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    【プロ直伝】最強のアイスコーヒーの作り方

    朝は一杯のアイスコーヒーから始まる!なんて人も多いのではないでしょうか。しかし、毎回コンビニやカフェで購入すると結構な出費になります。消費税も上がったことだし、できるなら自宅で作って財布へのダメージを抑えたいもの。

    そんな時、自宅で美味しいアイスコーヒーが作れたらとっても嬉しくないですか?

    今回は、自家焙煎コーヒー豆店「Café Cajon」のマスターに自宅でアイスコーヒーを作る方法とコツを聞いてきました。

    本記事は、2014年4月の取材情報をもとに執筆されたものです。

    1:使用する器具の選び方

    ミル

    豆の香りはひいた直後から飛んでいきます。香りが飛ぶとコーヒーの完成度も下がりますので、ミルを購入した方がいいでしょう。

    ミルには下記の2種類があります。

    • 手挽き式……小さいサイズのものが多いが、豆を挽くにあたり時間と力が必要。
    • 電動式……素早く豆を挽けるが、サイズが大きい多いため置ける場所が限られる。
    安価な電動式ミルのなかには、挽き具合が安定しないものもあります。豆の挽目が変わるとコーヒーの仕上がりも変わりますので、注意が必要です。

    ドリップポット

    コーヒーを淹れるために注ぎ口が細くなっているポットです。現在主流のタイプは、素材別に下記の3種類に分けられます。

    • ステンレス製……手入れが楽で比較的軽い。
    • 銅製……手入れが大変だが、独特の風合いがある。
    • ホーロー製……カラフルな色合いが可愛らしい。
    扱いやすい重さと大きさポットを選んで下さい。内容量を参考にすると良いでしょう。

    2:豆の選び方

    きちんと豆を選んだほうがいい理由

    どんなに淹れる人の腕が良くても、コーヒーは使用した豆以上の味を引き出せません。つまり、豆の悪さに比例してコーヒーの味は悪くなってしまいます。

    コーヒー豆販売店での頼み方

    コーヒー豆屋でアイスコーヒー用の豆を探すには、次のいずれかをおこなうようにしましょう。

    • 店員にアイスコーヒー用の豆が欲しい、と伝える。
    • 店内に陳列してある豆の中で焙煎が深いものを選ぶ(豆の色が黒いもの)。

    アイスコーヒーには深煎りの豆が適しています。そのため、まずは店内に展示してある一番黒い豆を購入してください。

    苦すぎた場合は、もう少し茶色に近い豆でコーヒーを淹れてみましょう。これを繰り返すことで、徐々に自分の好みがわかってきます。

    コーヒーの焙煎って?

    焙煎していないコーヒー豆(生豆)は画像(上画像参照)のような色をしています。豆を炒ることで、この状態から茶色を経て、黒色に変化していきます。

    焙煎の役割は色を変えるだけではありません。様々なフレーバーを引き出し、酸味や苦味のバランスを整える役割を持ちます。一般的には、焙煎が深まるほど酸味が弱まり、苦味が強くなる傾向にあると言われています。

    一般的に、アイスコーヒーに適している焙煎度合いは「フレンチロースト」だと言われています。「フレンチロースト」とは、かなり深い焙煎度合いを表す名称です。

    豆の保存方法について

    1週間で使い切る場合

    1週間以内で豆を使い切るなら、常温保存が可能です。ただし、豆は日の当たらない涼しい場所に置いてください。

    夏場は高温多湿となり、味の変化が早くなります。できるだけ早く豆を使いきるか、冷凍庫へ入れて保管しましょう。

    1週間以上保管する場合

    1週間以上長い期間保管する場合は冷凍庫に入れてください。その際はフリーザパックなど密閉できる容器に入れると良いでしょう。焙煎した豆は湿度と高温を嫌うので、湿度のある冷蔵庫はNGです。

    3:水出しコーヒーの淹れ方

    水出しコーヒーの特徴って?

    水出しコーヒーはコーヒー豆を水に長時間つけて作られます。酸味の少ないまろやかな口当たりで、お風呂あがりや朝などにゴクゴク飲めてしまうほどさっぱりした味わいです。時間が経っても風味が落ちにくいという特色があります。

    道具

    • 入れ物(サーバー)
    • マドラー(かき混ぜるのに使用)
    • ドリッパー
    • ペーパーフィルター

    材料

    • コーヒー豆……40g ※1
    • 水……500cc ※2
    ※1 引き具合は、ペーパーフィルター用と同じ粗さのものを用意しましょう。
    ※2 お好みでミネラルウォーターを推奨します。

    STEP1:豆を挽く

    コーヒー豆をペーパードリップと同じ粗さ(中挽き程度)に挽きます。

    お店でコーヒー豆を挽いてもらうときは「ペーパードリップ用」とお願いしましょう。

    STEP2:水にコーヒーを入れる

    水を淹れたサーバーに、STEP1で挽いたコーヒー豆を直接投下します。

    STEP3:混ぜる

    マドラーなどを使い、水とコーヒー豆をゆっくりと円を描くようにかき混ぜます。上に浮いている乾いた豆がなくなればOKです。

    STEP4:2~3時間を置く

    2~3時間、常温で放置します。

    コーヒー豆は水に3時間以上つけないようにしてください。このレシピの場合、3時間以上経つと雑味やエグ味が出てしまいます。

    STEP5:濾す

    ペーパードリップで4を濾します。

    保存方法について

    濾した水出しコーヒーは冷蔵庫で保管して3~4日で飲みきって下さい。

    水出しコーヒーの性質上風味は落ちにくいものの、香りがとんでしまいます。

    4:急冷アイスコーヒーの作り方

    急冷のアイスコーヒーって?

    急冷のアイスコーヒーとは、ペーパードリップコーヒーに氷を加えて急速に冷やしたもののこと。香ばしさと苦味、爽快感の出やすい淹れ方です。

    水だしコーヒーとの違いは、作ってすぐ飲めるところ。事前に用意しておく必要がなく、自分の好きなタイミングで飲めます。

    道具

    • 入れ物
    • ドリッパー
    • ドリップポット
    • ペーパーフィルター

    材料

    コーヒーを150cc淹れる場合

    • コーヒー豆……20g ※3
    • 水……1リットル(コーヒーの抽出他、カップなどを温めるのに使用)
    ※3 ホットコーヒーを飲むときよりも濃いめに抽出します。そのため、豆はペーパードリップ用よりも少し細かめに挽いて下さい。すでにペーパードリップ用として挽いてある豆を使う場合は、豆の量を25gに増やし、お好みで調整しましょう。

    STEP1:容器を温める

    お湯を1リットルほど沸かし、サーバーに湯を入れて温めておきます。

    冷えているカップにコーヒーを淹れると、渋みや嫌な酸味が出てしまうことも。部屋が冷えているときには特に気をつけて下さい。

    STEP2:豆を挽く

    豆をペーパードリップ用よりも細かめに挽きます。

    STEP3:ドリッパーにペーパーをセットする

    ペーパーの圧着部を折りこみます。

    折らずに入れるとペーパーがドリッパーにフィットせず、浮いてしまいます。さらに、ペーパーの繋ぎ目は圧着しているだけなので、折らないとドリップ中に破損することも。

    STEP4:フィルターに挽いた豆を入れる

    数回ゆすって表面を軽くならしておきましょう。

    STEP5:10円玉大の湯を注ぐ

    真ん中に10円玉大の円を描くように少量の湯を注ぎます。

    お湯の温度は、沸いたお湯をドリップポットに移してすぐ使ってもOK。淹れたコーヒーが熱過ぎたら、次回からは少し待ってから使うなど、お好みで調整してください。

    STEP6:膨らんだ豆の高さが元の状態に戻ったら、次を注ぐ

    鮮度の良い豆なら、湯を注いだ場所がもこもこと膨らみます。

    次の湯を注ぐタイミングは、膨らんだ豆がもとの高さに戻ったとき。欲しい量の3分の2が抽出できるまで、5と同じように湯を注いでいきます。

    豆が膨らむ条件って?

    豆の膨らみには鮮度が必要です。下記2点に気をつければ、もこもこと豆を膨らませられます。

    • 焙煎から時間の経っていない新鮮なコーヒー豆を使用する
    • 挽きたての豆を使用する
    いくら技術のある人が注いでも、古い豆では膨らみません。

    STEP7:3分の2の量が抽出されたらフィルターの上部まで湯を注ぐ

    抽出液が欲しい量の3分の2に到達したら、フィルターの上部まで「の」の字を描くように湯を注ぎます。

    STEP8:サーバーからフィルターを外す

    必要な量を抽出し終えたら、コーヒーフィルターを外します。

    抽出液を最後まで落としてはいけません。最後まで落とすと、雑味やエグミを感じるなど、舌触りの良くないコーヒーになりがちです。
    ドリッパー内にお湯が残っている間に外すと、スッキリした口当たりの良いコーヒーに仕上がります。

    STEP9:抽出したコーヒーを冷やす

    サーバーに氷を入れ(6個程度)、抽出し終えたコーヒーを注ぎます。氷がある程度溶けたら、氷を1つ足し、さらにかき混ぜます。

    STEP10:完成

    サーバーの表面が結露し、冷たくなるまでかき混ぜましょう。その後、グラスに注いで完成です!

    保存方法について

    基本はその場で飲み切ってください。

    もし保存する場合は、冷蔵庫に入れましょう。

    5:アレンジも色々!

    フロートにしてもOK

    アイスコーヒーはミルクを入れるだけでなく、アイスクリームを浮かべてフロートにしても美味しく召し上がれます。アイスの甘みが強いので、水出しよりも急冷で淹れたアイスコーヒーを使用して下さい。

    コーヒーゼリーにも◎

    ゼラチンや寒天を入れてコーヒーゼリーにもアレンジできます。ただし、コーヒーゼリーの美味しさは豆のそれと比例しますので、新鮮な豆で淹れたコーヒーを使って下さい。

    急な来客にも対応できるアイスコーヒーは、冷蔵庫にあると頼もしい存在です。ぜひ、今年の夏は自宅で淹れるアイスコーヒーにチャレンジしてみてくださいね。

    今回お話を伺ったのはこの方!

    Café Cajon店主・平村潤雨さん

    Café Cajon(カフェカホン)--スペシャルティコーヒーを専門とした自家焙煎コーヒー豆の販売店。販売のみならずイートインでもコーヒーを味わえる。カホンのインターネット通販では、鮮度を求めて発送日に豆を焙煎しているという。質をとことん追求したコーヒーを、是非一度味わってみては。

    急冷アイスコーヒーの作り方を1枚のイラストで解説!

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    (写真: Café Cajon)
    (写真: nanapi取材部)
    (イラスト:nanapi編集部)
    (ライター:高根ちさと)

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