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    てやんでい!東京人が思い出したい粋でいなせな「江戸っ子気質(かたぎ)」

    東京の人の都民性(県民性)といえば、「江戸っ子」のイメージでしょう。しかし、最近では東京にも「江戸っ子」と呼べるような人が少なくなってきました。

    粋でいなせな江戸っ子を思い出して、関西人に負けるとも劣らない性格を取り戻しましょう。

    「江戸っ子」とは

    江戸っ子(えどっこ、江戸っ児)とは、江戸で生まれ育った住民を指す言葉。「さっぱりとした気風」や「いなせ」で「喧嘩っ早い」など、特定の気風を持った者を指す事が多い。

    江戸っ子とは、江戸(現在の東京都)で育った人のことを指し、さっぱりとした性格で、粋な行動を好む人のことをいいます。

    【江戸っ子の性格】

    • 見栄っ張り
    • 強がり
    • 向こう見ず
    • 喧嘩っ早い
    • 独りよがり
    • 金離れが良い
    • 細かいことにこだわらない
    • 商売下手
    • 意地っ張り
    • 議論が苦手
    • 人情家で涙もろい
    • 正義感が強い
    • お祭り好き

    江戸っ子にはこのような性格があると言われています。明るく大雑把で、はっきりとした物言いという性格だと言えます。

    「江戸っ子」なキャラクター

    • 男はつらいよ 車寅次郎(寅さん)

    生まれも育ちも葛飾柴又で有名な「フーテンの寅さん」は、典型的な江戸っ子のキャラクターとして描かれています。

    拍子抜けに明るいキャラクターの寅さんは、子供のような性格もあり、ちょっとしたことでもカッとしてしまいケンカになってしまうことがしばしばあります。

    また、人情に厚く義理堅い一面もあり、家族のことを大切にする人として描かれています。

    「葛飾は正確には江戸ではない」と言われることもありますが、キャラクターとしての寅さんは”ちゃきちゃきの”江戸っ子です。

    • こちら葛飾区亀有公園前派出所 両津勘吉

    「こち亀」の「両さん」も江戸っ子なキャラクターとして描かれています。義理人情に厚く、他人のことを思って行動が出来る人ですが、やはり喧嘩っ早く、トラブルになってしまうこともしばしばあります。

    いくつもお金儲けのアイデアを思いつく両さんですが、それが毎回やりすぎで失敗してしまうのは江戸っ子気質のせいでしょうか。

    江戸っ子の由来

    江戸っ子は、町の表通りに住んでいる「町人」ではなく、裏の長屋に住む火消しや大工などの頭分が江戸っ子として考えられています。そのため、江戸っ子は、商売下手で兄貴肌だと言われます。

    『江戸っ子』を著した西山松之助によると、「徳川将軍家のお膝元である江戸に生まれ」、「宵越しの金を使わない」「乳母日傘で過ごした高級町人」「市川團十郎を贔屓とし、『いき』や『はり』に男を磨く生きのいい人間」を本格的な江戸っ子だと記しています。

    そして、ただ喧嘩っ早い江戸生まれの人は、「”自称”江戸っ子」であるとしました。

    江戸っ子に関する言葉

    江戸っ子に関する川柳やことわざから、江戸っ子気質について見てみましょう。

    • 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し
    江戸っ子は言葉づかいは荒いが,腹に何もなく気持ちはさっぱりしているということ。また,江戸っ子は口先ばかりで内容がないという意にもいう。

    「5月の鯉の吹き流し」とは、こどもの日の鯉のぼりのことを指します。高く上げられた鯉のぼりは大きさこそあるものの、中身はなく空洞になっています。

    これに例えて、江戸っ子は鯉のぼりのようにはっきりとした物言いはするけれど、言葉の裏に変な気持ちはないということを表しています。

    • 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ
    その日に得た収入はその日のうちに使い果たす。金銭に執着しない江戸っ子の気性をいった言葉。宵越しの銭は使わない。

    江戸っ子は商売下手で金離れが良いとされており、この言葉にも表れています。日雇いの仕事が多かった江戸時代で、江戸っ子は次の日に持ち越すような節約はせず、その日の金はその日に使ってしまうという性格でした。

    • 江戸っ子の生まれ損ない金を貯め

    「江戸っ子の生まれ損ない金を貯め」という言葉は、「江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ」の裏にあたります。「生まれ損ない(にせもの)の江戸っ子は、宵越しの金を持って貯金してしまう」という意味になります。

    江戸っ子なら使いたい「江戸言葉」

    江戸っ子なら必ず使いたいのが「江戸言葉(江戸弁)」です。「べらんめえ調」とも言われるしゃべり方をマスターしましょう。

    • てやんでい

    江戸言葉としてよく聞く「てやんでい」とは、「何言ってやがるんだ」が変化した言葉です。

    A「お化け屋敷こわいよ」
    B「てやんでい!男なら度胸みせねぇか!」

    というように、相手の言葉に応答するように使います。

    • べらぼうめぇ

    「べらんめい(べらぼうめ)」もよく聞く言葉かと思います。「べらぼう」に「ばか者」という意味があることから、「ばかやろう!」と相手を罵るときに使われます。

    A「お化け屋敷こわいんでしょ?」
    B「べらぼうめぇ!おいらがこえーわけあるけぇ!」
    「あたぼうよ」とは「当たり前だ べらぼうめ」が省略された言葉です。
    • すっとこどっこい

    「すっとこどっこい」とは、馬鹿囃子(ばかばやし)の囃子言葉(はやしことば)として使われていた言葉です。これも同様に、「ばかやろう!」と罵る意味があります。

    • 「ひ」と「し」の入れ替え

    江戸っ子は基本的に「ひ」という発音が「し」になってしまいます。また、「し」が「ひ」に変化してしまうこともあります。

    東(ひがし)→しがし
    七(しち)→ひち
    he(ひー)→しー
    • 連母音変化

    「かい(KAI)」「まえ(MAE)」というように、母音が続く言葉が変化します。

    • アイ・アエ・オイ→エー
    • ウイ→イー
    買い物(かいもの)→けーもの
    食いもの(くいもの)→きーもの(くぃーもの)

    おわりに

    東京人が忘れてはならない県民性「江戸っ子気質(えどっこかたぎ)」を紹介しました。「ってやんでぇ!おいら江戸っ子気質を忘れたこたぁ一度たりともねぇやい。このすっとこどっこい!」

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    (image by amanaimages)

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