海外旅行や出張・留学で気になるのが、お金の問題です。銀行窓口・インターネットバンキングやコンビニ・郵便局など、さまざまな海外の銀行への送金方法をご紹介します。
海外へお金を振り込む方法
海外へ送金する方法をざっくり大別すると
- 日本の銀行口座から海外の銀行口座へ送金する
- 郵便局を介して小為替を相手の住所へ送り、それを現地で金銭と引き換える
- 送金サービスを使い海外の銀行口座へ送金する
- ウェスタンユニオンシステムを利用して送金する
という4つの方法になります。送金先や送金頻度、海外銀行で口座を解説する・しないなど、目的に合わせて送金方法を考えましょう!
銀行窓口・インターネットバンキングから送金
もっともスタンダードな送金方法は、やはり銀行からの送金です。各種銀行窓口からの送金では、海外にある同じ銀行もしくは別の銀行への振り込みができます。送金手数料は大体3000~5500円程度となっています。
とはいえ、便利さでいえば窓口利用よりもインターネットバンキングを利用しての送金が断然オススメです!24時間どこからでも振込が可能なため、たとえ急に送金が必要となっても時差の関係なくすばやい対応ができます。
インターネットバンキングを利用したいけど、使ったことがない…という方で、利用したい銀行の口座を既に持っている場合は窓口や銀行公式Webサイトからインターネットバンキングの申し込みをしましょう。
銀行口座をお持ちでない場合は、銀行口座を作る際にインターネットバンキングの申し込みもできるはずですよ!
郵便局・ゆうちょ銀行から送金
郵便局・ゆうちょ銀行からも国際送金が可能です。ちなみに郵便局・ゆうちょ銀行からの送金方法にはいくつか種類があるため、望む形態での送金が可能です。
- 口座あて送金:相手国の銀行口座へ送金できる(現金支払い)
- 口座間送金:相手国の銀行口座へ送金できる(ゆうちょ銀行総合口座から)
- 住所あて送金:外国の受取人の住所へ為替証書を送付し、現地の郵便局で現金と引き換えられる(現金支払い)
シティバンク銀行を利用
長期出張者や留学生によく利用されているのがシティバンク銀行です。シティバンク銀行では日本・海外ともに支店があるため、現地のATMで日本の口座からお金を引き出せるのです。
現地銀行で口座を解説する必要が無いため非常に便利ですが、預金残高が50万円以下の場合は毎月2100円の口座維持手数料が必要になるので気をつけましょう。
海外送金サービス・Goレミットで送金
新生銀行は、海外送金の手数料を一律2000円にしたGoレミット(ゴーレミット)海外送金サービスを提供しています。日本全国のATMやインターネットバンキングからの振り込みで利用できます。こちらのサービスは新生銀行の口座を持っていなくても利用が可能です。
一律2000円という手数料の安さもそうですが、「定期的な送付先」を登録できるのがGoレミットの利点のひとつです。
いちど送付先を登録すると、そのあとはいちいち記入・入力をすることなく登録先の海外銀行口座へ送金が可能なため、長期留学の留学生などにも使いやすいと言われています。
コンビニから送金
コンビニでの設置をはじめとしてさまざまな箇所にATMがあるセブン銀行からも海外送金が可能です。セブン銀行なら、ATMだけでなくインターネットバンキング・モバイルバンキングでも同じく送金ができます。
セブン銀行の海外送金はウェスタンユニオンのネットワークを使用しているため受け取り拠点が多く、素早い送金と受け取りが可能なのが特徴です。
番外編:クレジットカードのキャッシングも有効活用!
こうしたさまざまな振り込み方法がありますが、観光旅行や短期留学などで急にお金が必要になった!という場合においては、クレジットカードのキャッシング機能も便利です。
カードの種類や各種金利もありますが、キャッシング機能の手数料はおよそ210円程度。「海外で口座を作るのは面倒くさい」という方にも良いかと思われます。
ものすごく大きなお金が必要なとき以外は、クレジットカードも有効活用していきたいですね。
おわりに
ひとくちに海外送金といっても、さまざまなやり方があります。普段使っている銀行のものや手数料・利便性・振り込む目的など、ご自分にぴったりな振込方法を考えてみてください。
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