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    イルカは水の中でどうして息が続くの?水族館の人気者に関する素朴な疑問

    大人も子どもも楽しめる水族館。みなさんにとって見逃せないコーナーはどこですか?きれいな熱帯魚に、大きな水槽でゆったりと泳ぐジンベイザメ、スイスイ泳ぐペンギン、餌を食べる姿がかわいいラッコ、ひょうきんなアシカ、中にはゆらゆらと漂うクラゲを何時間も見ていられるという人もいるかもしれません。

    でもやっぱり、水族館の人気者といえばイルカでしょう!今回は、「どうしてイルカは水の中でも長く居られるの?」といったイルカの素朴な疑問をまとめてみました。

    Q:イルカとクジラの違いって?

    どう見ても似ているイルカとクジラ。その違いをどこかで聞いたことがあるという人も多いかもしれませんが、子どもに聞かれたときにきちんと答えられますか?

    A:4m以上はだいたいクジラ

    実は、イルカとクジラは生物学上どちらも「クジラ目」に入る仲間。クジラ目は上あごにひげをもつ「ヒゲクジラ類」と、歯を持つ「ハクジラ類」に分けられます。そのハクジラ類の中で比較的小型(だいたい4m以下)のものがイルカ、大型のものがクジラと呼ばれています。

    ですが、ゴンドウクジラのように4mより小さくてもクジラと呼ばれるものや、シロイルカのように4mを超える種類でもイルカと呼ばれることもあり、実はかなり曖昧なんだとか…。

    英語の「Dolphin」と「Whale」の区別もほぼ同じです。

    Q:イルカは何種類いるの?

    水族館のショーで活躍するイルカは、バンドウイルカやカマイルカがメイン。オキゴンドウ、ハナゴンドウ、それに巨大なシャチがいるところもあります。ほかにもシロイルカやスナメリがいるという水族館も。一体、イルカって何種類いるのでしょう?

    A:クジラの仲間は83種類

    先述のとおり、生物学上のイルカが曖昧なので、ここではクジラ目で考えます。鯨類を研究する機関が2007年に出したデータによれば、83種類いるそうです。「~イルカ」と名前にイルカがつくものだけでも、37種類も。

    ほかに「~クジラ」と呼ばれるものが33種、「~ゴンドウ」などイルカ・クジラと名前に付かないものが13種いるそうです。

    日本の水族館で飼育されているのは10種類ほどと言われています。

    Q:イルカはどれくらい早く泳げるの?

    イルカといえば、ショーでのジャンプが見ものですが、泳ぎだって当然ながら得意。一体どれくらい早く泳げるのでしょう?

    A:最大速度は時速40km

    ハクジラの仲間は、通常、時速9~17kmくらいで泳ぎます。最大速度は時速40km程度にも。自由形のオリンピック選手でも時速に換算して8km/hくらいなので、とてもかないません。

    ちなみに、クジラ目の中で最も早く泳ぐのがシャチ。なんと最大速度は時速80kmにも達すると言われます。あの大きさでそのスピードで襲いかかってきたらと思うと……!

    Q:イルカはどれくらい潜っていられるの?

    イルカは海の中で生活しているとはいえ、魚ではないので水の中で呼吸することはできません。なのにどうしてあんなに潜っていられるのでしょう?

    A:バンドウイルカは12分

    意外に短いと思ったかもしれませんが、クジラ目全体に広げてみると…

    • シロナガスクジラ 50分
    • ホッキョククジラ 80分
    • マッコウクジラ 138分

    と、1時間を超えてきます。やはり潜るのは得意のようです。

    イルカやクジラは、潜水によって血液中の酸素が低下すると、血液を重要な器官にだけ送るようにして、酸素の消費を節約します。さらに、血液中のヘモグロビンや筋肉中に酸素を貯蔵するミオグロビンといった物質が多く含まれているため、肺から取り込んだ酸素を蓄えておくことができるそうです。

    ちなみに、クジラ目は深く潜るのも得意。バンドウイルカでも523m、マッコウクジラは3000mも潜ることができます。これは、表層性の魚やプランクトンを餌とするだけでなく、深場のイカや底棲の魚も餌としているためと考えられています。

    Q:イルカのおなかは何で白いの?

    バンドウイルカをよくよく観察してみると、背中側のグレーが濃く、おなか側は薄くなっています。これにもちゃんとした理由があるんですよ。

    A:カモフラージュのため

    イルカは狩りをする動物です。背中側の色が濃いのは、上から見ると深場の暗い海の色にまぎれるため。逆に下から見ると上からの明るい光にまぎれるため、おなか側は白っぽくなっているわけです。日に焼けて黒くなっているわけではないんですね。

    ちなみに、プランクトンなど動きの遅い生き物を捕食しているクジラは紛れる必要がないので単色。同じく単色だと、深く暗い場所の生き物をエサとしているクジラも暗い色の一色です。

    シャチなどの白黒がはっきりわかれているものは、明るい所では黒い部分が強調され、暗い所では白い部分が目立ち、明るさによって体の全身像がぼやけて分かりにくくなるという効果があります。なんとも賢い!

    Q:イルカの視力はどれくらい?

    身体の大きさに比べて小さなかわいい瞳。一体、どれくらい見えているのでしょう?

    A:だいたい0.1くらい

    そもそも水中では、空気中のように物は見えないこともあり、イルカたちは視力に頼っていないそうです。ですが、やはり狩りをする動物ということもあり、暗いところで物を見る能力に優れていたり動体視力には長けています。ショーなどでトレーナーの指示がわかるのはこのためです。

    また、よく知られているようにクジラ類は超音波を使い、その反射音から対象物までの距離や大きさ、形、材質などさまざまな特性を知ることができます。これがかなり優秀で、見えにくい水中を速いスピードで泳いでも障害物を避ける事ができるそうです。人間は、目を開けていても人とぶつかるのに……

    イルカに最も近い動物はカバ…!

    ちなみに、イルカは陸の生き物が海で生活できるように進化したと言われており、最も近い動物はカバなんだとか!カバも水中で音を使ってコミュニケーションが取れるなど、似ているところがたくさんあるそうです。見た目はとても似ているとは言えないのに…。生き物って不思議ですね!

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