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    2ヶ月前から準備が必要!初盆の主催側の準備と法要のルール

    初盆・新盆とは、その年に亡くなった人が四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことを言います。故人が初めて迎える盆として、葬式の際の喪主が主催者となり、親族や親しい人を招いて丁寧に供養します。

    初盆を初めて執り行う場合、いつまでに何を準備すればよいのか、お布施や引出物はいくら必要なのか、などわからないことがたくさんあると思います。

    そこでここでは、初盆の過ごし方についての基本的ルールとマナーについてご紹介します。

    なお、四十九日を過ぎていないのにお盆の時期を迎えた場合には、初盆・新盆の法事法要は翌年に行います。
    本記事は、中野・坊主バーのご協力により、2014年に執筆されたものです。

    初盆の時期

    お盆は夏の行事ですが、地域によって行われる時期が違います。例えば東京では毎年7月13日~16日までが一般的。地方では「月遅れ盆」といわれる8月13日~16日に行われることが多いようです。

    初盆の過ごし方

    お盆の過ごし方は家や地方によって異なり、特にルールや決まりはないようです。「ご先祖様に感謝し、大事にする気持ち」を持って過ごすことが最も大切です。

    ここでは、あくまで参考として、一般的な初盆の過ごし方についてご紹介します、初盆は特に、故人を悼む気持ちを持って、丁寧に供養しましょう。

    12日まで

    霊をお迎えするために盆棚(精霊棚)を整え、霊が迷わず戻ってくるための目印として、盆提灯を飾ります。仏壇を掃除したり、仏具を磨いておくことを忘れないようにしましょう。

    盆棚の作り方、整え方は、こちらのページも参考になります。
    盆棚の飾り方 / メモリアルアートの大野屋

    13日

    13日の夕方、家族揃ってお墓参りに行き、霊を迎えに行きます。その後、玄関先などで「迎え火」を焚いて霊をお迎えします。

    「迎え火」は、ホウロクという素焼きのお皿の上でおがらを炊きます。実際に火を焚くことが難しい場合は、盆提灯を飾って迎え火とします。

    14日・15日

    僧侶を自宅に迎えて供養の法要を行います。一般的な法要の流れとしては、

    • 1:僧侶入場
    • 2:施主の開始の挨拶
    • 3:僧侶の読経
    • 4:ご焼香
    • 5:法話
    • 6:僧侶退場
    • 7:施主の終了の挨拶
    • 8:会食(御斎)

    といった順に行われます。菩提寺(ぼだいじ)や檀那寺(だんなでら)で行う場合は、僧侶の退場後にお墓参りを行います。

    なお、法要は14日と15日どちらに行っても構いません。親戚や僧侶の都合がつく日に開催しましょう。

    16日

    「送り火」を焚いて霊を送ります。火を焚けない場合はローソクを灯し、礼拝して送ります。

    事前に準備・手配しておくこと

    お寺・お坊さんの手配

    初盆法要の会場は自宅が一般的です。ただ、人数が多い場合はお寺を借りることになると思います。

    お寺、お坊さんの手配はお盆の1~2ヶ月前からしておくことをおすすめします。お盆の時期は、お寺も僧侶の方も大忙しになるので、できるだけ早めに予約をとりつけておきましょう。

    法要は、葬式などでお世話になったお寺に相談し、そこの僧侶の方にお願いする場合が多いです。心当たりがない場合は、近くのお寺に相談してもOKです。

    また、全国各地の僧侶の方と提携を結び、お坊さんの自宅派遣サービスをしている会社も多数あるので、頼りのお寺がない場合はお坊さんの派遣をお願いすることもできます。

    料理の手配

    法要のあと、会食を行う場合には、料理の手配または用意をします。

    仕出しなどを予約する場合には、おめでたい料理にならないよう、「お盆の法要の料理をお願いします」と伝えておくといいでしょう。

    案内状の手配

    一般的に初盆だけは、親族だけでなく知人や友人たちを招いて法要を行います。お葬式のときに記帳していただいた会葬者名簿などをもとに、案内状を出します。

    初盆では往復ハガキや返信用のはがきを同封した封書などで案内状を用意し、出欠をたずねます。親族だけで行なう場合には電話での連絡でもいいでしょう。

    法要の案内状の書き方は、こちらのページも参考になります。
    法事・法要案内状はがき無料テンプレート / ギフトニシバ

    引出物の手配

    法要の参列者には、お香典のお返しとして引出物を渡します。法要後に会食を行う場合は、それもお返しの一部となります。

    引出物は、石鹸、洗剤、タオルなどの実用品、お菓子などが一般的です。予算は、3千円~5千円程度が目安になります。のしの表書きには、「志」「初盆志」と書いておきましょう。

    お布施の準備

    法要をしていただいた僧侶の方には、法要の読経が終わり、僧侶が帰られるタイミングで、お礼としてお布施などを渡します。会食に同席される場合は、会食の後でも構いません。

    僧侶が法要のあとの会食に同席する場合は、お布施または御経料と、お車代の2つ、僧侶が会食を辞退した場合は、お布施または御経料、お車代に、御膳料を加えた3つをお渡しします。

    お布施の金額の目安(相場)は、

    • お布施または御経料:(初盆・新盆の場合)3万円~5万円程度
    • お車代:5千円~1万円程度
    • 御膳料:5千円~2万円程度

    となっています。この金額は地方、宗派、お寺によっても異なります。

    渡すときは、無地の白い封筒を用意し、表書きに「御布施」と書いて渡します。直接手渡しせず、小さなお盆かふくさに包んで渡すのがマナーです。

    当日の服装

    喪服が1番いいでしょう。ただ、暑い時期なので、喪服の上着まで着る必要はありませんし、身内での法要の場合は黒、濃紺、グレーを基調とした地味な服装であれば問題ありません。

    例えば男性なら、ワイシャツは白で、スーツ、ネクタイ、靴下、靴はすべて黒やグレーなどの地味な色で揃えます。

    女性の場合は黒やグレーの地味なワンピースかスーツに、ストッキング、バッグ、靴も黒系で揃えましょう。アクセサリー類は、真珠のもので、1連のネックレスあるいは1粒のイヤリングのみ。指輪は結婚指輪など揃いのものまではOKです。

    学生は制服が基本です。制服がない場合や子どもは、白いブラウスやシャツに黒、紺、グレーのスカートやズボンを合わせます。

    法要の挨拶

    「法要の流れ」でも書いたように、主催者は法要の開始と終了の挨拶を行います。初めての方のために、挨拶の参考例をご紹介します。

    法要開始の挨拶

    本日はお忙しい中、またお暑い中をお集まりいただきましてありがとうございます。それではこれより母◯◯(または戒名)の初盆(新盆)の法要を始めさせていただきます。(僧侶の方を向いて) それではよろしくお願いします。

    法要終了の挨拶

    本日はお忙しい中お集りいただきましてありがとうございました。おかげさまで母の初盆の法要も無事終えることができ、母も安心していることと思います。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
    (粗宴ではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。お時間の許す限り、どうぞごゆっくりなさっていってください。)本日はまことにありがとうございました。
    かっこ内の文は、法要後に会食が行われるときのみ入れてください。

    後日のお礼

    遠方などの理由で初盆法要に参列できず、御供物や御供物料だけを頂いた方にも、お礼状を引出物に添えて送ります。

    初盆のお礼状の書き方は、こちらのページも参考になります。
    初盆の礼状の文例 / 礼状の書き方と例文~文例

    おわりに

    初盆法要の際には事前の準備も多く、細かいルールやマナーも覚えなくてはいけませんが、万全の準備をして亡くなった方をお迎えしましょう。

    (image by amanaimages)

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