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現役CA直伝!実は知られていない、子連れで飛行機に乗るときの裏ワザ

海外旅行や実家への帰省など、お父さんお母さんなら、小さな息子・娘を連れて飛行機に乗ることもあることでしょう。子どもが声をあげて泣かないか、搭乗中に寝ていてもらうにはどうしたらいいのか、飽きっぽい子どもを静かにさせる手はないか…。そんなお悩みを解決すべく、経験豊富な日本航空の客室乗務員さんにお話を伺いました。便選びのポイントから、機内でオススメの服装まで、家族で飛行機に乗るときに役立つアドバイスがたくさんです!

国内のお出かけや海外旅行など、飛行機に乗る機会はいちだんと多くなりました。パパママなら、小さいお子さんを連れて何時間も飛行機に乗らなくてはいけない場合もあります。「泣き止まなかったらどうしよう…」と不安なのではないでしょうか。

今回は、日本航空株式会社の現役CAである、上松可奈子さん(以下、上松さん)に直撃取材。子どもと一緒に飛行機に乗ったときの、「困った!」を解決するコツを教えていただきました!これで安心して空の旅を楽しめるようになりますよ。

本記事は、2015年9月の取材情報をもとに執筆されたものです。

搭乗前のポイント

おすすめの時間帯

小さな子どもを連れて飛行機に乗るときは、どんな時間帯の便を選ぶかも大事です。

上松さん「普段の生活リズムを崩さずに、無理せずに乗ることのできる時間帯を選ぶとよいですね」

ぜんぜん眠くないときに、暗い機内で眠らなければならないのは大人でも大変です。普段と違う環境に慣れにくい小さな子どもなら、不安に感じるのは当然のこと。

フライト時間が長めの国際線では難しいこともあるかもしれませんが、できる限り、いつもの生活ペースを崩さずに目的地へ着けるような便を選ぶようにしましょう。

夜中遅くや早朝に出発する便は避け、いつも子どもが寝ている時間には落ち着いて機内にいられる時間帯に出発する便を選ぶのが◎。

席の場所

便が決まれば、次は席の予約です。少しでも快適に機内の時間を過ごすためには、どのような席に座るとよいのでしょうか?

上松さん「真ん中のお席ですと、他の方と一緒になることもありますので、窓側からの席を並びでご予約されると良いかと思います。大人が1人の場合は、移動のしやすさを考えて、窓際ではなく通路側のお席をおすすめします」

下の画像で言えば、機体中央の4つつながった席ではなく、左右の3つつながった席をとるほうがいい、ということになります。

自分ひとりで座れるような子どもなら、窓際の席に座らせて、景色を見せて気分転換させることも可能ですが、ずっと抱っこが必要な小さい子どもなら、景色もすぐに飽きてしまいます。おむつ替えや気分転換をさせたいときにすぐ席を立てるよう、通路に面した席のほうが便利ですね。

上松さん「ギャレー(調理場)の近くですと、何かあったときも乗務員がすぐにお手伝いできますので、ご安心いただけるかと思います」

予約が必要なサービスも!

おむつが必要な子どもであれば、もちろん替えを持っていくでしょう。しかし、万が一足りなくなってしまったら、とても焦りますよね。

上松さん「おむつは国際線で準備がありますが、事前予約が必要です。お子様向けの機内食など、予約していないと受けられないサービスもありますので、ご注意ください」

機内食は、子どもの月齢・年齢にあわせて離乳食・幼児食・チャイルドミールの3種類が用意されています。他にも赤ちゃん用のベッドやチャイルドシートなども、事前予約していれば利用することができるのだそう。

少しでも快適に過ごすためには、早めの予約とサービス内容の下調べは必須項目と言えそうですね。

飛行中に子どもを眠らせる裏ワザ

チェックインから実際に搭乗するまでは、少し時間があります。この時間の過ごし方にも、ちょっとしたコツがあるのだそう。

上松さん「空港内にあるキッズランドで、めいっぱいお子様を遊ばせておくと、機内でぐっすりとお休みになることが多いようです」

空港での待ち時間は、お土産屋さんやカフェなどで時間をつぶしがち。ですが、少しでも長い時間子どもを遊ばせて疲れさせておくと、いざ席に着いたときにすんなりお昼寝してくれるというわけですね。

静かに眠っていてくれれば、親としてもひと安心。もちろんすべての子がスムーズに寝てくれるわけではありませんが、試してみる価値はありそうです。

参考:成田空港のキッズパーク羽田空港のキッズコーナー
お使いの空港に子どもが遊べる場所があるかチェックしておくと◎!

機内で子どもが泣いてしまったら

とはいえ、思わぬことでぐずってしまうのが子ども。声をあげて泣いてしまったとき、CAさんたちはどのようなサポートをしてくれるのでしょうか。

上松さん「まずはお子様をあやしているお母様に積極的に声かけをしています。お母様の不安なお気持ちは、お子様にも伝わってしまうかもしれないので、できるだけお母様にリラックスしていただけるようなお手伝いをしています。その一方で、まわりのお客様にも耳栓やアイマスクのご案内をするなど、アプローチを行っています」

子どもが大声で泣いてしまうと、周りの人へ申し訳ないという気持ちから焦ってしまいますが、ここはひとつ、経験豊富なCAさんたちに甘えてしまいましょう。

上松さん「カップにふたをしてガラガラを作るなど、簡単ではありますがちょっとしたおもちゃを作って差し上げています。国内線ではママさんCAが実際に使っていた絵本などもお貸しできます。また、ミルクを作ることもできますので、声をかけていただければ喜んでお手伝いいたします」

赤ちゃんのミルクは、実際に作ったことのある人でなければ、適温などが分かりません。そこで、JALのCAさんは全員、ミルクの作り方などの教育を受けるのだそうです。実際にお子さんのいる方はもちろん、そうでないCAさんでも、完璧にミルクが作れるとあれば、心強いですね。こういった点からも、お湯をすぐに使うことのできるギャレーの近くに座るのがよさそうです。

上松さん「離着陸のときに耳抜きができなくて泣いてしまうお子様もいらっしゃいます。そんなときには授乳や、もう少し大きければジュースやキャンディなどでアゴを動かすと、耳が痛くなりにくいようです」

大人でも気圧の変化で耳が痛くなり、辛い思いをすることがありますよね。自分の状況をうまく伝えられない子どもには、あらかじめ予防策をとってあげましょう。

上松さん「自由に機内を動けるタイミングであれば、周りのお客様がいないところにご案内することもできます。少し暗いところなど、環境を変えてあげると、落ち着いて寝てくれることもあるようですね」

知らない人がたくさん周囲にいることで、ストレスを感じる子もいるかもしれません。そんなときは環境を変え、安心感を与えられれば大人しくなってくれるかも。

少し大きくなったら

赤ちゃんの時期を終えても、親の悩みはつきません。特に活発な子は、飽きて前の席を蹴ってしまったり、機内を走り回ったりしがち。大人しく過ごしてもらうには、どうしたらよいでしょうか。

上松さん「お家にある、音の出ないお気に入りのおもちゃを準備されるとよいですね。また国際線では、席についているモニターで映画を見せている親御さんが多くいらっしゃいます。他にはDVDプレーヤーを持って来たり、iPadなどのタブレットのアプリで遊ばせている方もお見受けします」

DVDプレーヤーやタブレットを持ち込む際は、充電器も一緒に持っていると安心ですね。

共通しているのは、子どもの興味をひきつけるものを家から準備していくこと。ふだん遊んでいるところをチェックして、子どもが熱中しているものを見つけましょう。

おすすめの服装、グッズ

最後に、子どもを連れて飛行機に乗るとき、持っているといいものやおすすめの服装を教えていただきました。

上松さん「狭い機内で飲み物をこぼしたり、揺れなどで思うように動けない時間もありますので、お子様の予備の下着やお着替えは準備されたほうが良いと思います」

突然予期せぬ動きをするのが子ども。ミルクをこぼしてしまったり、トイレが間に合わなかったり…もしもに備えて、下着やTシャツなどの着替えは手荷物へ。

上松さん「メジャーなグッズですが、小さなお子様をお連れのお母様は授乳ケープをお持ちの方が多いですね。体温調節や、お子様をあやすのにも使えて、万能なアイテムです」

人目を気にせず授乳できるケープは、小さな子供連れのママには力強い味方です。ケープでいないいないばあをするなど、使い方はいろいろありそうですね。

また、小さな子どもを持つ親はいつも動きやすい恰好でいるかもしれませんが、それは機内でも同じことです。

上松さん「お子様も大人の方も、体温調節をしやすい服装がおすすめです。はおりものが1枚あると安心ですね。動きやすく、体を締め付けない服であることも大事です。お母様は、短いスカートは避けられたほうが良いかと思います」

デニムやぴったりした服は避け、ゆったりとした着心地のものを選ぶようにしましょう。はおりものを着ると暖かく、脱ぐと涼しくいられるような服装がよいそうです。

リゾート地に行くときは、ノースリーブのワンピースなど現地に合わせた格好をする人もいますが、子どもにはレギンスやタイツなどを履かせるようにし、冷え対策を万全にしましょう。

快適な旅行は準備あってのもの!

子連れの機内を快適に過ごすためには、便選びや事前予約、荷物のチェックなどの入念な準備が欠かせません。子どもがいると荷物が多くなって大変ですが、忘れ物がないか細かく確認するようにしましょう。

また、子どもは非常に敏感なので、親の不安な気持ちを即座に感じ取ってしまいます。「泣かないかな」「本当に大丈夫かな」と心配してばかりいるよりも、「まあ何とかなるだろう」と広い心でいたほうが、意外とうまくいくかもしれません。

もし予想外のことが起きてしまっても、客室乗務員さんが手厚いサポートをしてくれるので、一人でなんとかしようと焦る必要は全くありません。おおらかな心で、子どもと旅行を楽しみたいですね。

取材協力

日本航空株式会社
広報部企画グループ
キャビンアテンダント
上松 可奈子 さん

(image by 日本航空株式会社)
(image by nanapi編集部)
(image by ぱくたそ)
(image by amanaimages 1 2 3)

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