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実は世界で2番目に長い!なぜ青函トンネルが掘られたのか

青森県と北海道を結ぶトンネルとして有名な青函トンネル。青函トンネルは、スイスにあるゴッタルドベーストンネルが2011年に貫通するまで(開通は2016年)、世界一長いトンネルとしても知られていました。

本州と北海道を結ぶ重要な役割を果たす青函トンネルですが、そもそもなぜそれほどまでに長いトンネルが掘られたのでしょうか。青函トンネルが建設された理由についてまとめてみました。

青函トンネルとは?

  • 長さ:約53.9km
  • 建設年:1988年(昭和63年)3月13日
  • 建設期間:27年
  • 総工費用:7,455億円
  • 用途:鉄道トンネル

青函トンネルは莫大な費用と期間をかけて開通しました。現在は在来線の青森駅と函館駅を結ぶ津軽海峡線が通っています。

なお、青函トンネルは鉄道トンネルなので、自動車では通行できません。

青函トンネルが掘られた理由

青函トンネルが開通する前は、津軽海峡を移動する手段として青函連絡船が運航されていました。しかし、津軽海峡は水深が深く、海流の速度も速い交通の難所とされ、船で運航するのに適した条件ではありませんでした。

青函トンネル建設の決定打となった出来事は、津軽海峡上を運航中の客船「洞爺丸」に起きた沈没事故「洞爺丸事故」です。この事故は台風接近下にも関わらず、気象判断を誤ったことから起きてしまった事故で、1155人の死者・行方不明者を出した空前の大惨事でした。

洞爺丸事故をきっかけに、より安全な手段で津軽海峡を結ぶ青函トンネルの建設計画が一気に具体化しました。そして1961年に掘削作業が開始され、27年後の1988年3月13日に開通しました。

なぜ青函トンネルは電車しか走れないのか?

青函トンネルはもともと鉄道用のトンネルとして建設されました。そのため車道は設けられていません。ただ、「電車だけではなく、自動車でも通れたら便利なのに・・・」と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、自動車が通るには問題が多くあるようです。まず大きな問題となるのが排気ガスです。長さが50km以上あるトンネルを自動車が走行すると、かなりの量の排気ガスが発生します。費用面や安全面を考慮すると実現は難しいようです。

また、事故が発生したときのリスクが大きい、ということもあります。トンネル内で1台の車が事故を起こしただけでトンネルが通行止めになり、中を走行中の自動車が立ち往生してしまいます。

事故時の救助・避難のことを考えると、自動車での走行は現実的ではないようです。

おわりに

青函トンネルが開通したおかげで、人や物資の移動がより安全・確実なものとなりました。また、このトンネルには光ファイバーのケーブルが敷設されており、北海道と本州間の通信においても大切な役割を果たしています。

2015年には、新青森駅と現在建設中の新函館駅間で北海道新幹線も開通します。この機会に、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

(image by Alljal)

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