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    さりげない演出が効果大!人気絵師・おきるさんが教える、かわいい女の子を描くポイント5つ

    大きな瞳に、物憂げな表情…ラノベやアニメに登場する「かわいい女の子」。ところで、このようなかわいい女の子って、どうやって描かれているのでしょうか。

    イラストコミュニケーションサービス「pixiv」でも人気が高いイラストレーター・おきるさんに、かわいい女の子を描くときのポイントを聞いてみました!

    本記事は、2013年12月の取材情報をもとに執筆されたものです。

    かわいい女の子を描くポイント

    その1:曲線を意識する

    まず最初のポイントは「曲線を意識して描く」ということ!

    たとえば、イラスト例の女の子は背中のS字ラインが誇張気味に描かれていることで、お腹のほうがゆるやかな曲線になっています。

    「基本的に、人間の背骨は男女ともにS字ラインになっています。特に若い女性を描く場合は、S字ラインを少し大げさに書くとシルエットがキレイになり、より女性らしくみえます。背中に限らず、腕でも脚でも、どこでも滑らかな曲線を意識して描くと、それだけで女性らしい印象になりますよ!」(おきる)
    直線をイメージしながら描くと、男性的な感じになるそうです!

    その2:手指に表情をつける

    続いてのポイントは「手」です! 画像では、軽く握った手の小指が立っていて、女の子らしさが強調されているように感じますね。

    しかし、手を描くのは難しそうなので避けたいところだけれど?「手は顔の次に重要なパーツな!」(おきる)なので、ここは頑張って描いてみましょう。

    「指もやわらかく繊細な感じを出すように描くといいと思います。おすすめは、実際に自分の手でいろんな形を作ってみたり、好きな漫画家やイラストレーターの描く「手」を参考にしたりすることです。いろんな手の表情を覚えておくと、描くときに役に立ちます」(おきる)

    その3:カメラマンになったつもりで動きや表情を想像する

    かわいい女の子は「顔」が命!上目遣いで見つめている顔など…どきっするような表情を描くにはどうすればいいのでしょうか。

    おきるさんによると、女の子の絵に限らず、人物の絵はカメラマンになったつもりで描くといいそうです。

    「僕の場合、動きや表情を想像しながら、どんな性格・人間なのかを考えておきます。すると、動きや表情が現実味を持ち、生き生きとしてくるんです。「かわいい表情」というと笑顔を思い浮かべがちですが、どんな表情でも、さじ加減次第でかわいく描けるので色々描いてみるのが良いと思います」(おきる)
    ちなみに今回のイラストでは、あまりカメラを意識した表情にせず、自然な感じの顔に描いているそうです。

    その4:それぞれの質感の違いを出す

    イラストでは動きだけでなく質感をだすことも大切です。

    そこでポイントとなるのが「光沢感」です。「光沢感を強めにすると、健康的でハリのある肌になり、一方、弱めにするとスベスベした肌になります」とおきるさん。

    質感の違いを意識して描くことは大切です。「すべすべした肌」を強調して描きたい場合は、同じ画面上で「すべすべしていない部分」を描く必要があります。服や髪など、それぞれの質感を意識して色を塗ることで、最終的に各々が際立ちます。描きながら、ときどき全体図をチェックしながら描くようにしましょう」(おきる)

    その5:「言われて気づく」程度の細かい演出を取り入れる

    顔や手、質感以外でも「かわいい女の子」を構成するための要素はいくつかあります。

    たとえば、おきるさんは今回のイラストで以下の「かわいいポイント」を書き込んでいます。

    • 体のシルエット

    このイラストでは、体のラインが出るように細身のシルエットが描かれています。

    「こうすることで、シルエットやメリハリが出て動きを感じられたり、背中のラインに腰のくびれが見えてより女性らしさが演出できます。あまり強調し過ぎると下品になってしまうので、バランスを見ながら、少しだけ体に沿うように描いています」(おきる)
    • リボンなどの小物

    制服のリボンは少し大きめに描かれています。

    「リボンを大きめに描くことで、女の子を小柄に見せる効果があります。僕の場合、この一部だけでもそういった視覚効果が発生することで、何かしら意味があるように演出させています」(おきる)
    • スカート丈、袖など

    スカートなど、女の子らしさを出すには絶好のポイント!

    「フリルや花柄など「かわいい」に直結するものもあります。しかし、今回は太ももが見えるスカート丈にしたり、袖を長めにして「萌え袖」っぽくしたりなど、わかりやすい「かわいい要素」を入れてみました」(おきる)
    • 注意点

    あくまでも演出なので、目立つように描きすぎるのはよくないようです。

    「そもそもこのような演出は「説明されて初めて気付く」くらいでちょうど良いものだと思います。ただし、描いたキャラクターが真面目な性格という設定なら、スカートは長めにする…などのほうが魅力が高まることもあります。何も考えず機械的にかわいい要素を入れるようなことは、避けるようにしましょう」(おきる)

    かわいい女の子を描く心得

    「かわいい女の子」とはいえ、かわいいの定義は人それぞれです。おきるさんが「かわいい」を描く上での心得とは何でしょうか。

    「“かわいさ”とは曖昧なものです。自分が好きなものを、他人も同じように好きとは限りません。その逆もしかりです。なので、自分の好みにや描きたいものに対して素直になって、突き詰めていくことが一番大事なのではないかと思います」(おきる)

    おわりに

    普段からイラストを描いているという人でも、新しい発見があったのではないでしょうか。

    「かわいい」を構成するポイントを知ると、女の子のイラストの見方がまた変わりそうですね。

    (illust by おきる)

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