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百戦錬磨のタクシー乗務員に聞く、高速渋滞につかまらないコツ

nanapi

もうすぐ夏休み!旅行にいくのは楽しみだけど、ドライブのときにいつも頭を悩ませるのが「渋滞」ですよね…。特に高速道路だと、いつまでたっても動かなくてイライラがどんどんつのっていってしまいます。

そこで、みなさんの悩みの種を解消すべく、「道のエキスパート」である、日本交通株式会社のタクシー乗務員さんにお話を聞いてきました!長年の運転で培ってきたプロのテクニックは、仕事だけでなくプライベートでも意外と使えるものばかり。

「高速で渋滞にはまらないためにはどうしたらいいのか」「いざ渋滞にはまってしまったときに早く切り抜けるコツ」などなど、目からウロコの情報満載ですよ〜!

本記事は、2015年8月の取材情報をもとに執筆されたものです。

1:出発は深夜帯にかぎる!

移動は深夜〜朝にかけてがベスト!

高速渋滞にはまらないようにするために、最初に気をつけたいのが「出発時間」。行楽シーズンに渋滞が起こりやすいのは、以下の時間帯になります。

  • 6〜9時くらいの朝方(行きの移動)
  • 夕方(帰りの移動)
  • 食事の時間帯(サービスエリアを中心に渋滞)

つまり、日の出ているうちは常に渋滞の可能性があるということですね…う〜ん、つらい…。

なので、渋滞をさけるためには、移動は極力深夜帯にするのがいいでしょう。朝方到着ぐらいを目指すような感じですね。ちょっぴり大変ですが、気持ちよく旅行をスタートさせるためにがんばりましょう!

移動は深夜から朝までに済ませよう!

長距離移動の場合

たとえば東京〜大阪間などの長距離移動の場合、夜中に出発しても、朝方に名古屋や関西の渋滞にかかってしまいます。

関西圏の渋滞のピークタイムは朝6〜9時。なので、その時間帯より前か先に着くように計画しましょう。「深夜に東京を出発して、朝のピークタイムに名古屋あたりで休憩しつつ仮眠をとる。そしてピークタイムが過ぎてから、また出発する」という流れだと、無理もなくてオススメです。

2:ルートは車線の多さで選べ!

こちらはちょっとマニアックですが、乗務員さんならではの経験と情報収集力をいかした知見です。

吉本さん「たとえば成田空港に行くとき、湾岸線ルートと京葉道路ルート、どちらがいいかというと、絶対に湾岸線のほうがいいんです。なぜなら、湾岸線のほうが車線の数が多いから。事故渋滞のときには車線が多いほうが圧倒的にはやく切り抜けられるので、車線の多いルートを選ぶようにしています」

車線数を知るためには、「Googleマップの航空写真を拡大して参考にしている」そうです。こ、これはかなりマニアック…!ですが、知っておいたらとっても便利ではないでしょうか。

吉本さん「ほかにも、曲がれるかどうかわからない交差点を調べるときに、航空写真を見て車線を確認することもあります」

とのこと。乗務員さんは、日々地道な努力をなさっているんですね…。

3:大型車のうしろを走れ!

渋滞の原因のひとつは、「車間をつめて走行する」こと。道が混んでくると、ほかの車が前に入ってこないように、ついつい車間をつめて走ってしまいがちですよね。ですが、車間をつめて走っていると、前の車がちょっとでもブレーキを踏むと連鎖的にうしろの車もブレーキを踏むので、あっというまに渋滞になってしまうんだそう。

田口さん「大型車は発進するのも止まるのも大変なので、ふだんから車間をあけて走っているんですよ。なので、前の車が少しブレーキを踏んでも、大型車はスピードを落とさないですみます。すると、そのうしろの車もペースを落とすことなく進むことができますよね。だから、長い距離を走るときには、大型車のうしろを走るとスムーズに進むことができるんです」

ただし、いくら大型車のうしろを走っていたとしても、車間をつめてしまうのはNG。少しの変動でブレーキを踏んでしまうので、うしろのほうで渋滞を引き起こしてしまいます。車間はなるべくあけて走るようにしまいましょう。それだけで、渋滞はかなり減らせるそうです。

混んできたら大型車のうしろを走ること。車間はしっかりあけましょう!

4:混んできたら左車線を走れ!

道が混んできたときは、心理的にみんなが右車線=追い越し車線に行こうとするために、左車線=走行車線のほうがはやく進むことができるそうです。

3車線あるところだと、混んでいるときは右車線が1番遅くなってしまうそうなので、あえて左車線を走るようにするといいでしょう。

5:渋滞の種類をみきわめろ!

渋滞のときには高速をおりたほうがいいの?おりないほうがいいの?

基本的には、その土地の道を知らなければ高速にとどまっていたほうがいいのだそうです。高速をおりてすぐ横の一般道を走っていたとしても、まわりの車も同じようにおりてきて、一般道も混んでしまうから意味がないのだとか。

ポイントは、渋滞の種類

しかし、渋滞の原因が工事や事故の場合は、一度高速をおりて、事故・工事現場の先から乗り直したほうがはやいそうです。特に事故の場合は処理に時間もかかるので、何時間もえんえんと動かない…なんてこともありえますからね。

今は、道路脇に見通し用のカメラが多く設置されているため、事故が起きると比較的早い段階で渋滞表示が出るそうです。とはいえ、それでも若干のタイムラグはあるので、何が原因で渋滞しているか、自分自身で現場判断をしたほうがいい場合もあります。

あまりに動かないようであれば「これは事故だ」と判断し、下道にまわってしまいましょう。また、停まってしばらく経ってからパトカーなどがきた場合も、事故だと判断することができます。

自然渋滞の場合は、高速をおりずに渋滞に付き合っているほうがはやいそうです。

つまり、

  • 自然渋滞のときは高速にとどまる
  • 事故・工事渋滞のときは一度高速をおりて、その先から乗り直す

と覚えておくのがよさそうですね。

コツを身につけて快適なドライブを!

ちょっとしたテクニックを頭に入れておけば、ドライブの質は格段にアップすることでしょう。

無計画に出発した結果、渋滞にまきこまれて泣きをみる…なんてことにならないよう、お出かけ前にはしっかりと計画を練って、旅行のスタートを快適に切れるよう心がけてくださいね。

取材協力

今回お話を聞いたのは、日本交通株式会社、乗務員のみなさん。左から、

氏名 勤続年数
安田晴之さん 1年9ヶ月
桑原誠さん 2年11ヶ月
吉本明広さん 2年5ヶ月
リーダー・浅賀喜之さん 2年4ヶ月
リーダー・田口和徳さん 15年5ヶ月
八木真さん 2年3ヶ月
波止一宏さん 9年4ヶ月
乗務員の方々の年齢と勤続年数は取材時の情報になります。

(image by 筆者)

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