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    「食べログ」人気レビュアーに聞く、注目されるレビューの書き方

    「うどんが主食」さん、という人をご存知ですか?

    「うどんが主食」さんとは、飲食店レビューサイト「食べログ」にて1,000件以上のレビューを投稿し、その読者数5,000人を越える人気レビュアーです。

    たかがレビュー、されどレビュー。今回は「うどんが主食」さんに、食べログレビューで人気を集めるために気をつけているポイントや注目されるレビューの書き方などを聞きました!

    本記事は、2015年3月の取材情報をもとに執筆されたものです。

    「うどんが主食」さんって誰?

    「食べログ」には日本各地にある飲食店のレビューが掲載されています。サイト内でユーザー登録さえすれば、誰でも口コミを投稿できます。

    レビューを投稿するユーザーは「レビュアー」と呼ばれます。自分と味覚が似ているレビュアーを「お気に入り登録」すれば、そのレビュアーがレビューを更新した際に情報を受け取れます。お気に入り登録をした場合、あなたはそのユーザーの「読者」となります。

    つまり、読者数が多ければ多いほど定期的に見ている人が多く、人気のあるユーザーということになります。

    この「読者数」が多く、幅広い「食べログ」ユーザーからの支持を集め続けているのが「うどんが主食」さんなのです。

    「うどんが主食」さんが食べログレビューを始めたきっかけ

    「うどんが主食」さんが「食べログ」でレビューを始めたのが2009年頃。1ヶ月に50軒以上の外食をし、日々レビュー更新を続けています。そんな「うどんが主食」さんが食べログレビューを始めたきっかけとは何だったのでしょうか?

    レビューを始めたきっかけについて「お気に入りのお店の評価を上げたかった」と話す、「うどんが主食」さん。「当時、自分が最高評価(☆5)をつけてレビュー投稿すれば、そのお店の点数をあげられるんじゃないかと思っていた」(「うどんが主食」さん)のだそうです。

    そこで、さっそくレビューを投稿してみたものの、思惑通りにはいかず、当時「食べログ」に登録したばかりのアカウントでは、評価をしても、そのお店の総合評価点数に変動を与えられるようなインパクトはありませんでした。それはなぜなのか。「うどんが主食」さんは、自分以外の、それも読者数やレビュー数の多いレビュアが評価をつけると、そのお店の総合評価点数に変化があることに気づきました。そして、影響力のあるレビュアーになるには、以下の要素が必要なのではないか、という仮説を立てました。

    • 投稿するレビュー数が多い
    • 読者数が多い

    この仮説を検証するため、まずは続々とレビューを書き始めました。レビュー数がないことには、読者がつかないと考えたからです。

    これが、「うどんが主食」さんのレビュアーとしての第一歩でした。結果、今では5,000人を越えるユーザーから読者登録され、人気レビュアーの座に輝いています。

    うどんが主食さん「読者を獲得するために、いろいろな試行錯誤を重ねました。他のレビュアーさんに『いいね』を押したり、読者登録をしたり。それがどこまで影響を与えたかはわかりませんが、一番人の目に触れるレビューを書くように意識しました」
    次項から、「うどんが主食」さんによる「注目度が高いレビューを書く方法」をご紹介します。

    STEP1:注目されやすいお店を選ぼう

    注目度が高いレビューを書くには、注目されるお店選びをすることが大切です。ここではお店選びのポイントをご紹介します。

    ポイント1:アクセス数が高いお店を選ぶ

    「食べログ」の店舗ページの右上には、アクセス数が記載されています。アクセス数が多い=多くの人の目に触れるお店です。そういったお店を中心にレビューを書きましょう。

    人気が高いジャンルを限定してレビューを増やすと、エリアが変わっても、他のユーザーからの興味を引く効果も期待できます。

    うどんが主食さん「たとえば、エリアを『渋谷』、ジャンルを『ラーメン』に設定して検索をします。そこで一番アクセス数のある店舗に行き、レビューを書きます。次は渋谷の隣駅である『恵比寿』で、『ラーメン』でアクセスを稼いでいる店舗のレビューを書きます。すると、渋谷にも、恵比寿にも、私のレビューがある状態になるんですね。すると、ユーザーの興味を引きやすくなります」

    ポイント2:「ラーメン」「寿司」「焼き肉」のお店を選ぶ

    「うどんが主食」さんのレビューで、特に「いいね!」を集めているのは下記のジャンルです。

    • ラーメン
    • 寿司
    • 焼き肉

    もちろん、ユーザーによっても人気ジャンルは変わります。上記のジャンル以外でも、自分の好きな料理を中心に読者ウケのいいものを探してみるのもありです。

    うどんが主食さん「僕の場合『ラーメン』『寿司』『焼き肉』系のレビューには『いいね』が200~250件くらいはつく印象があります。もちろん、読者の層にもよるとは思うんですけど」

    ポイント3:メディアに紹介されたお店を選ぶ

    夕方や夜の報道番組といったグルメ特集やグルメ雑誌などで紹介されたお店は、アクセス数が上がります。

    しかし、ニュース番組などで紹介されたお店は翌日~3日前後はとても混雑しています。4日後以降、少しだけ落ちついたころに行きましょう。

    特にテレビで紹介された場合、その店舗ページへのアクセスは1万アクセス/週、もしくはそれ以上稼ぐこともあります。それだけ多くの人から注目されているので、レビューへの目も止まりやすくなります。

    STEP2:お店へ行って、写真を撮ろう

    お店を選んだら、実際に訪れましょう。そこで大事なのが「写真」です。

    「うどんが主食」さんは、レビュー用の写真として以下のものを撮影するようにしています。

    • お店の外観
    • お店の内観
    • 料理写真
    • メニュー表

    ポイントは、それを見たユーザーにお店に訪れたときの状況をイメージを連想させて、お店選びの手助けとなるような写真を撮ることです。

    そのために、次のようなものを撮影しましょう。

    ポイント1:席についている自分の目線と同じ角度で撮る

    置かれた料理と自分の目の位置を線で結んだ箇所から撮影した写真です。前述のように、料理が運ばれてきた瞬間のイメージを読者に喚起させることを狙いとしています。

    ポイント2:視点を低めにして見た構図で撮る

    視点を低くし、テーブルやお店の背景が写るような構図にし、料理に焦点をあてて背景をボカしたような写真です。グルメ雑誌などによく使われているような、料理の引き立つ綺麗な写りとなります。

    ポイント3:メニュー表も撮る

    店舗や料理だけでなく、メニュー表も撮影しましょう。料理写真と価格を見比べて、読者がコスト感を判断しやすくなります。

    うどんが主食さん「僕の使用しているカメラは『SONY・NEX-5』です。レンズは単焦点レンズを使用しています。知人にオススメされたんですけど、料理を綺麗に撮影できます」
    写真を撮る際はお店の人に必ず一言断ってから撮りましょう!

    STEP3:レビューを書こう

    「『食べログ』でのレビューでは、自分が思ったことを正直に書いています」と、「うどんは主食」さん。

    ここでは、レビュー文言を書くときのポイントをみてみましょう。

    ポイント1:思ったことを正直に書く

    「美味しい」と思った時には高評価を、「イマイチだな」と思ったら、それに見合った評価をつけましょう。

    食べログレビュアーのなかには常に高評価をつけるユーザーもいます。しかし、それではレビューの信頼性に関わります。自分が感じたこと・思ったことを正直に、読者にわかりやすく書きましょう。

    うどんが主食さん「僕は前情報にとらわれず、素直な言葉でレビューすることを心がけています。ときどき、正直過ぎるために運営側から修正依頼がくることもあるのですが」

    ポイント2:すぐ公開…ではなく、しっかり内容を見直す

    レビューを書いた勢いで公開…と行きたいところですが、早る気持ちをおさせて、もう一度レビュー内容を確認しましょう。

    書いた直後では見つけにくい誤字や語弊などは、時間をおくことで発見できます。読者からの信頼性を高めるためにも、しっかり確認しましょう。

    うどんが主食さん「レビューを書き終わったらいったん「下書き」状態にします。一週間後に改めて内容を見直し、問題なければ公開しています」

    「食べログ」レビューを続けるコツ

    レビューの読者を集めるには、上記のポイントをチェックするほか、レビューを書き続けることが大切です。「うどんが主食」さんは、どのように「食べログ」レビューを続けてきたのでしょうか。

    コレクションとして楽しんでみよう

    「うどんが主食」さんいわく、自分がおいしいと思った飲食店のレビューを推敲を重ねながら投稿する=大切なコレクションを磨く感覚に似ているとのことです。そのため、レビュー数が貯まれば貯まるほど、コレクションが増えてきたような喜びがあるそうです。

    うどんが主食さん「もともと食べることが好きだったので。自分のコレクションを増やす感覚でやれば、楽しく続けられると思います」

    今回、お話を伺ったのはこちら!

    うどんが主食さん

    2009年より「食べログ」のレビューを始める。一ヶ月に50件以上は外食を重ね、こだわりの写真と、高い更新頻度で、一躍読者数NO.1レビュアーの座に輝いた。現在では、讃岐うどんのプロデュースも行なっている。「今まで食に使った金額は、怖くて(正確には)出していませんが、交通費なども合わせて月に150万いったときもあります。とはいえ、やめられない。僕と食事に行くとなったときに、みんな喜んできてくれる。そんなのが嬉しいんですよね」と、うどんが主食さん。

    (写真提供:うどんが主食)
    (ライター:高根ちさと)

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