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    かんたん観葉植物入門!選ぶところから育て方まで!

    癒やしを求めて買ったはずの観葉植物なのに、愛でるのは最初だけで、気がついたら枯れていたなんて、よくありますよね。観葉植物はパッと見のインスピレーションだけでなく、育てやすさもしっかりチェックしてから購入したいものです。

    また、観葉植物は部屋にあるだけで涼しげですよね。実際にもクールダウンの効果があり一石二鳥です。今季は観葉植物を部屋に飾って、癒されてみませんか?

    そこで今回は「青山フラワーマーケット」を運営する「parkERs」のプランツコーディネーター・田村未和さんに観葉植物を選ぶポイントや元気に育てるコツを教えてもらいました!

    本記事は、2014年8月の取材情報をもとに執筆されたものです。

    観葉植物を選ぶポイント

    観葉植物を選ぶときは以下の4つに注目してみましょう。

    1:葉のみずみずしさをチェック

    葉がみずみずしい=植物全体に栄養が行き届いているという証拠です。実際に触れて確かめてみましょう。葉っぱがカサカサしていると栄養が行き届いていない=元気がないという可能性があります。

    2:全体の色合いをチェック

    植物らしい自然な色合い=健康な証拠です。しかし、単体では色合いの不自然さに気づけないこともあります。ほかの植物とも見比べてみて、色合いをチェックしましょう。

    3:新芽が出ているかをチェック

    新芽が出ている=これから大きく成長する可能性があります。そのため、新芽が出ているかどうかに注目しましょう。新芽を見つけるには葉先や植物の頭部分(てっぺん)をよく観察してみてください。ちなみに、新芽は基本的に薄い黄緑色をしていて、触れると少しやわらかくなっています。

    4:葉の密接具合をチェック

    葉が密接しすぎている=葉の間の風通しが悪い=葉が落ちやすくこれから調子が悪くなってしまう可能性があります。そのため、葉どうしの風通しがよさそうなものを選ぶようにしましょう。

    【タイプ別】おすすめの観葉植物

    あまり家に帰れないという人向け!「サンセベエリア」

    • 育てやすさ:★★★
    • 水やり:1回/1週間/夏 1回/1~2ヶ月/春-秋。土の表面が乾いたら締める程度に。冬季には休眠状態になるので、水やりはしなくても大丈夫
    • 置く場所:強い日差しを避けた、窓際のカーテン越しなど
    • 耐寒温度:10℃以下は避ける

    マイナスイオンをだす空気清浄効果の高い観葉植物です。乾燥に非常に強いので、水やりにあまり気を使わなくても大丈夫です。家を空けがちな人やズボラな人におすすめの観葉植物です。

    南国ムードを演出したい人向け! 「テーブルヤシ」

    • 育てやすさ:★★★
    • 水やり:1週間に1回。湿気を好むため、霧吹きを葉や株元にすると良い
    • 置く場所:強い日差しを避けた、窓際のカーテン越しなど
    • 耐寒温度:0℃程度

    ご存知、ヤシの木です。常夏をイメージさせるので、南国ムードを取り入れたい人におすすめです。大きなもので3mを超えますが、テーブルヤシは成長が遅いため、カットなどの手入れが不要です。

    ほかの人と違うものがいい人向け!「ドラセナ・コンシネ」

    • 育てやすさ:★★★
    • 水やり:2~3週間に1回。土の表面が乾いていたらたっぷりと!
    • 置く場所:強い日差しを避けた、窓際のカーテン越しなど
    • 耐寒温度: 10℃

    葉だけでなく幹の曲がり具合まで楽しめる観葉植物です。くねくねと曲がる茎は、一つひとつが成長に伴って形が変化していきます。個性とオリジナル性を強調できるので、ガーデンインテリアとしても重宝します。

    がっつり育てたい人向け!「エバーフレッシュ」

    • 育てやすさ:★★☆
    • 水やり:1週間に1~2回。土の表面が乾いていたらたっぷりと!
    • 置く場所:強い日差しを避けた、窓際のカーテン越しなど
    • 耐寒温度:10℃を下回らなければ大丈夫

    就眠運動があり、葉から水分の蒸発を防ぐため夜になると葉が閉じて朝になると開くという不思議な観葉植物です。昼から葉が閉じるようであれば「水不足のサイン」なので注意してください。自身の健康状態をアピールしてくるところが可愛く、こまめに世話をしたいという人におすすめです。

    気分をぱっとさせたい人向け!「スパティフィラム」

    • 育てやすさ:★★☆
    • 水やり:1週間に1回。土の表面が乾いていたらたっぷりと!湿気を好むため、霧吹きで葉に吹きかけると良い
    • 置く場所:花を咲かせたい場合は、窓際のカーテン越しに配置する
    • 耐寒温度:5℃以下になると葉が枯れ始めるので注意

    濃い緑色の葉と白い花が特徴的な観葉植物です。真っ白な花は室内だけでなく気持ちもパッとさせてくれるので、気分を明るくしたい人におすすめです。

    ラブラブを演出したい人向け!「フィカス・ウンベラータ」

    • 育てやすさ:★★☆
    • 水やり:1週間に1回。
    • 置く場所:強い日差しを避けた、窓際のカーテン越しなど
    • 耐寒温度:10℃以下になると落葉し始めるので注意

    存在感のある大きなハート型の葉がかわいらしい観葉植物です。新婚家庭はもちろん、同棲カップルや結婚のお祝いにもぴったりです。

    可愛いものが大好きな女性向け!「シュガーバイン」

    • 育てやすさ:★☆☆
    • 水やり:1週間に1回。土の表面が乾いていたらたっぷりと!
    • 置く場所:強い日差しを避けた、窓際のカーテン越しなど
    • 耐寒温度:0℃以上。ただし30℃を超えると蒸れやすく、傷みやすい

    緑色の五枚の葉がふわふわとした姿が可愛い、女性におすすめの観葉植物です。蔓性なので、吊り下げたりテーブルに置いてみたりなど幅広いディスプレイを楽しめます。

    元気に育てるコツ

    元気に育てるには水をあげることはもちろん、以下のことも実践してみましょう。

    朝晩、葉に霧吹きをかけよう

    葉の表裏が清潔だと病害虫が寄り付きにくく、病気予防になります。そのため、朝晩と霧吹きを葉の表裏に吹きつけて常にきれいな状態を保つようにしましょう。こまめに行うことで、付着した虫を洗い流せます。

    髪を切るイメージで葉をカットしてあげよう

    「葉を切るなんてかわいそう」と思いがちですが、葉が密集しすぎている場合などは適度に葉をカットする必要があります。

    葉を適度にカットすることで風通しがよくなり、新芽が出やすくなったり傷み予防になります。葉が密集していたり、傷んでいるものから取り除きましょう。

    病気にいち早く気づき、対処しよう

    いくら大切に育てていても病気になることがあります。「最近、元気が無いかも?」「あれ、葉はこんな色してたっけ?」と思ったら、まずは以下の項目をチェックしてみましょう。

    • 葉っぱに斑点がある
    • 葉っぱが白っぽい
    • 葉っぱに白いカスがある

    上記のいずれかにあてはまるようであれば病気になっている可能性があります。薬を散布しましょう。

    薬は花屋やホームセンターなどで販売されています。なかでも、植物のプロ達が重宝しているといわれているのが「ベニカファイン」と呼ばれる薬です。万能薬的な存在であり、即効性があります。何を買えばいいのか迷ったら、こちらもチェックしてみましょう。

    すみずみまで栄養が行き届いているかどうかを確認しよう

    新芽がなかなか出なかったり花が咲かなかったりなど、成長過程での異変を感じたらそれぞれの状況に適した栄養を含む肥料を与えましょう。

    以下が栄養の三大要素「NPK」と呼ばれるものです。こちらを参考に肥料を選んでみてください。

    • N(窒素):葉や茎を育てる
    • P(リン酸):花と実を育てる
    • K(カリウム):根や茎を育てる

    配置場所の選び方

    観葉植物を買ったら、配置する場所を選びましょう。以下の4つの項目のうち、2~3つを満たしている場所を選ぶようにしてください。

    • 1:直射日光の当たらない明るい場所
    • 2:風通しが良い場所
    • 3:空調が直接当たらない場所
    • 4:冬になったら霜が降りない場所

    1:直射日光の当たらない明るい場所

    日当たりがいい=植物にとっていい場所とは限りません。直射日光が強すぎると、特に夏場は葉が焼けて黄色くなってしまうことがあります。そのため、窓際に配置するのは避けるようにしましょう。

    窓際を避けられない場合はカーテン越しにするなど、直射日光が当たらないように注意してください。

    2:風通しが良い場所

    室内に置く観葉植物にとって風通しは非常に重要です。湿気がたまる場所では土が腐りやすくなる可能性があります。

    3:空調が直接当たらない場所

    暖房やクーラー、あるいは扇風機などの空調が直接当たると、乾燥して葉が落ちてしまいます。人口的な風=葉へのダメージとなるので注意しましょう。

    4:冬になったら霜が降りない場所

    寒すぎると観葉植物を枯らしてしまう原因になります。冬場に霜が降りる場所は避けましょう。

    ディスプレイの基本

    せっかく買って育てているのだから、雰囲気のいいディスプレイをしたいものです。ここではディスプレイの基本をご紹介します。

    大鉢の場合

    50cm~200mほどの大きな観葉植物は大鉢にいれてディスプレイします。

    鉢の表面(植物の根元)に化粧砂利を使うと見栄えが華やかになり、かつ温度変化や病気、乾燥防止になります。

    小鉢の場合

    50cm以下の小鉢はテーブルや家具の上にインテリアの一部として配置できます。

    コップを鉢カバーとして使用してみたり、書棚や食器棚のちょっとしたスキマに置いてみるなど、大鉢よりも自由度が高いです。

    ハンギングの場合

    ハンギングは、おもに蔓性の観葉植物を壁などに吊るす飾り方です。

    基本的には壁に画鋲などをさし、そこへ植物の茎などを引っ掛けるようにしてディスプレイします。窓のふちを覆ってみたり、天井をはわせてみるなどのアレンジも楽しめます。

    さらにディスプレイを楽しみたいなら

    人の目線よりも高い位置に置く

    自分の目線よりも高い位置に植物を置いてみましょう。目線の上に配置することで植物が視界に入りやすくなり、グリーン感が増します。ただし、上に置き過ぎると手入れをしにくくなってしまうので注意してください。

    濃い色と薄い色、それぞれで統一する

    植物といっても、渋い緑や淡い緑などさまざまな色合いがあります。ディスプレイする際は、同系色で揃えてみるのもポイントです。

    色を揃えることで全体的に統一感が出ます。空間が引き締まったように感じられ、よりスッキリとした印象を与えることができます。

    グルーピングする(まとめる)

    部屋のあちこちに点在させるより、グルーピングして植物たちの見せ場を作るようにしましょう。玄関やキッチンなど、一箇所に集中させることで植物たちの存在感をより強調できます。

    植物に光を当てる

    植物の葉や株元に光を当ててみましょう。葉が透けて見え、全体的に柔らかくて幻想的な雰囲気になります。

    植物の影を壁に映し出すように光をあてる、という方法もあります。白い壁に影を映し出せば、植物のグラフィックも楽しめます。

    今回お話を伺った人

    parkERs プランツコーディネーター・田村未和さん

    武蔵野美術大学空間演出デザイン科を卒業後、アーティストの元で生花(切花、生け込み、プリザーブドフラワー)を学ぶ。その後、パーカーズのメンテナンス業を経てプランツコーディネーターになる。「植物を選ぶ際、インスピレーションも大事です。気に入ったものほど丁寧に育てることができます」と田村さん。

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    (写真:parkERs・nanapi編集部)
    (ライター:小松崎拓郎)

    このライフレシピを書いた人