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M.S.S Project(MSSP)に聞いた、ニコニコ動画のゲーム実況でこだわっていること

「ゲーム実況」とは、ゲーム画面とその様子を実況している自分の声を動画サイトに投稿したり配信したりすること。最近ではPS4にライブ配信・録画機能が実装されるなど、このスタイルが今、ゲームの新しい遊び方として急速に広がりつつあります。

動画を配信するとなると、やはり自分だけでなく視聴者(リスナー)も楽しめるものにする必要があるわけですが…。そのためにはどういったポイントにこだわるべき?

そこで今回は、ニコニコ動画などで高い人気を誇る4人組ゲーム実況・楽曲制作ユニット「M.S.S Project」のうちの2人、FB777(エフビースリーセブン)さんとあろまほっとさんに、ゲーム実況をする上でこだわっていることやアドバイスを聞いてみました!

記事トップの動画は、M.S.S Projectによる「血液型占いを信じない4人衆がNewスーパーマリオwiiをカオス実況!!」。彼らの人気ゲーム実況動画の1つ。
本記事は、2014年6月の取材情報をもとに執筆されたものです。

そもそもの始まりは「友だちとの雑談」

「M.S.S Project」(以下、MSSP)はゲームとあまり(?)関係ない会話が多く飛び交うカオス状態の中で行う実況スタイルで人気を集めています。

彼らのゲーム実況は「仲の良い友だち同士が集まって雑談」していくうちに生まれたものだったとか。

FB777(以下FB)さん:「最初はKIKKUN-MK-Ⅱ(キックンマークツー※この日は不在)で立ち上げたものだったんです。当時はキャプチャする方法がわからなかったので、ゲーム画面を直接ビデオカメラで撮る…といった非常にアナログな方法をしていました(笑)」

当時、挑戦していたのは「Halo3」。もちろん、マルチプレイモードで楽しめるゲーム!

あろまほっと(以下あろま)さん:「そもそも長い付き合いがある友だち同士で始めたもので、実況するために集まったわけじゃないんですよ。だから、ゲームのことなんて話してないですからね(笑)」
 
FBさん:「そんなことないよ!2割くらいは話してるよ!!(笑)」
 
あろまさん:「してないよ!」

4人の日常をニコ生にアップした結果、カオスと呼ばれるスタイルが定着したということ。そんな彼らも、ゲーム実況を始めた当時は多少の緊張があったのだそう。

FBさん:「やはり緊張や照れはありましたね。とはいえすぐに慣れましたけど。メンバーのeoheoh(エオエオ※この日は不在)がオクテなのですが、そいつが実況に馴染み始めたのが半年くらい経ってからでした」
 
あろまさん:「おれは緊張してなかったですけどね」

当時は機材も足りず、ビデオカメラなどを駆使してゲーム実況をしていたという彼らも、今やニコ動で1、2を争うほどの知名度と人気を誇っています。

「画質・音質の良さはずっと追求している」

彼らがゲーム実況をする上でこだわっていることとは?

FBさん:「基本的なことですが、画質と音質にはこだわるようにしてます。特に生放送ではキャプチャしたゲーム画面をリアルタイムで配信する関係でパソコンのCPUをかなり消耗してしまいます。だからなんというか、やはりゲーム実況で使用する機材はハイスペックなもののほうがいいですよね(笑)。僕らも、そのあたりの追求は5年間ずっとやってます」
 
あろまさん:「音質に関しても、聞き取りやすい音バランスを保つためにできるかぎり良質なマイクが必要です。当然、ゲーム音が大きすぎても僕らの声が大きすぎてもダメなので。聞き取りやすい音バランスは常に意識していますね」

もちろん生放送の場合はユーザーの反応にリアルタイムでかえすためのツールもそろえている、とFBさん。

FBさん:「生放送ではユーザーの声にリアルタイムで反応を示す必要があります。寄せられたコメントを読みやすくしてくれるツールなどもあるので、そのあたりもちゃんとチェックしていますね」

カオスだけど「伝わるものを」

ゲーム実況は自分以外の他大勢のユーザーに見られるもの。ゲームをしながら…となるとついプレイに集中しがちだけれど、楽しみつつも、視聴しているユーザーへの配慮も忘れてはいけません。

FBさん:「やはり『見られているもの』なので、見やすさ・聞き取りやすさ以外の部分にも注意しています。例えばトーク内容。本当は内輪ネタすぎて伝わりにくいものやゲーム内容とは全く関係ない話題ばかりするのはよくないんですよ。…まぁ、そこのところは、ゲーム内容以外の話ばかりしているボクらが言えた義理じゃないんですけど(笑)」
 
あろまさん:「見せるためのゲーム実況なので、視聴しているユーザーに伝わらないと意味がないんですよね」

ゲーム実況を始める上でのアドバイスは?

まずは自分の「できる範囲」を考える

本格的にゲーム実況をしようとなると、ゲーム画面を配信するためのパソコンやツール、マイクなどの機材が必要というイメージがあるという人も多いのでは?

FBさん:「まずは自分ができる範囲で『どこまでやりたいか』を決めてから始めたほうがいいですね。パソコンをひっくるめて10万円以上使って機材を揃えるのが難しいと思ったら、PS4を使って実況動画をアップする…という方法でもいいと思います」

最近ではPS4にゲーム実況機能が搭載されていたりなど、パソコンや専門知識がなくてもできるパターンが増えています。

あろまさん:「ここ数年でゲーム実況への理解が広がってきています。その影響もあり、実況動画のやり方をネットで調べるだけでもそれなりの情報を得られます。まずはそれを見てみて、辟易としてしまうようであればその時点で引き返すのもアリだと思います」

基本的に集まれるゲームならなんでもOK

ゲーム選びも…こだわるべき?

FBさん:「複数人でプレイする場合は、同時プレイができるものであれば何でもOKだと思います。離れた場所にいる相手とプレイするときはオンラインでできるものを選んだりするのもいいと思います」
 
あろまほっとさん:「僕らの場合、4人でできるものというのが大前提なので。そういったものを選ぼうとするとFPSが自然に多くなってしまうんですけどね(笑)」

話し口調はハキハキと!

どれほど音質をよくしても、話し口調がイマイチ聞き取りにくいものだったら本末転倒。やはり、ハキハキと聞き取りやすい話し口調を意識することも大事だそうです。

FBさん:「ゲーム実況で人気の人たちをみるかぎり、ハキハキと話し口調で元気がよさそうな人は多いですね。ハイテンション…とまではいかないかもしれないけど、せめて自分の中でのテンションは高めにしておくといいかもしれないです。逆に、すごくローテンションで淡々と話し続けるスタイルを貫いてみるのも面白そうですが(笑)」

動画アップ前には必ずチェックを

前述のトーク内容のわかりやすさなども含めてチェックするため、アップ前の確認しましょう。

FBさん:「実況動画はアップする前に一度は内容をチェックしたほうがいいと思います。その段階でほかの人にみてもらうのもいいかもしれないですね。その時点で『わかりにくい』『ひどい』と言われたら何なんですけど…(笑)。僕らもアップ前に一度は必ずチェックするようにしています」

お話を伺った人

M.S.S Project

FB777(エフビースリーセブン)とKIKKUN-MK-Ⅱ(キックンマークツー)、あろまほっと、eoheoh(エオエオ)の4人で結成されたゲーム実況・楽曲制作ユニット。チームワークのなさに定評があり、ゲームとあまり関係ない会話が飛び交う“カオス”スタイルが人気を集める。活動範囲は多岐に渡り、VOCALOID・Instrumental楽曲の制作や料理動画、執筆活動など様々なフィールドにて活躍するエンターテインメントグループ。

(写真:nanapi編集部)
(ライター:福岡夏樹)

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