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【はじめてのベランダ菜園】小さな害虫に注意しよう!キュウリを害虫から守るポイント

シャキシャキとした食感のキュウリは、夏の食卓には欠かせない食材ですよね。そのまま、あるいはサラダや漬け物にして食べても美味しいキュウリは、コストパフォーマンスも良く、また、育てがいもある野菜なので、ベランダ菜園にピッタリです!

本記事は、アース製薬のご協力により、2014年に執筆されたものです。

キュウリの基本情報

和名 キュウリ
科名 ウリ科
栽培難易度 ふつう
収穫までの期間 約60日
主な病害 ベト病・ウドンコ病・褐斑病・炭疽病・灰色かび病
主な害虫 ウリハムシ・アブラムシ・ネコブセンチュウ・オンシツコナジラミ・ハダニ

ベランダでキュウリを育ててみたい!という方のために、キュウリを害虫から守るポイントを詳しくご紹介します。

キュウリにつく害虫の種類

ウリハムシ

ウリハムシは黄色や赤茶色の甲虫です。大きさは0.6~1cmほどで、5月と8月に大量発生します。ウリ科の植物の葉や花を好み、成虫は葉を円弧状に食べて穴をあけます。

被害に合うと、野菜の成長が悪くなってしまう恐れがあり、ひどい場合は枯死させることもあります。

また、ウリハムシは幼虫にも気を付ける必要があります。ウリハムシの成虫は野菜の株元に卵を産みます。その卵が孵り幼虫になると、幼虫は土に潜って根を食い荒らしてしまうのです。

アブラムシ

アブラムシは、様々な植物や野菜に群生する昆虫です。体は小さく、1~4mmほどしかありません。しかし、群れになって野菜を襲うので大きな被害を受けます。

アブラムシが野菜につくと、養分を吸われて成長が止まり、やがて枯死します。また、アブラムシの排泄物に菌が発生し、葉が黒くなることもあります。

さらに植物ウイルス病を媒介し、植物を全滅させるなどの被害をもたらすこともあるので、油断ができません。

ハダニ

ハダニは0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。

葉裏に寄生して汁を吸うため、葉に針先でつついたような白い小斑点ができます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。

被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。

その他の主な害虫

オンシツコナジラミ

オンシツコナジラミは、体長が2ミリほどの小さく白いハエのような虫です。主に幼虫が葉の汁を吸うことで被害を与えます。

水に弱いので、葉の裏に寄生していることが多いです。繁殖スピードがとても早く、発生後の根絶が難しい害虫です。大量発生すると、葉に触れたときに白い粉が舞うように成虫が飛び立ちます。

生育を妨げるだけでなく他の植物にまで被害を及ぼすことがあるので注意したい害虫です。

ネコブセンチュウ

ネコブセンチュウとは、細長い形をしたとても小さい害虫です。根部分に寄生し、寄生された根には小さなこぶが無数にできます。

被害を受けている根は土の中に隠れていて直接見ることはできませんが、茎や葉に萎れや黄化が現れるなど、全体の発育も悪くなります。

最終的には枯死する場合もあるので、注意したい害虫です。

害虫の予防法・対処法

ウリハムシ

  • 見つけ次第、捕殺する
  • 薬剤を散布する

成虫を見つけたら、その都度捕殺するようにしましょう。ただ、ウリハムシは捕まえようとすると素早く逃げてしまうので、ウリハムシの活動が鈍くなる、気温が低い午前中に駆除するようにしましょう。

また、発生初期に有機リン系殺虫剤を散布すると被害を防ぐことができます。

アブラムシ・ハダニ

  • 防虫ネットをかける
  • 水をかけて洗い流す
  • 薬剤を散布する

防虫ネットで覆い、侵入させないのが最も簡単で効果的な予防法です。プランターなら4隅に支柱を立てて、植え付け直後にネットをかけるだけで完了です。害虫が入ってこないよう、裾は洗濯ばさみなどで留めておきましょう。

アブラムシは裾のちょっとした隙間をくぐり抜けて入り込むので、時々葉の裏をチェックするようにします。

ハダニは小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニです。糸が絡んでいるときもハダニの可能性があります。

駆除する場合は、手で捕殺しなくても、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。植物にやさしい、綿棒タイプの粘着剤を使用するのも良い方法です。

黒酢を使ったスプレーなどで、発生の予防をしても効果的です。安全性の高いエトフェンプロックスを有効成分に採用した薬剤でも、スプレーするだけで駆除できます。

オンシツコナジラミ

  • 薬剤を散布する
  • 水をかけて洗い流す
  • 黄色い粘着テープを貼る

苗を購入する段階で葉裏に成虫やさなぎがついていないか確認しましょう。発生してしまった場合は、こちらも有機リン系の殺虫剤を散布しましょう。

ただし、薬剤は成虫と幼虫には効果がありますが、さなぎと卵には効かないので、定期的に散布する必要があります。目安として3~4週間の間に数回散布しましょう。

イミダクロプリドなど、「浸透移行性剤」といって植物に成分が浸透する薬剤を使えば、長期的な防除もより手軽です。また、オンシツコナジラミは水に弱いので、普段の水遣りのときに葉の裏に水をかけると予防することができます。

成虫は黄色に引き寄せられる習性があるので、黄色い粘着テープを野菜の周りに設置するのも一つの方法です。

ネコブセンチュウ

  • 太陽熱で消毒する
  • 同じプランターでマリーゴールドを育てる

ネコブセンチュウは、ほかの害虫のように発生状況を見ながら防除対策をとることが難しい害虫です。しかし熱に弱い性質を持っているので、地面に太陽光をできるだけ当てるようにしましょう。

また、繁殖を抑えるコンパニオンプランツ(共栄植物)としてマリーゴールドを植えるのも効果的です。

薬剤の取り扱い注意点

薬剤を取り扱う時は体調の良い日にし、使用量を守り、直接触らないように手袋をするようにしましょう。また、風邪の強い日は避け、使用した道具は洗浄してから片づけると、違う薬剤と混ざることがなく安心です。

薬剤を廃棄する場合は、パッケージの使用注意を守りましょう。水で薄めて使用する薬剤などの場合、作り過ぎないように注意するのが一番ですが、もし薬剤が余った場合は下水などに流さないようにして下さい。

薬剤は、取扱い説明をよく読み、正しく使用しましょう。

おわりに

キュウリを害虫から守るコツをご紹介しました。害虫対策にもさまざまな方法があります。虫が苦手な方も、自分に合った対策で健康なキュウリを育てましょう。

(image by 著者)

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