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どんど焼き・左義長の基礎知識と有名スポット

どんど焼きは、別名「左義長」とも呼ばれる日本の伝統行事です。身近なイベントだという方も多い一方、見たことも聞いたこともない!という方もいるのではないでしょうか。

お正月を締めくくる大切な行事である「どんど焼き」、この記事では、どんど焼きの基礎知識と有名なスポットをご紹介します。

どんど焼きの基礎知識

どんど焼きとは?

「どんど焼き」は、お正月のイベントの1つです。各家庭から、お正月の飾りとして使っていた松飾りや注連縄(しめなわ)を持ち寄って積み上げ、火をつけて燃やします。

一般的なやり方は、以下の通りです。

  • 1:田んぼや空き地にやぐらを組む
  • 2:正月飾りや書初めで飾り付ける
  • 3:火をつける
  • 4:残り火でお団子やお餅を焼いて食べる

神様が宿った飾りを燃やした火にあたったり、その火で焼いたものを食べたりすることで、健康に新年を過ごせるという言い伝えがあり、古くから行われている行事です。処分に困るお正月飾りを処分するだけでなく、無病息災・五穀豊穣を祈る行事として、各地域で今も行われています。

どんど焼きの時期

一般的には小正月である1月14日か15日に行います。

旧暦では、1年の最初の満月にあたる1月15日が「正月」となっていました。そのため、1月1日を「大正月」、1月15日を「小正月」と分けて呼ぶようになったといわれています。

1999年までは成人の日が1月15日だったため、14日にどんど焼きを行う地域も多かったようですが、成人の日が法改正によって1月の第2月曜日になった2000年以降は、15日に行う地域も増えたようです。

どんど焼きの起源

どんど焼きは別名「左義長(さぎちょう)」と呼ばれています。これは、平安時代に行われていた「三毬杖」という占いが由来になっているのだとか。

当時、「毬杖(ぎっちょう)」というホッケーに似た遊びで、杖が使われていました。この杖を3本束ねて扇子や短冊などを添え、陰陽師が歌いはやしながら焼くことで吉凶を占うのが「三毬杖」でした。

この占いが民間に広まったのが、「左義長」ひいてはどんど焼きの起源になったと言われています。

語源は、「尊(とうと・とうど)や」と囃したことからという説と、どんどん火が燃える様子から「どんどん焼き」と呼ばれ、これが短くなったという2つの説があります。

どんど焼きの呼び方

どんど焼きの呼び方は地域によって様々です。東北や、四国や九州の西日本の幅広い地域では「どんど焼き」、主に京都や北陸、中部などでは「左義長」と呼ぶことが多いようです。

山形や神奈川では、道祖神(さいのかみ)を祀る火祭りであることから「道祖土焼(さいとやき)」と呼んだり、長野では道祖神を統括した神主の名前から「三九郎(さんくろう)」と呼ばれたりします。

どんど焼きの呼び方によって出身地がわかることもあります。また、同じ県の中であっても名称が違うこともあります。

どんど焼きの呼び方は、それぞれの地域の文化と結びつきや、地域独特の呼び方が受け継がれている現れなのです。

どんど焼きの有名スポットまとめ

大磯の左義長

国指定の重要無形民俗文化財となっている、神奈川県大磯町の左義長です。

祭り当日は、9つの大きな円錐型の「サイト」と呼ばれるわらの山が作られます。日が暮れると「サイト」に火が点けられ、壮大に燃え上がります。

毎年小正月の1月14日付近に行われます。

勝山左義長

福井県勝山市で行われている左義長です。歴史は深く、300年以上前から行われているとのこと。

三味線や笛などの軽快なお囃子に合わせて女装した打ち手が太鼓をたたいたり、カラフルな短冊で町中の装飾がされたりするのが特徴です。

行事は土曜と日曜の2日間を通して行われ、その2日目である日曜日の夜にどんど焼きを行います。

もともと小正月の行事として旧暦の1月14日に行なわれていましたが、現在は観光客や祭り主催者の利便性を考慮して、2月の最終土曜と日曜に開催しています。

近江八幡左義長まつり

滋賀県近江八幡市で行われる左義長まつりは、近江八幡に春の訪れを告げるお祭りで、3月に行われています。

この左義長まつりでは、毎年の干支に沿って町ごとに華やかな山車を製作します。それぞれの山車の美しさをコンクールで競ったり、「組合せ」と呼ばれる激しいぶつかり合いをしたりします。お祭りの締めくくりとして、最終的に山車に火をつけて奉納します。

宮城県どんと祭

宮城県のどんと祭(さい)と呼ばれるどんど焼きは、県内各地で盛んに行われています。その中でも仙台市の大崎八幡宮の「松焚祭(まつたきまつり)」は、歴史が深く規模も最大級です。

大崎八幡宮境内の一角に門松やしめなわが持ち寄られ、1月14日の日没の頃に神聖な「忌火(いみび)」によって焚き上げられます。

焚き上げられた火は神聖な「御神火」とされ、その火に当たると一年間、無病息災・家内安全の加護を得るといわれています。

婿投げ・墨塗り

新潟十日町市では、1月15日にどんど焼きとともに婿投げ(むこなげ)と墨塗り(すみぬり)という催しが行われます。

婿投げは、前の年に結婚した初婿を、薬師堂の高さ5メートル程ある境内から投げ落とす行事です。結婚を祝福し、夫婦の絆がかたくなるよう願って行われているようです。地元以外の人でも応募すれば参加できます。

墨塗りは、どんど焼きの灰と雪を混ぜて墨のようにし、「おめでとう」と言いながらお互いの顔に塗りあう、無病息災・家業繁栄を願う行事です。

どんど焼きで一年間の無病息災を願おう!

有名などんど焼きのお祭りもありますが、皆さんの地元でも行われている場所があるはずです。ぜひお正月の後に足を運んでみてください。

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(image by 写真AC)

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