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【はじめてのベランダ菜園】大きく育てよう!トマトの芽かき・追肥・水やりのポイント

真っ赤で栄養豊富なトマトは、料理やお弁当を美しく彩るのに欠かせない野菜。サラダやジュース、煮込み料理や炒め料理など、どんなレシピに入れてもOKな美味しさが魅力です。育てやすくコストパフォーマンスもよいので、毎日の食卓に並べたい方にはベランダ菜園がぴったりですね。

トマトの基本情報

和名 トマト
科名 ナス科
栽培難易度 ふつう
収穫までの期間 約60日
主な病害虫 アブラムシ、オオタバコガ、ハモグリバエ、うどんこ病、葉かび病

ベランダでトマトを育ててみたい!という方のために、トマトを美味しくする「芽かき」「追肥」「水遣り」のポイントをくわしくご紹介します。

本記事は、アース製薬の企画協力のもとに、2014年にnanapi編集部が執筆したものです。

トマトの芽かきの方法

なぜ芽かきをするの?

脇芽とは、葉や茎の付け根から出る芽(枝)のことです。トマトは中央の一番太い茎である主枝から側枝を1本ずつ伸ばします。その主枝と側枝の間にできる芽が脇芽です。

トマトは放っておくと、すべての葉の付け根から脇芽がはえて、かなり多くの実がなります。しかし、そうなるとそれぞれの実に栄養が分散してしまい、小さくてあまり美味しくない実に育ってしまうのです。

主幹にできるトマトをできるだけ大きく美味しくさせるためには、脇芽を全部取り除く「芽かき」という作業が必要になります。脇芽を摘み取ると、実が大きく育つほか、日当たりや風通しがよくなり、病害虫の発生も予防できるのです。

枝数を増やしたい場合には、脇芽を残して成長を促すべきですが、トマトの場合は、主枝に栄養を回して早く実をつけたいところです。

芽かきのポイント

芽かきは、だいたい植えつけの1週間後を目安に、晴天の日に行います。まずは成長させる主枝を決めます。主枝は、根からまっすぐ伸びている一番太いものを選びましょう。

頻繁に芽かきを!

側枝の付け根から出ているのが脇芽です。主枝を成長させるために、脇芽を見つけたら早めに全部かきとるようにします。

放っておくと、どれが脇芽かわからないくらい成長してしまうので注意しましょう。また、脇芽はかきとっても何度でも生えてくるので、よく観察しておくことが大切です。

かきとる際に誤って主枝を切らないようにしましょう。

はさみは使わず手で!

大きくても花が咲いていても脇芽は必ず手で折って取り除きます。ハサミで切ってしまうと、切り口からばい菌が入って病気になる恐れがあるためです。必ず主枝を傷つけないように、気を付けながら手で取り除きましょう。

トマトの追肥ポイント

栄養状態を確かめよう!

トマトに追肥する場合は、まず葉をよく見て栄養状態を確かめます。チェックする部分は生長点(茎が分かれる根本・若芽が出る部分)から約20cmまでの間です。

葉がY字になり、硬化してやや上を向いた状態(上巻き気味)で生えていたら栄養不足のサインです。栄養不足のトマトは、茎も細く(健康な茎は太さが1~1.2㎝程)、色も薄いです。このような状態になっていたら即効性のある肥料を追加しましょう。

逆に、葉が軽く下に曲がっていたら栄養が行き渡っている証拠なので安心しましょう。

トマトはもともと痩せた土地で生育する野菜なので、肥料は少なめに与えることが美味しく育てるポイントです。
葉が内巻きに巻いている場合は栄養過多なので、肥料は追加しないようにしましょう。

追肥のタイミングと方法

タイミング

最初の追肥のタイミングは、基本的に植え始めて1ヵ月後を目安にし、第1段目の果実がピンポン玉ぐらいの大きさになった頃に行います。この時、草勢が強い(栄養が行き渡っている)状態であれば、追肥は見送ります。

その後も栄養状態を見ながら、3段目、5段目、7段目と、奇数段の花が開いた頃を基準とし、毎回同量程度を施します。

草勢が弱い(栄養不足)ときは4段や6段の開花期にも少量の追肥をするなど、常に先端付近の茎や葉の状態を観察し、肥料の量を加減するよう心掛けることがポイントです。

追肥のやり方

トマトの追肥には液肥がオススメです。液体タイプの肥料や活性剤は、土だけでなく植物に直接散布できるので即効性が期待できます。

水遣りのときに液肥を説明書き通りに薄めて、株の根元にジョウロでやるか、葉全体に霧吹きをすると簡単ですよ。

即効性のある化成肥料がある場合は、株元から5cm離れた株間などに、1株10g程度を追加します。

植え付け時に肥料をあげている場合は、最初のうちは肥料をあまり追加しないようにしましょう。

トマトの水遣りのポイント

水遣りのタイミングとポイント

朝、葉がしおれ始めているようなら水を与えます。用土の表面が乾いていても、根っこのある中心部は湿っている事が多いので、土を5cm(指の第2関節)くらい掘ってみて少しでも湿り気があるなら、まだ水やりしなくてもOKです。

水やりは必要最小限度にとどめ、水をやる場合も晴れて暑くなるようなら多めに、曇りで涼しいようなら少なめに調整してください。

水のやりすぎに注意しよう!

トマトは乾燥した環境が好きなので、水分を控えストレスを与えることで、より甘いトマトができあがります。品質のよい果実を手に入れるには、極力水分を制限しなくてはいけないのです。

また、雨にあたり過ぎると病気になったり、枯れてしまうこともあります。雨がよく当たる場所や梅雨時期であれば、雨よけシートを使うのも良い方法です。

収穫が始まれば、やや乾き気味にした方が、おいしいトマトが収穫できます。

着果用 成長調整剤について

トマトに着果用の成長調整剤を施して、着果をよくし、実を落とさずに大きくする方法があります。トマトは一段目が着果すると二段目以降も着果しやすくなるので、どうしても一段目が着果しない場合はプラスするといいかもしれません。

おわりに

美味しいトマトを収穫するための「芽かき」「追肥」「水遣り」のコツをご紹介しました。脇芽はしっかりと取り除き、追肥と水遣りのタイミングをおさえて最小限にすることで、トマトはとても甘くなりますよ。

(image by 筆者)

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