になります。

6:10フォー200

10トリック以上をビッドする行為です。10勝はかなり難しいため、成功すれば200点獲得、失敗すればマイナス200点です。

7:ブラインド・ムーン

手札を見る前に13トリック取ることを宣言する行為です。つまり全勝宣言です。成功すればプラス400点、失敗すればマイナス400点です。

8:ダブルニル・パッシング

パートナーがダブルニルを宣言した場合、パートナーとカードを交換できるルールです。交換できるのは2枚で、相談をせずに交換をしなければなりません。

9:ノー・ダブル

ダブルニルなど、大きく得点が動く行為を禁止するルールのことです。大味な勝負を嫌う人達が使うことがあります。

10:デアデビル

速攻で勝負を付けたいときに使うルールです。1ラウンドでの得点勝負などにすることで、ずっと早く勝負をつけてしまうものです。

11:200リミット

目標となる点数ゾーンを決め、そこに点数を持っていくことを目的とするルールです。得点がオーバーした場合は、わざと減点させることが必要となります。また、得点が500点を超えた場合は、即負けとなります。

12:相談

パートナー同士の相談を許すルールです。

プレイ上のコツ

1:パスができない

スペードでは、パスをすることができません。何かしらのカードを出さねばなりませんので、勝負の流れを見て、捨てる勝負と拾う勝負の区別をハッキリと付けることが重要です。

2:残りのカードに注目

相手がどんなカードを出したかを見ておくことが重要です。特にAやKなど強いカードが出たという情報は大事です。それにより、10などの中途半端なカードでも勝てる場合が出てくるからです。

3:スペードは最強

ラウンドの後半になれば、スペードが出てくる確率が上がります。スペードは、スートそのものが最強であり、他スートのAやKを駆逐する力があります。よって、スペード以外のスートで強いカードは、早めに使った方が無難です。

4:ビッドの数字

ビッドをいくつにすればよいか?が悩みのタネだと思いますが、初心者では3~4としておけば、そうそう外れることは無いと思います。

遊べるサイトなど

スペードは、4人いないと出来ないゲームです。なかなか4人集まってのプレイは難しいですよね。ウィンドウズのゲームフォルダには「インターネットスペード」がありますので、ウィンドウズをお使いなら気軽にプレイできます。

また、ネットでスペードが出来るサイトとして、「トランプスタジアム」を紹介します。スペードに限らず、いろいろなトランプゲームが楽しめるサイトです。

おわりに

スペードというゲームは、経験を重ねるに従い、「手の内の読みあい」「戦略の組みあい」など、頭脳戦の要素が濃くなります。

かなり面白いゲームですので、この機会にプレイしてみてはいかがでしょうか。

(image by ぱくたそ)
(image by 無料イラスト素材.com)

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