胡蝶蘭の作り方をご紹介します。著者オリジナルです。
著者の折り紙歴
- 参考:良く色々なお花の折り紙の本を見ています。
- 頻度:毎日こつこつ折っています。
- タイミング:家事の合間に折り紙を折ります。
- 折り紙歴:7年
用意するもの
胡蝶蘭のお花(一組)
- 白い折り紙(普通サイズの1/4:7.5cm×7.5cm)
- オレンジ色の折り紙(普通サイズの1/16:3.75cm×3.75cm)
お花は好きな数だけ作ってください。作りたい数の分だけ折り紙を用意します。
その他
- 葉っぱ用の緑の折り紙(普通サイズの縦1/8:1.9cm×15cm)
- 緑の針金10cm×お花の数分:花用
- 緑の針金18cm×2本:葉用
- 緑の針金36cm×2~3本:花用
- カップ(ジャムのカップ):植木鉢用
- 好きな色の折り紙:植木鉢用
- スポンジ(台所用等の物):植木鉢用
胡蝶蘭の花びらの折り方
STEP1:半分に谷折りする
白い折り紙を、横に半分になるように下から上に谷折りして戻し、横線をしっかりつけます。
STEP2:縦に谷折りする
同様に、縦半分になるように左辺から右辺に谷折りして戻し、縦線をしっかりつけます。
STEP3:半分に谷折りする
横半分になるように、今度は上から下に谷折りします。
STEP4:左上の角を中心線に向かって折谷りする
左上の角を中心線の下に谷折りしながらあわせます。次に裏返します。
STEP5:裏返して左上の角を谷折りする
左上の角を、中心線の下に谷折りしながらあわせます。
STEP6:三角形を開いて四角形にする
きちんと折り筋をつけます。
三角形下の真ん中を指で開きます。
矢印の方向に開いていきます。
四角になってきたら、両辺(オレンジ色の線)をしっかり折りましょう。
上の面と下の面を合わせる様につけます。
四角形になるように指で整えます。
四角形が出来ました。
STEP7:折った四角形を回転させる
天地が逆になるように180°回転させます。
開く方が上にきて、開かない方が下になるようにします。
STEP8:右下の辺を谷折りする
右下の辺5mmぐらいの所を谷折りします。
図のように折り、折り筋をしっかりつけましょう。
STEP9:左下の辺を谷折りする
同様に、左下の辺5mmぐらいの所を谷折りします。
図のように折り、折り筋をしっかりつけましょう。
STEP10:谷折りのXができる
このように、Xの形に折り筋ができます。
STEP11:小さい三角形を折る
Xの交差した点が底辺にくるように、また頂点が中心線上にくるように上に谷折りして、小さい三角形を作ります。
STEP12:上の角の所を一枚を下の方にめくる
先ほどの小さい三角形はそのままで、上の紙を一枚、下の方にめくります。
STEP13:開き終わり
開き終わったら形を整えてください。次に裏返しにします。
STEP14:裏返しにする
裏返したら、小さい三角形は底辺は上で頂点は下になっています。ここから180°回転させます。
STEP15:回転して切り込みを入れる
下の角から小さい三角形の頂点まで一直線に切ります。ただし、一枚のみ切ってください。小さい三角形の部分は重なっていますので、気を付けて一枚のみ切ってください。
STEP16:切り込みを左右に開く
左右山折りになっている所を両方、折り筋に沿って左右に開いていきます。
開くと、蝶々の羽根のような形になります。
STEP17:中央線に合わせてずらす
裏側を見ると分かりますが、下に中央線が隠れています。この中央線まで、左右の谷折りの部分(オレンジの線のところ)をずらしていきます。
まず、左側の谷折り部分をずらします。左側の谷折りの部分(オレンジ線)を中央線(緑線)までずらして谷折りします。
同様に、右側の谷折りの部分(オレンジ線)も中央線(緑線)までずらして谷折りします。
STEP18:左右の鋭角を下に山折りする
左右の鋭角(角のように立っている角)を、先ほどのオレンジ線の所で山折りし折り下げます。
STEP19:左右の鋭角を谷折りする
下から二番目(上から一番目・黄色い線)の折り線まで、鋭角を合わせるように左右の角をそれぞれ谷折りします。
お花のように見えてきました。
STEP20:角をつぶして折る
A・BとC・Dに分けてご説明します。
STEP21:A・Bの角の折り方
Aの角で説明します。まず、内側に向けて谷折りします。
つぶします。STEP8~9で折った折れ線に垂直になるように折れ線を入れると、つぶしやすいです。
開いてから、三角(黄色い三角形)になるようにつぶします。同様にBの角も折ります。
STEP22:C・Dの角の折り方
C角で説明します。まず、内側に向けて谷折りします。
つぶします。STEP8~9で折った折れ線に垂直になるように折れ線を入れると(緑の線)、つぶしやすいです。
開いてから、三角(黄色い三角形)になるようにつぶします。D角も同様につぶします。
ABCDの角を折った図です
角の折り方は同じです。折る場所が違う為、違う様に思われますが、基本は、谷折り・つぶす・開くです。
STEP23:3ヶ所の角を内側に谷折りする
上、左右の角を5mmぐらい内側に折ります。
このようになります。
STEP24:表に返す
お花本体の出来上がりです。
がくの作り方
STEP1:三角になるように谷折りする
オレンジの折り紙を、色がついている方を表にし、三角になるように下から上へ谷折りして開いて、折り筋をしっかりつけます。
STEP2:中心線に向かい谷折りする
上下の辺をSTEP1でつけた折り筋に向かって谷折りします。
このように、中心線に向かい下の辺を谷折りします。上の辺も同様に谷折りします。
STEP3:先ほど折った所を開くように谷折りする
STEP2で折り上げた辺の左角を開くように、下に谷折りします。同様に、上の角も谷折りします。
STEP4:裏返し、左角を右へ谷折りする
裏返します。
左側の角を、上角と下角を結んだ線で右に谷折りします。
ここまで折れたら裏返しましょう。
STEP5:上下の角を中心線に向けて谷折りする
まず、下の角を中心線に向けて谷折りします。
同様に、上の角も中心線に向けて谷折りします。
こんな感じになります。
STEP6:開く
向かって左と上下の端は山折にしたまま、ほかを全部開きましょう。
STEP7:山折りの所を直角(90°)に左に真直ぐ谷折りします
山折りの線(白い線)から直角(90°)に左側に向かって、真直ぐ谷折りします。
STEP8:折りもどす
1~4の順番で折りもどします。
一番目です。
二番目です。1と2が真直ぐになるようにします。
三番目です。
四番目です。
3と4をきれいにつけます。
両サイドをつぶします。
折り終わるとこんな感じです。ここから逆時計回りに90°回転し、左の角が下に来るようにします。
STEP9:下の角を上の方に谷折りする
右角と左角を直線で引いた線に沿って、下の角を上の方に谷折りします。
このようになります。次は裏返します。
STEP10:裏返したら三角形を内側に折り入れる
小さい三角形(オレンジ色)ができています。
この三角形を内側に折り入れます。
白い三角形ができました。
STEP11:底辺と左辺が合う様に谷折りします
三角形の底辺と左辺が合う様に谷折りします。
この様に折ります。次はもどします。
STEP12:底辺と右辺が合うように谷折り
三角形の底辺と右辺が合う様に谷折りします。
この様に折ります。
STEP11の谷折りとSTEP12の谷折りでこの様な折り筋ができます。次は裏返します
STEP13:回転させる
90°回転させます
STEP14:赤丸の所をつまむ
赤丸の所をつまむ様に中央を山折りします。
STEP14:右側の辺を指でつまむ
矢印のポイントをつまみます。
この様につまみます。つまんだら中央で山折です。
上から見ると〇の中のように見えます。がくのできあがりです。
胡蝶蘭の花びら(本体)とがくをつける方法
STEP1:がくにのりをつける
がくのつまんだ所に少しのりをつけます。
STEP2:花びらにがくをつける
花の中心、画像の矢印の所に、がく(のりが付いた状態)を差し込みます。
胡蝶蘭のお花のできあがりです。
胡蝶蘭の下から見た図です。
仕上げの方法
お花4つの場合でご説明します。短いワイヤー(10cm)を3本、長いワイヤー(30cm)を1本用意しましょう。
STEP1:お花にのりを少しつける
がくの割れ目に、少なめののりをつけます。
STEP2:茎(ワイヤー)をつける
ワイヤーをはさみこんで、指でおさえます。同様にして、3個のお花にワイヤーをつけます。これで3組のお花ができました。
同様に、長いワイヤーにもお花をつけます。
STEP3:長いお花と短いお花を組み合わせる
長いワイヤーに短いワイヤーを隙間なくクルクルと巻きつけます。
同じ様に、3つのお花をつけます。(花が重ならないように間隔をあけてください)
STEP4:葉を作る
緑の折り紙を、葉の形に切り取ります。(葉の長さは自分のオリジナルで良いです)
ワイヤーの先端を丸めます。
葉とワイヤーをつけます。(ワイヤーにボンド等を塗り葉につけます)
これでそれぞれの材料がそろいました。
STEP5:鉢を用意する
基本的にはジャムの箱とスポンジで良いと思いますが、もし座りが悪い場合はおもりの石を入れてください。
ジャムの箱に折り紙を貼ります。好きなお色で良いです。
ジャムの箱にのりを着けてジャムの箱のサイズの折り紙クルクルと貼ります。
ふたに穴を開けます。
座りの悪い時は、スポンジを入れる前におもりを入れます。
スポンジを入れます。
ふたをしたらできあがり。
STEP6:鉢にお花を活ける
著者の場合は前方にお花のワイヤーを間隔を1cm以上開けて2本さし、後方に葉のワイヤーを間隔を1cm以上開けて2本さしました。
できあがりです。
ポイント
ワイヤーが指に刺さりやすいので、気を付けて巻いてください。
おわりに
意外と根気がいりますが、出来上がった時の豪華感がとてもうれしいです。どうぞ試してみてくださいませ。
お花を何本か増やすとより豪華になると思います。
(image by 著者)