もうすぐ6月。6月といえばジューンブライド。結婚式間近というカップルも多いのではないでしょうか。
プロポーズされた!双方の実家へ挨拶も済んだ!結婚式場も決まった!あとは来たるべき日に向けて、準備を進めていくだけ……ですが。
- 「彼が全然手伝ってくれない!」
- 「2人で迎える一大イベントなのに、どうしてそんなに他人事なの?」
- 「このままじゃマリッジブルーになりそう……ほんとに彼と結婚していいのかな……」
そんな悩みをお抱えのプレ花嫁は多いはず。そう、男性って結婚式の準備をなかなか手伝ってくれないんですよね。どんなカップルも、結婚式前は喧嘩しがちなもの。
そこでここでは、やる気のない彼に結婚準備を進めてもらうコツをご紹介します!
まずは自分の意識変革から!
男女の溝は埋まらない
結婚直前の方にこんな言い方をするのは、夢を壊すようで恐縮ですが、事実です。
女性のみなさん、多くの方は子どもの頃おままごとや人形で遊んだ記憶があるのではないでしょうか。
おままごとには、お母さんやお嫁さんの役が必須です。着せ替え人形用の色とりどりのドレスもお店に並んでいます。つまり多くの女性は、年端もいかないうちから結婚生活および結婚式のイメージトレーニングを何度も行っているのです!
一方、男性はどのような遊びをするでしょうか。多くはカブトムシを取りに行ったり、戦隊ヒーローに夢中になったり、日が暮れるまでサッカーをしたりしています(もちろんそれが悪いと言いたいわけではありません)。
三つ子の魂百までとはよく言ったもので、このような育ち方をしていれば、適齢期になったというだけで、男女の結婚式に対する意識が同じレベルになるわけがないのです。
あなたは社長、彼は新入社員
荘厳なチャペル、誓いのキス、フラワーシャワー、花嫁の手紙……巷で見かける結婚式の風景はひとつひとつが感動的で美しく、憧れますよね。しかし、あまりにも思い入れが強すぎると、計画通りにいかないことがあったとき、とても辛い思いをします。
「一生に一度の結婚式だから」という言葉に、踊らされすぎてはいませんか?大事なのは、派手な演出でもなければ、豪華な装飾でもありません。新郎新婦が笑顔でハレの日を楽しむことです。
いっそ割り切って「結婚式は我が社のプロジェクト。私はデキる女社長、彼は新入社員!」と設定を作ってみてはいかがでしょうか?
視覚化して賢く準備しよう
タスクを「見える」化する
結婚式の準備では、本当に細かいことをたくさん決めなければなりません。少人数の披露宴でも、親戚や上司に失礼があっては気まずくなってしまいます。何度も確認し、各方面に連絡を取らなくてはならず、疲れてしまいますよね。
それは彼も同じ。最初に「招待客をリストアップして」と言われたから、仕事の合間にまとめたのに、アレルギーはないかとか引き出物はどうするのかとか、次々と決めなければならないことに追われ、「いつまで続くの?もう面倒くせー!」と投げやりになっているのでは。
そうならないために、2人だけのToDoリスト作成をお勧めします。アプリで共有・管理すれば、思いついたときにすぐ書き込めるので便利です。期限と役割分担の設定もお忘れなく。いつまでに何をするのか、パッと見て分かるようになれば精神的な負担は軽減されます。
おすすめのアプリ
デートなどで行きたい場所をワンタッチで共有できる機能があるカップル向けアプリ。結婚式場の下見などもこれでばっちりです。スケジュールを入れておけば、リマインドやカウントダウンもしてくれます。
便利なのが「ダンドリチェック機能」。結婚式準備はもちろん、新生活準備までリストアップしてくれています。ウェディングに関するコラムも豊富に載っており、モチベーションが上がりますね。
席次表やご祝儀の管理など、細かいデータもしっかり把握しなければなりません。Googleスプレッドシートなら共有も簡単で、パソコンで打ち込んだデータをスマホで見ることもできます。
あとはタイミングをみて、デキる社長であるあなたが、新入社員の彼の進捗をチェックしてあげてください。
感情的にならない
納得のいかないことがあっても、泣かないことです。こらえきれず涙を流してしまっても、あくまで冷静かつ理論的に話そうとする姿勢を見せることです。
新入社員に何かを注意するとき、上の人間が泣きながら・怒りながらでは、聞いてくれるはずもありません。論点をブレさせないように、穏やかに伝えるよう努力しましょう。話しているうちに混乱しそうだと思うなら、紙に書き出すのも効果的です。
女性が泣いてしまうと、男性は焦るものです。止めようとしてついついその場しのぎの発言をしたり、それ以上話す気をなくしてしまったり……。ケンカをしたときによく泣いているようなら、「またか」とウンザリしてしまいます。
ほめてほめて、さらにほめる
彼が自主的に何かをしてくれたときは必ずほめて、感謝の気持ちをはっきりと伝えましょう。ここで「私のほうがずっとがんばってる」「そのくらいで偉そうな顔しないで」などと言うのは、たとえ事実でも心の奥にしまっておきましょう。
休みの日の過ごし方
試着や打ち合わせは出席させる
これも先ほどご紹介した「視覚化」の一環です。ドレスの試着やウェディングフェアへは、できる限り一緒に行きましょう。しぶしぶだった彼も、ウェディングドレスを着た綺麗な彼女の姿を見たら、式への実感が湧くかもしれません。
ただし、悲しいかな、男性にとってウェディングドレスやブーケの細かな違いはほとんど気づかないものです。美容や服飾に造詣の深い彼なら別ですが、「こっちのレースとあっちのレース、どっちがいいかな?」なんて細かい質問を浴びせるのは勘弁してあげましょう。そんなことを聞いたが最後、彼は確実に「そんなのどっちでもいい」なんて地雷を踏んできます。
例えばウェディングドレスなら、前日までに母親や女友達と一緒に行って2〜4点程度に絞りましょう。「これとあれは、胸元の装飾がこんなふうに違うんだけど、写真映えするのはどっちだと思う?」と具体的に尋ねれば、彼も決めやすいはず。
オン・オフをはっきりする
休みの日には何かと結婚式の準備にかかりきりになりがちです。しかし、こんな時期だからこそ、まったく準備の話をしない時間も大切です。
午前中に会場で打ち合わせをしたら、午後はカフェでゆっくりする。招待状の発送が終わったら、ご褒美に彼の好きなお酒でカンパイする。
2人の関係は式が終わった後も続くのですから、リフレッシュすることでお互いを思いやれるようになりたいものですね。
どんどん他人を巻き込もう
両親の結婚式の写真を見せてもらう
式準備の途中報告などで実家へ赴くことがあれば、チャンスです。あらかじめ「参考にしたいので、結婚式の写真を見せてほしい」とお願いしておけば、快く見せてくれるはず。当日の様子や、今だから話せるエピソードなどを聞けば、場も盛り上がります。
「みんなが通る道」だと認識させれば、彼も「仕方ないな」と重い腰を上げてくれるのではないでしょうか。
中立的な人にそれとなく相談
悩んだら、他人に相談するのも1つの手です。おすすめは彼の男友達や、式場のプランナーさん。どちらかに偏りすぎず、アドバイスをくれるような人がいいでしょう。
男友達であれば、彼の気持ちに配慮した上でやんわりと忠告してくれます。プランナーさんは、たくさんのカップルを見てきているので、彼をやる気にさせる秘策を伝授してくれるかもしれません。
気楽に、前向きに!
スタッフはプロの方ばかりですので、不手際や緊急事態への対応は慣れています。たとえ準備段階で辛い思いをしても、式の日を迎えるまでの辛抱です。一生続くことではありません。当日、あたたかい祝福を受ければ、今までの苦労もいい思い出に変わります。
彼は人生を共に過ごすと決めた人です。少しくらいの意見のすれ違いがあっても、それを楽しめるくらいの気持ちでいたほうが、穏やかな家庭が築けるとは思いませんか?