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    ぐるなび直伝!できる幹事の仕事術

    会社の、それもわりと規模が大きな飲み会の幹事に任命された――!

    何度も幹事を経験している人ならまだしも、初めて幹事を務めることになったとき、段取りや準備がわからずに困ったという話はよく聞くものです。

    そこで今回は、宴会やグルメ情報を紹介する「ぐるなび」の広報・丸山寛子さんに幹事をうまくこなすための方法や極意を教えてもらいました。

    本記事は、2014年9月の取材情報をもとに執筆されたものです。

    1:いつから動く?

    幹事を任されたら、なるべく早めに動き出しましょう。

    とくに12月の忘年会シーズンは参加者の都合を合わせにくいだけでなく、目当ての飲食店の予約がハイスピードで埋まってしまいます。可能なら、10月から人数調整やお店の検討をはじめましょう。

    2:余興のある・なしを確認し、準備しよう!

    忘年会や定例会など、幹事を任された宴会で余興をする場合はその内容を決める必要があります。

    「余興がある宴会」とわかっていれば、お店を探す少し前から余興の内容や協力してくれそうな人などを考え始めましょう。その際、以下のポイントを参考にしてください。

    前回を参考にしよう

    以前から余興が行われているなら、これまでどのような進行・プログラムだったかを調べましょう。特に、社内の飲み会の場合は会社によって慣習がかわります。前回や前々回などの幹事を担当した人に聞けば、進行の様子や必要な演目がわかるでしょう。

    また、プログラムでの参加者の盛り上がり具合を確認しておけば、改善点などを探せます。出し物の有無が決まったら、タイムスケジュールを作成します。

    出しもののお願いをしよう

    余興のある会では、参加者に協力してもらいましょう。セオリーが決まっているなら、それに準じて人選しプログラムを組めば、大きく外すことはありません。

    事前の準備や練習期間などを必要とする場合もあるので、自分以外のメンバーに余興をお願いするときはなるべく早めに依頼しましょう。

    3:お店の候補を考えよう

    お店の探し方は、ふたつあります。

    お店の探し方1:予算と目的、参加者に合わせる

    あらかじめ決めておいた予算に合うor前回と同等の予算でまかなえるお店を探します。そのなかで、参加予定のメンバーの層と今回の目的に合ったお店を絞り込んでいきましょう。

    例えば、わいわいと話に花を咲かせたいなら大衆系居酒屋。一方、社外の人と仕事の話をするときは、個室のある騒がしすぎないお店を選びます。

    送別会や歓迎会といった主役のいる飲み会は、その人の好みに合わせたお酒の銘柄があると幹事の株も上がります。特にお酒の好みのなさそうな人でも、好きなビールメーカーのある人は多いものです。普段から飲んでいるビールのブランドがわからない場合は、仲の良い人にリサーチをお願いしましょう。

    お店の探し方2:オススメのお店を周囲の人に聞く

    周囲の人にオススメのお店を聞くのもひとつの手段です。お酒に詳しい、またはグルメな人がいる場合、その人にオススメのお店を聞いてみるといいでしょう。

    店の情報を参加者に告知する際には「◯◯さんの紹介なんです」と一言添えれば、紹介者の顔を立たせられます。

    4:お店探しと同時にメンバーを誘おう

    お店を決めよう

    お店の候補がいくつか上がってきたら、ランチがてら下見に行きます。夜の時間帯でも構いませんが、ランチの方がコストを抑えられます。

    下見のときには、次の点を確認しましょう。

    • サービスの質
    • 料理の味
    • 店内の広さ
    • 店内の雰囲気
    • 他の客層

    このなかで少しでも不安に思う要素がある場合はお店候補から省いたほうが無難です。

    候補を絞り、人に相談する

    どうしても候補を絞れないときは、だれかに相談するのもありです。社内の飲み会であれば、役職が上の人に相談しましょう。

    相談するときは、候補を3店舗ほどに絞っておきます。いくつか選択の基準を提示して相談することで、相談された方も答えやすくなります。たとえそのひとの食指が動くものがなくても、あなたの提示した案をベースに希望を教えてくれるでしょう。

    たとえば、以下のように最後の決め手をお願いしたいというスタンスで話をします。

    例「○○さん、次の飲み会のお店、すっごい迷っているんですよ。○○さんは、『フォアグラ鍋』か『熟成肉のステーキ』か『エビのアヒージョ』だったら、どれが好きですか?」

    メンバーを誘おう!

    お店探しと同時進行でおこなうのが、社内への宴会参加を募る連絡です。スケジュールの調整は、招待者の都合を候補日に記入できるWebサービスを使うと幹事の手間が省けます。

    今回お話を伺った『株式会社ぐるなび』には「調整丸」というサービスがあります。

    【参加者を呼びかけるのにオススメのツールについて】

    社内なら社内メールや社内チャット、プライベートな雰囲気の強い飲み会なら、FacebookやLINEで呼びかけることが多いと思われます。

    例えばメールならbccではなく、ccに参加候補者を全員入れます。Facebookなら「イベント」ページを、LINEならグループを作成して参加候補者を招待しましょう。

    ここで重要なのが、他の参加候補者がみえるように招待すること。そのメリットは主にふたつあります。

    • 会の規模感が伝わりやすい
    • 会への期待が高まりやすい

    会の規模感が参加候補者へ伝われば、どういった主旨の飲み会なのかが見えてきます。どんな人が来て、何人規模でおこなわれるのかがわかると、参加へのためらいが軽減されます。事前に規模や参加者をオープンにしておくことで、参加しやすい空気を作りましょう。

    準備している様子や参加者同士のやりとりが増えるので、一緒にイベントを作り上げているような感覚がメンバーの間でうまれます。これにより、会への期待が高まる狙いがあります。

    5:メッセージの文面を考えよう

    会へのお誘いのメッセージには、次の要素を入れます。

    • 会費
    • 会の目的
    • 車使用の有無
    • 会場となる予定の駅
    • 予定開始時刻
    • 予定終了時刻
    • 二次会参加のお知らせ
    • 参加不参加の返信期限

    会費

    会費を明確にできるという理由から、飲み放題付きのコース料理で予約します。飲食代以外にも出し物や花束などの費用も合わせて会費を計算してください。

    何かを買った後には必ずレシートの写真をとり、会費の使い方を明確にしましょう。お金の管理をきちんと出来る人だという印象を周囲に与えられます。

    会の目的

    「忘年会」や「歓迎会」「接待」ではなく、純粋に仕事仲間で集まる飲み会ではテーマ(=集まる理由)が明確でないことがあります。

    そこで、集まる理由が明確ではない場合は何をテーマにするかを決めましょう。テーマといっても堅苦しいものではなく、何を目的とした会なのかを参加者へ知らせることが大切です。会の目的を明確にすることで、会への期待度が高まります。

    • 熟成肉に舌鼓をうつ会(美味しいものを食べる)
    • マイナーな日本酒を楽しむ会(お酒を楽しむ)
    • 3年ぶりに日本に返ってきた田中さんを囲む会(人との交流を楽しむ) など
    会場となるお店が確定している場合は、お誘いメールに「お店の名前」「公式HP」「住所」を追記しましょう。

    車使用の有無

    車で来る可能性のある人がいる場合、車使用の有無を聞きます。もし車で来て飲むなら、代行サービスを予約しておきましょう。このとき、出す車の数を減らすため、参加者にはできるだけ同じ車で来てもらうように協力を仰ぎます。

    車の運転手には、絶対に飲ませないよう周囲にも協力を仰ぎましょう。

    万が一飲んでしまった場合、絶対に車の運転をさせてはいけません。その場ですぐに代行の手配をしてください。

    会場の最寄り駅

    会場は、参加者が帰りやすい場所に設定します。会社内での飲み会なら、オフィスの最寄り駅に近い店でOKです。

    開始予定時刻

    会の開始時間を決めます。基本的に、参加者のほとんどが集まれそうな時間に設定しましょう。

    もし、参加候補者の集まれる時間がわからないときは、周囲に相談をしておくといいでしょう。このとき、「乾杯はみなさん揃ってからがいいので。この時間で集まれそうですか?」と伝えると角が立ちません。「みなさん揃ってから~」の一言が入ることにより、飲み会への意気込みを周囲に伝えられます。

    参加者の大半が開始時刻に集まれない飲み会ほど気まずいものはありません。

    予定終了時刻

    女性や子どものいる参加者が多い会の場合、予定終了時刻を書いておくと喜ばれます。

    時間制のコースであれば、終わりの時間もわかりやすく安心感を与えられます。

    二次会のお知らせ

    招待状を出すメンバーの多くが普段から二次会にいく人たちであった場合、一次会のお誘いメールで二次会参加の意思を尋ねる文面を追加しておきましょう。このとき「飛び入り参加もOK」と書き加えておけば、より二次会に参加しやすい雰囲気になるのでオススメです。

    そして、大体の人数が決まった時点でお店を予約しておきます。お店側には、人数の増減が多少ある可能性を知らせてください。

    参加不参加の返信期限

    返信期限は必ず設けましょう。期限を設けないと返信が集まりにくく、参加者の数が定まりません。

    メッセージの文面には、「期限を切れても返信がない場合は欠席といたします」という主旨の文面を入れておきましょう。参加者名簿はこのタイミングで作成します。

    メッセージ文例はこちら!

    ※送別会のお知らせ※
    各位
     
    お疲れ様です。○○部△△課の✕✕です。
    みなさまご存知のとおり、今月をもちまして○○部の田中さんが退社されます。
     
    そのため、送別会の開催を企画しております。
    都合が合いましたら是非、ご参加いただければと思います!
     
    つきましては、【12日(土)】までに下記URLより
    スケジュールを入力いただければ幸いです!
     
    http://●●●●.jp
     
    ※車で来場される場合は、スケジュール入力とともに、その旨を幹事まで>御連絡いただきますようお願い致します。
     
    みなさまどうぞご参加くださいませ。
    よろしくお願いいたします!
     
    以下、概要です。
     
    ■概要
    ・会費
    ○○○○円前後を予定しております(花束代込)
    ※お店予約後、確定金額をお知らせいたします。
     
    ・場所
    ○○駅近辺
     
    ・予定開始時刻
    20時~
     
    ・予定終了時刻
    22時前後(2時間飲み放題のコースを検討しております!)
     
    ・二次会のお知らせ
    二次会を検討しております。参加してくださる方はその旨も合わせて御連絡いただければと思います!
     
    ※もちろん、飛び込み参加も大歓迎です!
    職場の雰囲気や会の目的によって、文面をアレンジしましょう。

    6:お店の予約をしよう

    人数が固まったら、インターネットの予約サービスや電話を使って、お店に予約をしましょう。

    ネット予約では、用意されたフォームに、日付や人数など必要項目を入力すれば手続きが完了します。

    予約した文面が残るので、「予約したのにお店の手違いで漏れてしまった!」というときに「電話した」「していない」の水掛け論にもなりません。

    ネット予約後、宴会の前日までに直接お店に電話して予約状況を確認しておけばさらに確実です。

    また、電話で予約をするときには下記の点を知らせてください。

    • 日時
    • 人数
    • コース名
    • 幹事の名前と連絡先

    そして、予約時をする前に次の3点を必ず確認しておきます。

    料金の追加がないか確認

    ときどき、サイト等に表示してある料金に消費税やサービス料が含まれていないことがあります。そこで、次の点を確認してください。

    • 税込みか税抜きか
    • チャージやお座敷料等は別途加算されるのか
    ひとつひとつは大したことのない金額でも、大規模な飲み会となってくるとかなりの額になるので気をつけましょう。

    キャンセル料についての確認

    参加予定だった人が突然不参加になる可能性があります。そのため、あらかじめ「キャンセル料」と「キャンセル料が発生するタイミング」をお店に確認しておきましょう。

    万一お店自体をキャンセル…となった場合も、料金が発生しないタイミングであれば安心して選び直せます。

    特別な出し物などが可能か確認

    余興がある宴会で小道具や音楽が必要な場合は、店内がそういった条件にあっているかどうかを確認しておきましょう。

    7:参加者に会場の情報を知らせる

    お店の予約がとれたら、参加者にお店の情報を伝えます。次の項目を忘れずに入れましょう。

    • お店の名前
    • 住所
    • 電話番号
    • 確定した会費
    • 開始時間
    • キャンセル料の有無とタイミング

    「開始時間が来たら乾杯します」という文言を入れれば、遅れてくる人にも遠慮なく始められます。

    キャンセル料の発生するタイミングと金額を告知し、万が一の時には負担をお願いする旨も伝えておきましょう。

    8:宴会の当日にすることは?

    お金を徴収しよう

    会場で集めると混乱をきたしかねないので、会費の回収は宴会開始までに済ませましょう。参加者名簿を使って集めるとスムーズに徴収できます。

    始まりや終わりの挨拶はこのタイミングでお願いをします。いつも挨拶をするような役割の人であれば、快く引き受けてくれるでしょう。

    また、はじめて飲み会に参加する人には「参加してくれて嬉しい」という一言を添えると好印象を与えられます。いつも盛り上げ役を買って出る人には「◯◯さん、今日は期待してますよ!」と伝えると、きっと積極的に宴会のムードを高めてくれるでしょう。

    早めにお店へ行き、店長に挨拶をしよう

    幹事は開始時間の10分ほど前にはお店へ到着し、店長や今回の会の担当者に挨拶をします。幹事の顔を覚えてもらうだけでなく、今回の会に対する情熱をお店側に伝えるのが狙いです。

    大規模な飲み会であれば、その旨を知らせる一言があるとなお良し。例えば、次のような具合です。

    例「今日は大人数で、飲兵衛ばっかりなので、うるさくしてしまうかもしれません」

    時間に余裕があれば一週間前くらいにランチがてらお店へ挨拶に行きましょう。会への真剣な姿勢がさらにお店側へ伝わりやすくなります。

    幹事がやる気を見せれば、たいていのお店はそれに応えてくれます。テーブルに良く目を配ってくれるなど気を遣ってくれることが多く、会の満足度を高められます。

    9:入店時にすることは?

    参加者の席を振り分ける

    参加者の席を振り分けます。このとき、会話の上手な人が均等に別れるように振り分ければ、特定のテーブルだけが盛り上がっているという事態を避けられます。料理のとりわけを率先しておこなう人も、バラけさせた方がいいでしょう。

    多くの場合、幹事は出入りしやすいよう入口の近くや、下座に座るものですが、テーブル全体とお店の雰囲気が把握できる箇所に座ります。もし上座だった場合は、次のように周囲に伝えましょう。

    例「すみません、幹事なのでお店全体が見渡せるこの位置に座らせていただきます!上座なのにすみません!」

    10:ファーストオーダーを頼もう!

    ビールやアルコールが苦手な人には先にオーダーを聞いておく

    ビールやアルコールの苦手な人がいる場合、ファーストオーダーは「ビールじゃなくてもいい」という空気を出しましょう。例えば、入店時に幹事が率先して次のように話します。

    例「ここのお店、スパークリングワインが美味しいんだけど、乾杯はそれにする?」

    あるいは、注文時に手を挙げてもらい、個別で店員に注文させる方法もあります。店員さんがオーダーをとりに現れたタイミングで、次のようにいいます。

    例「ビール以外の人は手を上げてくださ~い!」

    ビール以外の注文をする人たちの手があがったら、個別に店員に対応してもらいましょう。

    提供までの時間を意識する

    ファーストオーダーを頼んだら、提供までの時間を意識しましょう。もし「遅いな」と思うようであれば、今後のドリンク提供も遅れる可能性が高いと考えてよいでしょう。デキる幹事はそれを見越して、おかわりは早めにオーダーします。

    一般的に、おかわりのタイミングは「グラスの3分の1まで飲み物が減ったら」とされています。しかし、提供が遅れそうだと見込める場合は、グラスの半分ほどでオーダーを聞くといいでしょう。

    飲む人を見極める

    ファーストドリンクの減る早さで、そのひとのお酒のペースがわかります。早ければ早いほど、お酒を飲む人だと予想されるので、常にそのひとのグラスには目を配りましょう。

    11:始めのあいさつをしよう!

    全員分のドリンクが揃ったら、乾杯をします。「◯◯さん、開始の挨拶をお願いします」などと言って、スタートの合図を促します。

    事前に頼んでいない場合のお願いの仕方と人選方法

    事前に挨拶を頼んでない場合、人選の方法はふたつあります。

    ひとつは、初めて参加した人。周囲への紹介も兼ねて、挨拶をお願いしやすくなります。

    もうひとつは、最近いいことがあった人。例えば、昇進を果たしたり、成績をあげていたり、何かしら活躍した人がベターです。

    例「では、最近景気の良い◯◯さんより、開催の挨拶をお願いします!」

    上記のように、お願いするときは褒め言葉を添えましょう。

    12:ご祝儀をもらったときの対応って?

    社内の飲み会では、上役からご祝儀をもらうことがあります。その際は、乾杯前に参加者へその旨を知らせましょう。ちなみに、具体的な金額を知らせるのはNGです。多額のご祝儀をもらったときは、一次会で追加の料理を頼むのがベター。例えば、次のような具合です。

    例「◯◯部長から、ご厚志をいただきました。今回はコースですが、なんと、舟盛り追加致します!」

    また、追加のオーダーには足りないときは、次のように話しましょう。

    例「◯◯部長から、ご厚志をいただきました。この分は二次会用に使わせていただきます!」

    ご祝儀を二次会直前にもらうこともあります。その場合は二次会の乾杯前に参加者に告知し、二次会費として使いましょう。

    「ご祝儀」は「ご厚志」と言い換えるのがビジネスの席では一般的です。

    13:飲み会での会話の盛り上がり方って?

    幹事は司会に徹しよう

    幹事はあくまで盛り上げ役。自分の話ばかりしてはいけません。周囲の人へどんどん話を振るように努めましょう。

    最近変化のあった人に話を振ろう

    話題に困ったときは、最近変化のあった人に話を振りましょう。例えば、次のような具合です。

    • 髪を切った
    • ジムに行き始めた
    • お弁当を作り始めた

    個人の変化以外にも、部署の業績が上がった秘訣や、仕事でのサクセスストーリーなども、話のネタとして使えます。

    最終手段は酒とご飯

    「どうしても話題がない!困った!」というときには、目の前にある料理やドリンクを話のタネに使いましょう。

    例えば「どんな味付けしてるんだろう、美味しいですね」や「飲みやすいお酒ですね」といったもので構いません。当り障りのない話題なので、誰にでも使える鉄板ネタです。

    タイムスケジュールを作っていたら、それに準じて進めていきましょう。

    14:会計を済ませよう

    お開きのタイミングでの会計は慌ただしいもの。追加オーダーのない場合、お会計は会の途中で済ませておきましょう。店員へ「お会計は先に済ませたいので、手が開いてるときに声をかけてください」と伝えると、スムーズに会計できます。

    また、会費にあまりが生じた場合は参加者に返します。もし、ほとんどのメンバーが二次会へ参加するなら、二次会費にまわしてもOK。ただし、二次会費に使う場合は必ずメンバーの許可をとってからにしましょう。

    15:写真を撮るならラストオーダー時にしよう!

    写真撮影をするなら、全員が揃っている可能性の高いラストオーダーのときがオススメです。

    撮影者の数は少なくしよう

    集合写真などを何人もの携帯やスマホで撮っていると、時間を浪費します。そこで、幹事が代表となって撮影しましょう。後日Web等で共有すると知らせれば大量に撮影しなくて済みます。

    SNSのタグ付けについても確認しよう

    近年、会で撮影した写真をFacebookに載せる人が増えました。しかし、なかには写真をタグ付けされると困る人もいます。

    そこで、事前に「タグ付けNGの人は個別に教えてください」とアナウンスしましょう。

    16:〆の挨拶をしよう

    店側から終了時刻のアナウンスが来たら、締めの挨拶に移りましょう。上役の人間が挨拶した方が場を引き締められるため、速やかに会をしめられます。

    17:お店を出よう

    最後に残って忘れ物がないか確認

    会計を終えたら、メンバーをお店の外へ促します。二次会の店が決まっていたら、その店の住所を参加者の何名かに教えて、その集団を引っ張ってもらいましょう。

    幹事は最後まで残り、忘れ物がないか席を見回ります。特に机の下や椅子のミゾなどに気をつけて確認してください。そして、退店時には店員への挨拶を忘れないようにしましょう。

    18:二次会のお店を探そう

    二次会を開催する場合は会場を探します。

    ここで注意したいのが、いつまでもお店が決まらないと参加者の気分が冷めてしまうことです。事前にお店を予約していればそこに行けばいいのですが、急遽決まった二次会の開催が決まった場合、急いでお店を探さなければなりません。

    飛び込みで空いてるお店を探すのも骨の折れる作業です。そこで、ここでは上手なお店の探し方を紹介します。

    馴染みのお店に行く

    二次会で一番ラクなのが、馴染みの店にいくこと。お店の人と顔見知りなら、多少優遇してくれる場合があります。

    お店に行く前には、電話をして店の混雑状況を確認するといいでしょう。

    アプリなどで探す

    ふたつ目の方法は、アプリを使うというもの。例えば、都内の繁華街(※注訳1)なら「イマノモ!」というアプリが使えます。これは近隣店舗で、人数などの条件にあったお店を知らせてくれるサービスです。

    二次会のお店が決まらずに、さまよい歩く事態を避けられます。

    (※注訳1)2014年11月現在。利用可能エリアの詳細はこちらをご参照ください。

    19:二次会へ行こう

    たいていの二次会は、一次会よりも飲食のペースが落ち、会話をメインに進みます。一次会で幹事をつとめたあとは、どのように振る舞えばいいのでしょうか。

    お酒を飲みたかったら、宣言しよう!

    一次会で幹事の任務をまっとうし、二次会でははっちゃけたい。そんな思いを抱いていたら、メンバーに宣言しましょう。

    例えば、次のように切り出します。

    例「一次会ではありがとうございました!二次会では、飲ませていただきます!」

    素直に自分の欲求を話せば、メンバーもわかってくれるでしょう。

    幹事交代の申し出があったら、素直に甘えよう

    気を利かせて幹事の交代を申し出てくれる人がいます。そんなときは、素直に甘えてしまってOKです。幹事を引き受けてくれた人には、お礼の言葉を忘れないようにしましょう。

    一次会の感想を聞こう!

    二次会が始まって一息ついたら、一次会の感想を聞きましょう。

    例「一次会、いかがでした?」

    このように切り出せば、様々な感想をメンバーが口にするでしょう。ここで出た反省点を踏まえて次回の幹事に役立てましょう。

    また、感想を聞くことで周囲に誠実さをアピールできます。自分の株をあげるチャンスでもあります。

    20:翌日の対応って?

    お礼のメールと共に写真を共有しよう

    会の翌日には、参加者へお礼の連絡をします。撮影した写真があれば、このタイミングで共有しましょう。

    1~3枚程度であればメッセージに添付しても構いませんが、大量にあるときはオンラインの写真共有サービスを使うと便利です。

    「載せないで欲しい写真があればこっそり削除します」といった旨のメッセージを添えると、プライバシー等に配慮できる幹事として好印象を残せます。

    役割を頼んだ人には個別にメッセージを送ろう

    挨拶や出し物、二次会への誘導などを頼んだ人には、個別にメッセ―ジを送りましょう。一斉に送るものよりも感謝の気持ちが伝わりやすく、次回も協力してもらえる可能性が高まります。

    21:幹事はひとりではできない…だから周囲に協力を仰ごう!

    幹事の仕事は多岐にわたります。これらを全てひとりでこなそうとすると、処理しきれずに大変な苦労を強いられることも。そのため、出来る限り周囲に協力してもらいましょう。

    例えば、同期のなかでコミュニケーション能力の高い人がいるなら、参加者とのこまかなやりとりなどはその人にお願いするといいでしょう。また、二次会への誘導なども出来る限り人に頼む方がスムーズに進行します。

    協力をお願いすることで、普段あまり話をしない人とも関わりを持てます。飲み会の場を共に作り上げていくことで、互いの信頼関係も深まります。「たかが飲み会でこんなにやることがあるなんて面倒くさい」と思わずに、自分の能力をプレゼンテーションする場だと思って、積極的に取り組んでいきましょう。

    今回お話を伺ったのはこの人!

    丸山寛子さん

    飲食店情報検索サイト「ぐるなび」株式会社ぐるなびの広報を務める。「初めての幹事で、独断でいいお店をチョイスするのは難しいと思います。どんどん周囲の人の意見を聞いたり、ネットを使ったりしてください。例えば、ぐるなびではネットで予約をすればポイントがつきます。会社の幹事ではポイントをためて、プライベートではちょっといいお店に飲みに行く…そんな使い方もできるんですよ」と、丸山さん。

    (イラスト:nanapi編集部)
    (ライター:高根ちさと)

    このライフレシピを書いた人