世の中には「~なければならない」と思って生活している方が意外に多いのではないでしょうか?
良い上司でなければならない
良いメンバーでなければならない
良い親でなければならない
立派な人格でなければならない
それぞれとても素晴らしい心がけだと思いますが、心に負担を感じませんか?
「~なければならない」は「~してはいけない」などにつながり、自分の行動を縛ってしまうかもしれません。それ自体を否定するわけではありませんが、重荷になるくらいなら「~なければならない」からの解放を目指してみてはいかがでしょうか。
自分を縛ってしまう考え方
「~なければならない」は、どちらかというと「引き算」の考え方だと思います。そこが重荷になってしまうのでしょう。
例えば「良い上司でなくてはならない」と考えたとしましょう。良い上司でいるためには、どうすればいいでしょうか?
- 見本でいなくてはいけない
- 弱音を吐いてはいけない
- 常に答えを持っていなくてはいけない
- 部下より仕事ができなくてはいけない
- メンバーのことを知らなくてはいけない
などの考えが浮かびますよね。当然立派な考えだと思いますが、その考えに支配されてしまうと、とても息苦しいと感じませんか?
「to do」ではなく「to be」へ
「~でなくてはならない」とは、どちらかというと「to do」だと思います。一方「to be」とは、自分自身が「どうありたいか」ということです。
何かで「ありたい」というマインドは、「縛ること」ではなく「自由であること」だと思います。
それでは、良い上司で「ありたい」と考えたときにはどうでしょうか?
- 自分自身をメンバーに知ってもらう
- メンバーのことも知りたくなる
- 自分の見識を広げておく
- 自分音弱いところも見てもらう
- 素直に助けを求める
どうでしょうか?「to do」という発想からは出てこない考え方や行動が出てきませんか?
「to be」で未来をイキイキと!
そもそも「~でありたい」ということは、個人の自由です。
当然「~しなければならない」という縛りも大切ですが、その「to do」で自分を縛りすぎることなく、「to be」という自分のあり方を自由に見つめ直しませんか?
自分の5年後、10年後、20年後の未来がイキイキとして見えてくるのではないでしょうか?
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