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    運動神経は関係ない?今から始めるボルダリング入門

    知的スポーツで、危険が少なく、プレイスタイルがカジュアルだったりと、裾野が広い「ボルダリング」。全国大会も2015年2月で第10回を迎え、これからさらに競技人口は増えていくことでしょう。

    そんな話題のボルダリングを今から始めるためのポイントやコツなどを、新宿の「エスカラードクライミングジム」店長の佐々木さんにお伺いしました。

    本記事は、2015年5月の取材情報をもとに執筆されたものです。

    ボルダリングってどんなスポーツ?

    「壁に埋め込まれたカラフルな石を使って、壁をよじ登っていく」ボルダリングに対し、そんなイメージをもっている方も多いと思いますが…ほぼ、それで合っています!

    ボルダリングはロッククライミングの一種。「ホールド」と呼ばれるカラフルな石に手足をかけ、スタートからゴールをめざすというシンプルな競技です。

    ただしゴールまでの道のりに、どの石を使っても良いというわけではありません。

    • スタートからゴールまで指定された番号の石しか使ってはいけない。
    • 同じ番号の石であれば、触る順番は自由。
    • 必ずしもすべての石に触れる必要はない。
    • 壁やカンテ(壁面の角)を使っても良い。

    といったルールが難易度別に定められているのが、ボルダリングの面白いところです。

    まず写真左。これは、取材した「エスカラードクライミングジム」の難易度表です。10級〜7級は、足場はどの石でも自由なので、「つかむ石」さえ間違えなければ良いというルールです。

    いっぽう、6級以上はすべて足場も限定されています。指定された石だけで壁を登っていくのは、かなりの筋力とテクニックを要します。さらに上級になればなるほど、壁の傾斜もきつくなります。

    コース番号のシールは、写真右のように石のそばに貼ってあります。難易度表のカラーと照らし合わせると、7級、3級、4級であることがわかりますね。「S」はスタートの意味。この「S」の石を両手で握った状態からスタートし、コース番号が同じ石だけを使って壁を登ります。例えばオレンジの6番コースを選んだ場合…。

    登っている最中は、写真の範囲でもオレンジ色の「6」の石しか頼ってはいけないというわけです。た、縦に並んでる…!?しかしここを乗り越えなければ、「6G」と書いてあるゴールの石にはたどりつけません。

    佐々木さん(以下、敬称略)「難易度の設定はジムによってまちまちですが、どのジムでも初心者の方にはもっとも簡単なコースをご紹介しますので、安心してご来店ください」

    こちらが「エスカラードクライミングジム」で、もっとも簡単なコース。2〜3階の高さまでスイスイと登っただけで、おどろきの達成感!

    シンプルで奥深い「壁登り」の世界!

    ここでは、ボルダリングという競技の楽しさに触れたいと思います。

    道具の準備がほとんどいらない!

    ボルダリングで、最低限必要な装備はたったこれだけです。

    • 動きやすい服装

    家にある、汚れてもいいTシャツや短パンで問題ありません。ジムによってはレンタルウェアもありますが、数に限りがあるので、自前で用意したほうがいいいでしょう。

    • クライミングシューズ

    こちらはほとんどのジムでレンタルしていますので、靴下さえ履いていけば基本的にはオッケーです。石に足を引っ掛けるために、靴はぴっちりキツキツのサイズを履くことになります。

    もし自前で揃えたい場合は、1万5千円前後で買うことができますよ。

    サイズ選びが難しいので、一度お店の人にアドバイスを受けてから購入するようにしてください。
    • チョーク

    プレイ中はどうしても手が汗ばんでしまうもの。そんなとき、手の滑り止めに使用するのがチョークです。こちらも基本的にレンタルしていますので、用意していかなくても大丈夫です。

    体型や運動経歴を問わない

    普段使わない筋肉を駆使しながら、高みへ臨むのがボルダリング。体幹、筋肉、体重など、様々なバランスの良さが問われるため、「スポーツが得意=ボルダリングも得意」とは一概に言えないようです。これまで運動経験のないあなたでも、ひょっとしたら、ボルダリングの才能が眠っているかもしれません。

    佐々木「筋力を使って力技で登られる初心者の方もいらっしゃいますが、基礎からコツコツと練習された方のほうが、最終的な到達点は高いですね」

    ぶち当たる壁。それをこえた時の達成感

    実はボルダリングは、数少ない「一人スポーツ」。戦う相手は壁ですし、よーいドン!で同時にスタートテープを切るプレイヤーもいません。カジュアルな見た目と裏腹に、実はかなりストイックなメンタルが要求されるスポーツでもあるのです。

    クリアできないコースが現れ、何度もなんども挑戦し、試行錯誤の末にゴールできた時。他の競技では味わえないような、えも言われぬ達成感があるといいます。

    興味がわいたら初心者講習に行ってみましょう!

    いまボルダリングジムは、全国で350店以上!講習代やレンタル料は様々ですが、多くのジムで初心者プログラムが用意されています。興味があれば一人で飛び込んでも、温かく受け入れてくれることでしょう。

    ただ、店長の佐々木さんは、生まれて初めて行ったボルダリングジムで、指導されないまま放置されたという苦い経験があるそうです…。

    佐々木「あのときはどうしていいかわからなかったので、困ってしまいましたね。ちゃんとルールを説明してくれるジムかどうか、予約を入れる前に公式サイトやブログをチェックしたほうがいいと思います。あっ、参加する前に、爪は必ず切っておいてくださいね」
    初心者の方は、必ず係員の方の説明を守ってください。ふざけて取り組むと怪我につながる可能性もあります。

    これから確実に来る「ボルダリング」。あなたも今すぐ、チャレンジしてみませんか?

    今回お話を伺ったのはこの方!

    エスカラードクライミングジム 店長 佐々木隼人さん

    (image by 筆者)

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