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    これが正しい!EDWINが教えるジーンズの洗濯方法

    デニム素材のパンツはどんなアイテムにも合う優れもの。ブランドものはもちろん、ユニクロで買ったジーンズも、長く大切に履いていきたいですよね。ワンウォッシュ加工されたものも、こなれた感じの色味やその風合いを生かしたまま洗濯する裏技があるのを、皆さんご存知でしょうか?今回は、デニムブランドのプロであるEDWIN担当者が語る、素材を長持ちさせ、色落ちしないようにする洗い方・乾かし方のポイントを一挙公開します!
    nanapi

    カジュアルファッションの定番アイテムと言えば、ジーンズですよね。しかし、ジーンズの取り扱いについては「洗わない方がいい」などの情報もあり、ちゃんとした洗い方を知らない人も多いのではないでしょうか。

    そこで今回は有名ブランド「EDWIN」の北野秀樹さん・曽根さおりさんに、ジーンズの正しい洗い方について教えてもらいました!

    本記事は、2014年10月の取材情報をもとに執筆されたものです。

    そもそも、ジーンズは洗った方がいいの?

    ジーンズの洗う・洗わないにはさまざまな意見が飛び交っていますが、正しくは「着用したら洗濯すべき」です。

    ジーンズを洗濯するおもなメリットには以下のものがあります。

    • ジーンズに味(=個性)が出る
    • 長持ちさせることができる
    「もともと、ジーンズは作業着として使用されてきました。そのため少々洗わなくても大丈夫なほど丈夫ですが、洗わなければ繊維が伸びて、劣化が進みます。定期的に洗う=メンテナンスすれば繊維の伸びが戻り、結果的にジーンズを長持ちさせることができます」(EDWIN・曽根さおりさん)

    ジーンズの洗い方はおもに2種類!

    ジーンズには2種類の洗い方があります。

    • 長持ちさせるための洗い方
    • 色落ちさせないための洗い方

    さっそく、以下からそれぞれの具体的な洗い方をご紹介します。

    ジーンズを長持ちさせるための洗い方

    STEP1:ジーンズを裏返してから洗濯機に入れる

    まずはジーンズを裏返しにして、洗濯機に入れます。このとき、洗濯ネットなどに入れなくてもOKです。ただし、色移りを回避するため、ほかの衣類といっしょに洗わないようにしましょう。

    ただしダメージジーンズなど、デザインの1つとしてこぶし1つ程度の穴があるタイプのものは洗濯ネットに入れてください。

    STEP2:天然系の洗剤を入れる

    界面活性剤や漂白剤が入った洗濯用洗剤だと、生地を傷めたり、色落ちさせてしまう可能性があります。

    そのため、ジーンズを洗うときは天然系洗濯用洗剤を使用しましょう。「しっかり洗いたいから」と言って洗剤を多めに入れるのはNGです。各洗剤に表示されている適量を入れましょう。

    ジーンズの裾など、一部分だけ汚れがある場合は、洗剤を少量つけてから洗濯機に入れましょう。

    カラーパンツ(デニム)の場合、蛍光増白剤に反応することが多く、本来の色味とは違ったものになってしまうこともあります。洗剤の使用前には必ず取り扱い絵表示を確認しておきましょう。

    STEP3:5~10分の時短モードで洗う

    5~10分程度で終了する「時短モード」で洗います。

    ジーンズは長時間洗い続けると表面のインディゴ染料が剥がれ落ちてしまいます。洗濯槽内での生地の摩擦や劣化を最小限におさえるためにも、できるかぎり短時間で洗濯をすませてください。

    STEP4:シワを防ぐために縦横方向に軽く引っ張る

    洗濯が終わったジーンズを干す前に、ウエスト部分や膝周りなどを中心に軽く縦横に引っ張って形をととのえます。

    ジーンズは形状記憶するものではありません。そのため、洗濯などで強めの衝撃を与えると型崩れします。洗濯後のシャツを「ぱんぱん!」と伸ばすように、ジーンズも干す前に形をととのえ直すことで美しいシルエットをキープできます。

    STEP5:風通しのよい日陰で干す

    形をととのえたら、ハンガーにジーンズをかけて干します。その際、以下のいずれかの方法で干しましょう。

    • 筒状にしてハンガーで干す
    • 魚の干物のように、平台の上に寝かせる

    ジーンズには速乾性がなく、ほかの洗濯物に比べて乾きにくい難点があります。できるかぎり風通しのいい場所に干しましょう。しかし、直射日光が当たる場所に干すのはNGです。強い日差しが変色の原因になるので、日陰に干しましょう。

    ジーンズはできるかぎり屋外に干しましょう。屋内では生乾きのまま長時間干すことになるので、臭いのもととなる雑菌が発生しやすくなります。

    パンツ用に特化したランドリーハンガーもあります。シワもとれるようなつくりになっていたりするので、必要に応じて使ってみましょう。

    STEP6:しっかり乾燥したかどうかを確認してから取り込む

    ジーンズはしっかり乾いてから取り込みましょう。生乾きのまま取り込み、収納してしまうと雑菌が発生してしまいます。必ず乾ききったことを確認してから取り込み、収納してください。

    ジーンズを色落ちさせないための洗い方

    STEP1:桶 or タライに水を入れ、裏返したジーンズを入れる

    桶もしくはタライに水を入れ、裏返したジーンズを入れます。このとき、お湯はNGです。お湯で洗うとインディゴ染料が落ちやすくなるので、必ず水を使用しましょう。

    色落ちしないようにジーンズを洗うには、丁寧に手洗いをする必要があります。また、裏返すことでジーンズの表面の縦糸にあるインディゴ染料が流れ落ちるのを防ぐことができます。

    STEP2:押し洗いする

    STEP1のジーンズをやさしく押し洗いします。押し洗いは以下の手順で行ってください。

    • 1:ジーンズの汚れた部分を外側にする
    • 2:両手のひらで優しく桶の底に押しつける
    • 3:優しく持ち上げる

    これを5〜10分間繰り返します。

    長時間水の中に浸けているとインディゴ染料がどうしても流れてしまうので、皮脂や汗が落ちる程度の5~10分程度がベストです。
    洗い終わったジーンズは、軽く絞って自然乾燥させましょう。干し方は「ジーンズを長持ちさせるための洗い方」のSTEP4~6と同様です。

    洗うときのポイント

    洗う頻度

    ジーンズを洗う頻度は基本的に「汚れが気になったら洗う」でOKです。洗う頻度によって色や風合いが変化し、個性を出すことができます。

    「ジーンズは穿くたびに洗ってもまったく問題ありません。ニオイや汚れなど、自分が洗いたいと思ったときに洗うようにしてください」(EDWIN・北野秀樹さん)

    他の衣料といっしょに洗わない

    ジーンズは他の衣料と一緒に洗わないようにしましょう。

    ジーンズは単体、もしくは同じジーンズとだけいっしょに洗ってください。特に、白いシャツなどといっしょに洗うと、まだら模様に色移りしたり、うっすらとインディゴブルーに染まってしまうことがあるので避けましょう。

    乾燥機は使用しない

    乾燥機を使用すると、ジーンズが極端に縮んでしまう可能性があります。ジーンズは綿を基本とした自然素材を使用しています。そのため、基本的に自然乾燥させましょう。

    洗濯後・脱水後はそのまま放置しない

    洗濯槽や水の中に長時間ジーンズを放置していると、インディゴ染料が落ちやすくなります。また、脱水後のジーンズを洗濯槽の中に放置していると、槽内に残った洗剤などが付着し、部分的に白くなってしまうことがあります。

    洗濯後・脱水後には放置せずにすぐに干しましょう。

    ラベルが本革のジーンズはドライクリーニングしない

    たいていのジーンズの後ろポケットの右上あたりにはラベルがついてます。このラベルが本革のときはドライクリーニングに出してはいけません。

    上記のジーンズをドライクリーニングに出すと、ラベル部分が硬化し、本来の風合いを失ってしまいます。革ラベルが牛革や羊皮などの本革でないかどうか、ドライクリーニングに出す際にはしっかり確認しましょう。

    今回お話を伺ったのはこちら!

    株式会社エドウイン 北野秀樹さん(左)、曽根さおりさん(右)

    北野秀樹さん

    広報課を務める。「スーツは色抜けすれば着づらくなってしまうけれど、ジーンズの色落ちも風合いの1つです。思い切ってどんどん穿き、洗ってもらえればと思います」

    曽根さおりさん

    EDWIN LADIES 部 LADIVA 企画課長を務める。「ジーンズは永遠の製品ではないですよ(笑) 長く穿くためにも、ちゃんとメンテナンスをしてくださいね」

    (イラスト:Guu)
    (ライター:小松崎拓郎)
    (image by nanapi編集部)

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