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    音の表情を使いわけよう!フィンガーピッキングの方法&練習のポイント

    ギターの演奏方法には、大きく分けて2通りのやり方があります。まずはピック弾きで、もうひとつが指弾き(フィンガー・ピッキング)です。

    ここではアコースティック・ギターのフィンガー・ピッキングについて、詳しく紹介します。

    フィンガー・ピッキングとは

    文字通り、ピックを使わず、指でギターの弦を弾く演奏方法です。

    基本的に、親指・人差し指・中指・薬指の4本を用いて演奏しますが、稀に小指を使う事もあります。

    親指で低音弦(太い弦)の6~4弦を担当し、残りの人差し指~薬指で高音弦(細い弦)の3~1弦を担当することが多いです。

    用意する物

    ヤスリ

    爪を伸ばして弾く場合に、爪の形を整えるために使います。

    爪切りで切った状態だと、爪の形が角ばっているため良い音が出ません。ヤスリで角を丸く整えてやり、ピックのように滑らかな形にすると良い音で演奏できます。

    長く弾いていると、だんだん爪の弦に当たる部分が削れて形が悪くなってきます。その場合にもヤスリで形を整えてやりましょう。

    爪で弾くか、指(肉)で弾くか

    フィンガー・ピッキングでは、爪を伸ばして弾くか、伸ばさず弾くかで大きくサウンドが変わってきます。演奏する音楽スタイルによっても、どちらを選ぶかで音の出し方を工夫する必要があります。

    爪弾き

    爪を、指の腹側から見て2~3mmくらい伸ばして弾く方法です。画像のように親指~薬指の爪を伸ばします。爪弾きでは、コシのある太い音が出ます。
    サステイン(音の伸び)が長くなるため、余韻を活かした演奏が出来ます。

    肉弾き

    爪を伸ばさずに、指先の肉の部分を弦に当てて弾く方法です。肉弾きだと、丸みのある温かいサウンドが出ます。サステインが短いので、歯切れのよい演奏に向いています。

    弦の弾き方

    弦の弾き方にも大きく2通りの弾き方があります。

    アルアイレ

    弦に指を当てて弾いた後、指が離れる弾き方です。

    主にスティール弦のフォーク・ギターでは、この弾き方が用いられます。ナイロン弦のクラシック・ギターでも、主旋律以外の弦はこの弾き方で演奏します。

    アポヤンド

    弦に指を当てて弾いた後、指を上の弦に置く弾き方です。

    クラシック・ギターで主旋律(メロディ)を奏でる場合に用いられます。主旋律が太く、際だった音になるため、ソロ演奏で多く使います。

    指の当て方

    クラシック・ギター

    ナイロン弦のクラシック・ギターでは、指を弦にしっかり当てて弾きます。

    指先の肉の部分を当て弦を一度捉えたあと、爪で弦を弾くような演奏方法です。そのため、クラシック・ギターを演奏する場合は、爪を短めにします。指を腹側から見て、1~2mmくらい伸ばします。

    フォーク・ギター

    スティール弦のフォーク・ギターでは、指をあまり弦に当てずに弾きます。

    指先(爪)が弦に当たってから離れて音が出るまでが、クラシック・ギターに比べて速くなります。そのためフォーク・ギターを演奏する場合は爪を長めにします。指を腹側から見て3~4mmくらい伸ばします。

    右手の演奏スタイル

    右手の演奏スタイルには、大きく分けて3通りの方法があります。

    右手を浮かせたスタイル

    右手をどこにも固定しない弾き方です。演奏中に右手の位置を動かせるため、音のタッチを自在にコントロールできます。

    ギターの弦は、サウンドホール付近で弾くと温かい音になり、ブリッジ付近で弾くと硬い音になります。右手を浮かせることで、曲のパートやフレーズに応じて、演奏中にタッチを変えることが出来るので、表現豊かな演奏が出来ます。

    クラシック・ギターでは「右手を浮かせたスタイル」が基本となります。

    小指を表面板に置くスタイル

    ピッキングに使わない小指を、表面板に置く弾き方です。

    右手が固定されるため、ストラップを付けて立って演奏する場合にも安定します。しかし、右手の位置が変えられないため、タッチのコントロールが出来ません。

    右手をブリッジに置くスタイル

    右手の平の小指側(月丘)の辺りをブリッジに軽く乗せる弾き方です。

    表面板に小指を置くスタイルと同様、右手が安定します。

    フォーク・ギターでは、3通り全てが用いられます。

    フィンガー・ピッキングの練習のポイント

    強弱をつける

    ずっと同じ強さで演奏していても、曲が淡々としてしまいドラマが生まれません。曲の中で強く弾く部分と、弱く弾く部分を見つけて、工夫して練習しましょう。

    独奏の場合、主旋律(メロディ)を強く弾いて際立つようにします。アルペジオなどの装飾音は弱く弾いて、曲に立体感を与えます。

    親指で弾くベース音は、リズムのアクセントがある部分を強く弾きます。例えば、リズムの表にアクセントがあるなら1拍目を強く弾きます。

    一定のリズムで演奏する

    テンポのある曲では、リズムがよれてしまうと不安定な演奏になってしまいます。曲の中で、ずっと同じテンポを維持できるようにメトロノームを使って練習しましょう。

    緩急を付けて演奏する

    バラード調のテンポの遅い曲では、曲に緩急をつけるとドラマが生まれます。クラシック・ギターでは、楽譜に指示がある場合もあります。指示がない場合は、自分で曲の速くする部分と遅くする部分を見つけて練習してみましょう。

    フィンガー・ピッキングを学ぶ注意点

    ソロか、伴奏か

    演奏スタイルがギターソロ(独奏)か、歌の伴奏かによって練習方法も変わります。

    独奏の場合は、主役がギターなので、曲に表情をつけて演奏します。ピッキングに強弱や緩急を加えて表現豊かに弾き、曲に広がりや深みを出しましょう。

    伴奏の場合は、主役が歌なので、ギターは後ろで歌を支える役割になります。そのため表現豊かに弾きすぎると、歌が映えなくなってしまうので注意しましょう。

    おわりに

    フィンガー・ピッキングは、ピック弾きとは違い、弦に指が直接触れて音を出すので色々なタッチを出すことが出来ます。

    また、親指から薬指の4本を使うので、1度にたくさんの音が出せます。メロディ・和音・ベース・アルペジオなどのパートを、全て1人で演奏できるので、ソロ演奏でもまるで小さなオーケストラのように音楽を奏でられます。

    フィンガー・ピッキングを練習して、アコースティック・ギターの奥深い世界に触れてみましょう!

    (image by 著者)

    このライフレシピを書いた人